「マジでエグい」Pixel 10aが1万2900円値上げ、Galaxy S26も発売中なのに最大3万5000円アップ

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年10月1日 更新
「マジでエグい」Pixel 10aが1万2900円値上げ、Galaxy S26も発売中なのに最大3万5000円アップ

Googleストアの「Pixel 10a」のページを開くと、価格の表示が79,900円から92,800円に変わっています。
発表されたばかりの新製品ではなく、すでに店頭やオンラインストアで売られていた端末の値段がそのまま書き換わった格好です。
この動きを見たユーザーからは「マジでエグい」という声が上がりました。
コスパの良さで評価されていた機種だけに、スマホの買い替えを検討している人、価格を見て購入時期を決めている人には直結する話です。

先に結論をまとめると:
– Pixel 10aは79,900円→92,800円(128GB、+12,900円)、Galaxy S26シリーズも全モデルで1万9400円〜3万5000円の値上げが10月1日付で実施されました
– 背景にあるのはAI向け需要で逼迫しているメモリ(DRAM:データを一時的に記憶する半導体部品)価格の世界的な高騰です
– すでに販売中だったモデルまで値上げの対象になったのが今回の特徴で、今後さらに価格が動く可能性もあります

Xで広がった「スマホ値上げ」への驚き

今回の値上げが話題になったきっかけは、価格の変化をまとめた投稿でした。
Pixel 10aとGalaxy S26・S26+・S26 Ultraの旧価格と新価格を並べたポストが1,000件を超えるいいねを集め、16万回以上表示されています。

投稿には複数の画像が添付されており、確認できた1枚にはGoogleストアの商品ページで「Pixel 10a ¥92,800より」と表示されている画面が写っています。
投稿者は「いやいやいや、マジでエグい….。
(既に来年の新型が怖い)」とコメントしており、来年のモデルの価格まで心配する声が出るほどのインパクトだったようです。
この投稿の数字だけでも十分驚きですが、なぜこのタイミングで、しかも発売済みのモデルまで値上げされたのかは別に調べる必要がありました。

調べて分かったこと

なぜ今、値上げなのか?

値上げの理由として各社が挙げているのは、メモリ(半導体の記憶装置)の価格高騰です。
Googleの幹部は、メモリ1ギガバイトあたりの価格が2025年の2.80ドル(約440円)から2026年には12ドル(約1,900円)まで上昇したと説明しています。
わずか1年でメモリの単価が4倍以上に跳ね上がった計算です。

この背景には、生成AIを動かすデータセンター向けに「HBM(広帯域幅メモリ:複数のメモリチップを積み重ねて高速なデータ転送を実現する半導体部品)」と呼ばれる高性能メモリの需要が急増し、スマートフォン向けの一般的なメモリまで品薄・値上がりしているという事情があります。
GIGAZINEが報じた業界試算では、2026年第1四半期だけで半導体の契約価格が前四半期比90%も高騰しており、スマートフォンの製造コストにもその影響が及んでいるとされています。
Googleは、メモリ価格の急激な高騰を受けて既存モデルを含めた価格の見直しに動いており、今回はその一環とみられます。

具体的にいくら上がったのか?

Pixel 10aは128GBモデルが79,900円から92,800円(+12,900円)、256GBモデルが94,900円から107,800円(+12,900円)になりました。

Galaxy S26シリーズはより広い範囲が対象です。

  • Galaxy S26(256GB):136,400円→155,800円(+19,400円)
  • Galaxy S26+(256GB):169,920円→192,130円(+22,210円)
  • Galaxy S26 Ultra(256GB):218,900円→239,800円(+20,900円)
  • Galaxy S26 Ultra(1TB):299,200円→334,200円(+35,000円、シリーズ内で最大の値上げ幅)

上位モデルほどストレージ容量が大きく、メモリやストレージそのものの搭載量が多いため、値上げ幅も大きくなっている形です。

値上がりはいつまで続くのか?

気になるのは、この値上げが一時的なもので終わるのかという点です。
業界の需給予測では、メモリの世界的な供給不足は2027年まで続く見通しとされており、短期間で元の価格水準に戻る根拠は今のところ見当たりません。
実際、ソニーが10月8日に発売する新型の「Xperia 10 VIII」も、前モデルから2万円以上高い価格設定になるなど、メモリ高騰の影響は特定のメーカーに限った話ではなく、スマホ業界全体に広がっている動きとして見ておく必要がありそうです。

購入を予定している人は、値上げ前の在庫や型落ちモデル、各キャリアの下取り・ポイント施策をあわせて確認すると、実質的な負担を抑えられる場合があります。

Shiritomo GADGET編集部の考察:値上げが直撃するのは「普及価格帯」の機種

今回の値上げで興味深いのは、上がり幅が一律ではなく、容量の大きいモデルほど金額が膨らんでいる点です。
これは当然ですが、見方を変えると「メモリ・ストレージをどれだけ積んでいるか」が価格変動の直接のリスクになっているということでもあります。

これまでPixel 10aのような普及価格帯のモデルは、性能を少し抑える代わりに価格を安く抑える設計でコスパの良さを打ち出してきました。
しかしメモリのコスト比率が、エントリーモデルの製造コストの約2割から今後4割近くまで上がるとされる状況では、安さを売りにしていた機種ほど値上げの影響を相対的に大きく受けやすいという逆転現象が起きています。
メーカー側が今後取り得る選択肢は、価格を据え置いてメモリ搭載量を減らすか、価格を上げて仕様を維持するかのどちらかで、Pixel 10aとGalaxy S26は後者を選んだ格好です。
しばらくは、同じ価格帯でもモデルごとに「どちらの判断をしたか」を見比べる視点が、購入機種を選ぶうえで役立ちそうです。

まとめ

Pixel 10a・Galaxy S26シリーズとも、発売済みのモデルを含めて10月1日付で値上げされ、背景にはメモリ価格の世界的な高騰があります。
値上げの波はメーカーを問わず広がりつつあり、しばらくは価格の動きそのものが買い時を左右する時代が続きそうです。

さらに深掘りしたい方へ