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「名前を出さなくても本人に届く」——Xのアルゴリズム変更で、推し投稿がクリエイターのタイムラインに流れ込むようになった

shiritomo | AI・SNS・話題のテック情報メディア by Hashout編集部 @shiritomoAI_jp 2026年5月15日 更新
「名前を出さなくても本人に届く」——Xのアルゴリズム変更で、推し投稿がクリエイターのタイムラインに流れ込むようになった

「あのポスト、本人に見られてたらどうしよう……」

そう思ってドキドキしたことはありませんか。
実は今、Xのアルゴリズムが変更されたことで、ファンが書いた推し活投稿が本人のタイムラインに表示されやすくなっているようです。

この話題が大きく広まったきっかけは、人気シンガー・Geroさんが実体験をXに投稿したことでした。
「名前を出さなくてもおすすめ欄に流れてくるようになった」という一言が、ファンの間で一気に広まり、8,000件以上のいいねを集めました。

Xアルゴリズムの何が変わったのか

この変更はSNS運用者の間でも大きな話題となりました。
Xアルゴリズムに詳しいデジライズCEOのチャエンさんも「人が決めたルールで並べる仕組みをやめて、AIが”あなたの行動”から全部判断する方式に変更された」と速報を出し、多くの反響を集めました。

2026年1月、XはおすすめタイムラインのアルゴリズムをGrok基盤のAIモデル(Phoenix)へ全面移行し、コードをオープンソースとして公開しました。

これにより何が変わったかというと、「フォロー関係」よりも「行動・関心の近さ」を軸にコンテンツが配信されるようになったのです。

具体的には、あなたが過去にいいねした投稿・リプライした投稿・長く読んだ投稿などを学習したAIが、「この人が興味を持ちそうな投稿」を積極的に推薦する仕組みです。

つまり、Geroさんを日頃からよくいいねしているユーザーのXアカウントを、アルゴリズムが「Gero関連コンテンツに反応する人」と認識し、そのユーザーが書いた推し投稿をGeroさん本人に推薦する——という流れが起きうる、ということです。

ファンの反応は二極化

この変化に対するファンの反応は、真っ二つに分かれました。

「愛を叫ぼう!どんどんいいところを書きます!」と前向きに受け止める人がいる一方で、「恥ずかしい投稿を見られていたら……」「萌え語りが全部本人に届いてるの?」と心配する声も相次ぎました。

シンガーのI_Nozomiさんも、ファンとのライブ前のやり取りの中で「Xが私の元に届けてくれていれば全部見ていますよ!」と語りかけており、アルゴリズムがファンと演者の距離を縮めていることを実感しているようです。

「良いところを投稿しよう」という新しい文化

Geroさんの投稿が話題になって以来、Xでは「推しのいいところを書いて届けよう」という動きが広まっています。

かつては「応援ポスト=本人には届かない」という感覚があったためか、ファンは自分の感想を自由に書き連ねていました。
しかし今後は「本人に見られるかもしれない」という意識が、投稿の内容に影響を与えそうです。

アルゴリズムの変更が、応援文化そのものの質を変えつつある——そんな時代の変わり目を感じます。

「2割の可能性」という数字の意味

一部のXユーザーから「名前なしでも2割の確率で本人に届く」という情報が広まっています。

これはXの公式見解ではなく、アルゴリズムの挙動からユーザーが推測した数値です。
とはいえ、Groさんのような第一線で活動するクリエイターが実体験として語っている以上、完全に否定もできません。

X公式はアルゴリズムの変更について「ユーザー体験の向上のため」と説明するにとどまっています。
数値の正確性はさておき、フォローやいいねの履歴から文脈を読み取るAIが、推し投稿を本人に届ける確率を高めていることは間違いなさそうです。

SNS運用への影響

この変化は、ブランドやクリエイター側にとっても無視できない変化です。

フォロワーではないユーザーからのポジティブな言及が、自分のおすすめ欄に届くようになるということは、ブランドに対する「自然な応援の声」もより見つかりやすくなる、ということでもあります。

ユーザーが自分の言葉で語った口コミ投稿は、広告よりも信頼性が高く、エンゲージメントを生みやすい傾向があります。
クリエイターやブランド担当者は、こうした「エコー」をアルゴリズムが拾ってくれる時代であることを意識した運用を考えてみてもよいかもしれません。

さらに深掘りしたい方へ

まとめ

Xアルゴリズムの変更により、ファンの推し投稿がクリエイター本人のタイムラインに届きやすくなりました。
Geroさんの実体験が示したように、「名前を出さなくても本人に見られているかもしれない」という新しい現実が、推し活の文化にじわじわと変化をもたらしています。
どうせ届くかもしれないなら、愛を込めた言葉を投稿してみてはいかがでしょうか。