“絶対に遊んではいけない”ホラー『プレイ禁止』が発売延期、共同開発終了でSCRAPが単独制作へ
「プレイした場合に起きるいかなる事象に対して一切の責任を負いません」。
そんな一文が公式サイトに掲げられたホラーゲーム『プレイ禁止』が、2026年9月29日に発売延期を発表しました。
予定していたのは2026年夏。
同時に、共同開発を担っていた「ファーレンハイト213」との協業も終了することが明らかになりました。
2000年代のインターネットで語られてきた都市伝説のブラウザゲームを”復元”するという異色の企画だけに、体制変更のニュースはX上でも一気に広がっています。
ゲームファンはもちろん、複数スタジオが手を組む共同開発プロジェクトがどう進み、どう終わるのかに関心がある方にも参考になる一件です。
先に結論をまとめると:
– SCRAPは2026年9月29日、『プレイ禁止』の発売延期とファーレンハイト213との共同開発終了を発表した
– 新たな発売時期は未定。
今後はSCRAP主体の新体制で制作を続ける
– Xでは発表直後から拡散し、体制変更の行方に注目が集まった
発売延期と共同開発終了、同時に発表された中身
『プレイ禁止』は、リアル脱出ゲームで知られるSCRAPが企画・販売するPC(Steam)向けホラーゲームです。
2000年代のインターネット上で都市伝説として語られてきた架空のブラウザゲーム『ゲエむ』を、データ発掘・復元した作品という設定で作られています。
当初は2026年夏の発売を予定していましたが、SCRAPは9月29日、この発売時期を延期すると発表しました。
同時に発表されたのが、共同開発パートナーだった「ファーレンハイト213」との協業終了です。
双方で協議を重ねた結果、合意のうえで決定したとされています。
今後はSCRAP主体の新たな体制で制作を継続する方針です。
このニュースはXでもすぐに拡散しました。
“絶対に遊んではいけない”ホラーゲーム『プレイ禁止』が2026年夏に予定していた発売を延期。「ファーレンハイト213」との共同開発も終了https://t.co/wRg6UHiJ0Z
— 電ファミニコゲーマー (@denfaminicogame) 2026年9月29日
協議を重ねた結果、双方合意の上で決定。今後はSCRAP主体の新体制で制作を継続し、新たな発売時期はあらためて案内 pic.twitter.com/a5dO5QOYCN
引用した投稿には、SAVE・OPTIONの表示が残るレトロなゲーム画面の写真が添えられており、”復元”というコンセプトが視覚的にも伝わる内容になっています。
ただ、延期の理由や『プレイ禁止』というゲームそのものの成り立ちは、この投稿だけでは分かりません。
そこで発表元の情報を確かめてみました。
なぜファーレンハイト213との協業は終了したのか
SCRAPの発表によれば、延期と体制変更は現在の制作状況を踏まえた判断だとされています。
ファーレンハイト213は、『Fate/Grand Order』のクリエイティブディレクターなどを務めた塩川洋介氏が率いるスタジオです。
両社は「双方合意の上」で共同開発を終了したとしており、対立やトラブルを示す表現は公式発表には見当たりません。
SCRAPは「より良い作品をお届けできるよう、引き続き制作を進めてまいります」とコメントしており、プロジェクト自体を中止するのではなく、体制を組み直して継続するという立場を明確にしています。
『プレイ禁止』とはどんなゲームなのか
タイトルの元になっているのは、2000年代のネット掲示板で語り継がれてきた「絶対にプレイしてはいけないブラウザゲームがある」という都市伝説です。
『プレイ禁止』は、その”実在しない”はずのゲームを発掘・復元したという体裁のホラーアドベンチャーで、公式サイトには「プレイした場合に起きるいかなる事象に対して一切の責任を負いません」という警告文が掲げられています。
対応言語には日本語・英語に加えて繁体字・簡体字も予定されており、国内だけでなく海外のホラーゲームファンからも注目されてきたタイトルです。
共同開発を担っていたファーレンハイト213は、『つるぎ姫』などの自社タイトルも並行して手がけているスタジオです。
今回の協業終了によって、同スタジオが今後『プレイ禁止』の制作に関わることはなくなりますが、公式発表を見る限り、これは対立の結果ではなく、それぞれが自社タイトルの制作に集中するための整理という色合いが強いように見えます。
Shiritomo GAME編集部の考察
今回の発表で目を引くのは、延期そのものより「共同開発の終了」を同時に明かした情報開示の姿勢です。
複数スタジオが手を組むプロジェクトでは、体制変更を伏せたまま延期だけを発表し、後になって「実は開発体制が変わっていた」と分かって不信感につながるケースも少なくありません。
SCRAPは延期の理由に直結する体制変更を最初から公表することで、憶測が広がる前に情報を出し切る道を選んだと言えるでしょう。
都市伝説をモチーフにした企画だけに、変に隠し立てをすると”本当に何かあったのでは”という別の噂を呼びかねません。
そう考えると、今回の発表の仕方は題材との相性も含めて理にかなった判断だったのではないでしょうか。
まとめ
『プレイ禁止』は発売延期とファーレンハイト213との共同開発終了を経て、SCRAP主体の新体制で制作が続けられます。
新たな発売時期はまだ発表されていませんが、都市伝説を”復元する”という企画の魅力は健在です。
続報を待ちたいところですね。