ハッシュタグキャンペーンとは？
InstagramやX（旧Twitter）では、投稿時に「#ハッシュタグ」を付けることで投稿を分類し、「ハッシュタグ検索」で関連する投稿のみを一覧表示できます。 この仕組みを活用した「ハッシュタグキャンペーン」では、ユーザーに指定のハッシュタグを付けて投稿してもらうことで、プレゼントキャンペーンなどへの応募を可能にします。 ユーザーは普段利用しているSNSをそのまま活用でき、面倒な会員登録なしで気軽に参加可能です。一方、運営側も専用サイトの制作や複雑な運用の手間を省き、手軽にキャンペーンを実施できます。
ハッシュタグキャンペーンのメリットとは？
前項で説明したように、日本国内ではX（旧Twitter）が約4,500万人、Instagramが約3,300万人に利用されています。そのため、すでに登録済みのSNSアカウントを活用できることで、参加のハードルが大幅に下がり、キャンペーンの参加率向上が期待できます。 さらに、投稿方法は指定のハッシュタグを付けるだけとシンプルなため、投稿自体の手間も少なく、気軽に参加しやすいのが特徴です。
ハッシュタグキャンペーンでは、「シミュラークル型」の情報拡散が最も効果的で、拡散力と影響力が高いとされています。 公式アカウントからの発信（インフルエンサー型やマスメディア型）は、フォロワーに対する一方向の情報発信となるため、拡散力という点ではやや限界があります。 しかし、ハッシュタグキャンペーンを活用することで、不特定多数のユーザーが参加し、自発的に投稿を行うため、シミュラークル型の情報拡散が期待できます。 さらに、シミュラークル型と影響力のあるインフルエンサーを組み合わせることで、拡散力をより一層高めることも可能です。
ハッシュタグキャンペーンには拡散の「アップダウン」の傾向があり、特に対象商品に対して関心の高いユーザーや影響力のあるフォロワーを通じて、認知度が高まりやすい特徴があります。 この仕組みにより、口コミのようにユーザーが自発的に参加し、投稿を通じてコミュニティが形成されていきます。結果として、キャンペーンを通じてより多くの人に商品やサービスの魅力を伝え、関心度を高めることが可能になります。 さらに、ユーザー同士の相互作用が生まれることで、企業側の一方的な広告とは異なり、より自然な形で情報が広がりやすくなる点もメリットです。
ハッシュタグキャンペーン開催時のポイント
弊社がハッシュタグ分析ツールを提供してきている経験上ハッシュタグキャンペーンを開催する際に大きなポイントが３つ
- 複雑なハッシュタグにしない
- 多数のハッシュタグを設定しない
- 内容の詳細を明確に書く
ハッシュタグは複雑化するとユーザーも入力の手間が増えそれだけで投稿するのに嫌気を差してしまう事があります。 例えば料理系のハッシュタグキャンペーンを行った際に「#料理で家族を笑顔にしようCP」「#スマイルクッキング」前者のハッシュタグの場合漢字、ひらがな、英語と組み合わせが多数のため 投稿が面倒になってしまいますが、後者であればカタカナなおかつ文字数も少なく入力の手間が少なく済み参加率を向上させる事が出来ます。
複数ハッシュタグを設定してより多くの拡散を狙い認知拡大のための意図が強くなりすぎてユーザー側のハッシュタグ設定時の手間を増加させてしまい参加率を下げてしまいますので、ハッシュタグ個数としては１〜２個が理想です。 ※ハッシュタグ投稿数で競わせるキャンペーンではこれに当てはまらない場合もあります。
開催している際に良く見られるのが何のハッシュタグを付ければ良いのか、何が貰えるのかが明確に記載されていなく条件も複雑に書かれているハッシュタグキャンペーンを見かける事が多々あります。 ユーザーにとって分かりやすい詳細をしっかりと書く事を心掛けて自分自身が参加した際に参加しやすいかどうかを判断して作成しましょう。 フォトコンテストの場合はサンプルの写真等を同時に載せるとユーザー側としてもどのような画像を載せるべきなのかが分かりやすいのでページ訴求ページ内にしっかりと記載しましょう。
キャンペーンガイドラインを守る事を意識する
X(旧Twitter)、Instagramでは公式のガイドライン・利用規約がありますので以下内容をリンク先をチェックして規約違反にならないように 気をつけて運用してください。
- X(旧Twitter)のガイドラインとは？
X(旧Twitter)では「キャンペーン実施についてのガイドライン」として以下が指定されています。
参加するユーザーは抽選時の当選確率をあげるために複数のアカウント作成して応募してくる事があります、X(旧Twitter)社では複数アカウントで応募した利用者はすべてのアカウントが凍結されることになりますので、当選資格を失効するを必ず明記してください。
同一内容やリンクを投稿する事はX(旧Twitter)ルール違反にあたり検索の質を低下させる理由となりますので、何度も投稿させるようなルールを設定しないでください。例えば多くツイートした人、リツイートした人を対象として抽選確率をアップなど、主催者の企画内容が原因で利用ユーザーがX(旧Twitter)検索から除外される可能性があります。1日複数回応募した場合無効となる旨を明記してください。
当選者を抽選する際に応募者を確認する必要があります。＠ユーザー名が含まれている事でタイムラインで全ての応募を確認できます。
関連するハッシュタグをツイートに含めてもらう事やキャンペーンに関連する事をツイートに追加してもらう事を推奨してもらうようにしてください。関係の内容をツイートして追加するとX(旧Twitter)ルール違反の原因となる可能性があります。
これらのガイドラインは参加者の適切な利用をサポートするためのものですが主催者側ではX(旧Twitter)ルールと検索のベストプラクティスを必ず確認するようにしてください
- Instagramのガイドラインとは？
インスタには、プロモーションガイドラインがあり、以下のことを禁止事項として定めています
コンテンツに誤ったタグを付けたりする事で他の利用者を仕向ける事を禁止しています。写真と関連性がないタグが設定する事を条件とする場合はルール違反となります。
投稿にいいねやページフォローを条件にAmazonギフト券〇〇円分を進呈するキャンペーンを開催する事を禁止しています。プレゼントがノベルティなどの場合は実施可能です。
キャンペーンの種類について
X(旧Twitter)、Instagramでは様々なキャンペーンの種類があります、それぞれのメリットデメリットを考慮して企画しましょう。
フォロワーしている人がいいねした投稿やリツイートした内容もタイムラインに流れてくるX(旧Twitter)の特性上情報拡散を広く望めます
画像・動画をメインに投稿するSNSのため、ブランドの世界観を伝える事やリンクを設置する事で直接的な購買や来店に繋げる事が望めます
- リツイートCP
- フォロー＆〇〇CP
- ハッシュタグCP
- フォトコンテストCP
公式サイト側で投稿をX(旧Twitter)上でリツイートしてもらうキャンペーンとなります。 参加ユーザーはリツイートするだけなので、ボタンワンクリックで参加しやすいというメリットもあり、フォロワーを多数抱えているユーザーの目に止まりリツイートされる事で拡散力が非常に高く望めます
X(旧Twitter)、Instagramどちらでも可能なため両方で開催する事で参加ユーザーの幅を広げつつ、どちらのSNSでも拡散力を高める事が可能となります。
主に写真・動画に強いInstagramで参加ユーザーがテーマに沿った写真を撮影しハッシュタグを付けて投稿するというもの、ユーザーが商品や景色を撮影したものを同意の上２次利用するなど拡散だけではなくその後の広報素材として活用する事も出来るため一石二鳥となります。
総評
SNSのキャンペーンでは様々な手法や応募方法がありますが、基本となるのはまずはフォローをしてもらう事が大前提となります、フォローしてもらう事で継続的に情報を発信する事が可能となります。事例をみる限り情報拡散力が高いX(旧Twitter)がキャンペーンには相性も良いですが写真をメインに行う場合はやはりInstagramが良いでしょう。キャンペーンの目的や目標によってSNSを使い分ける事がキャンペーン成功の鍵となります。またユーザーと一緒に作り出す事が非常に重要となりますので、強制的に投稿を促すような内容はPRとして逆効果の場合もありますので、企画する際には自身が参加したいかどうかを検討して企画しましょう。
ハッシュタグ分析ツール「hashout」とは？
フォロワー獲得の推移や「いいね」数などを計測。効果検証、過去集計、競合他社の実績調査、SNSマーケティングの様々な場面で活用でき、サービス運用開始から2000社以上の企業様にご利用いただいております。
ハッシュタグ分析の登録方法
ハッシュタグ分析ツール「hashout」では1週間無料で全機能対応の体験期間をご用意しております。 自動的にタイムライン上に掲載されている投稿をハッシュタグを元に収集致します。 収集登録方法は指定のキーワードを入力するだけなので経験が浅い担当者の方でも簡単にご利用いただけます。 弊社では難しい機能を削ぎ落とし、誰でも簡単に扱えるようなUI/UXを目指しておりますので、機能はシンプル、集計は高精度の管理画面となっております。
自動収集後、管理画面で集計結果を確認
参加者人数・応募者や総いいね数、投稿回数の推移などグラフで確認出来ます、デザインに拘り誰でも使用しやすいUI/UXを目指しております。 企画戦略からプロモーション終了後の資料作成、SNSビジネスのヒントにご活用いただいており、運営対策などにも有効的です。
PDF自動レポート機能付き
リリース当初より大人気の機能が「PDF自動レポート機能」期間を設定し、ボタンワンクリックで期間中の投稿回数やグラフ、人気投稿の特徴や概要を簡潔にまとめ、数十秒で取得可能。 クライアントへの提出資料やデータ管理を手軽に行えます。クライアントへの急な資料提出や、会議での資料として即座にご活用いただけます。弊社サービス人気NO1機能
（レポートに含まれる内容：日時集計 / ランキング・ベスト5 / 人気投稿」に選出された傾向 / トップインフルエンサー解析結果 / もっとも投稿された時間 / エンゲージメントされやすい時間の傾向 / エンゲージメントが高いハッシュタグ / 人気投稿に使われたハッシュタグ）
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