ボーズ有線イヤホン11年ぶり復活、USB-Cで充電いらずのノイキャンを実現した理由
バッテリーを一度も充電せずに、ノイズキャンセリングが使える。
普段イヤホンの充電を忘れて焦った経験がある人には、ちょっと意外に聞こえるかもしれません。
ボーズが約11年ぶりに有線イヤホンへ回帰し、しかも本格的なノイズキャンセリング機能を積んだ新製品を発表しました。
ワイヤレスイヤホンが主流になった今、なぜこの選択をしたのか。
購入を考えている人が気になる価格・発売日とあわせて見ていきます。
先に結論をまとめると:
– ボーズが「Bose Noise Cancelling Wired Earbuds」を10月23日に発売、価格は税込16,500円
– USB-C接続でケーブルから給電するため内蔵バッテリーの充電が不要、Bluetoothペアリングも要らない
– クワイエット・アウェア・ANCオフの3モードでノイズキャンセリングを切り替えられ、ロスレス音源の再生にも対応する
何が起きたのか
ボーズが2026年10月8日、USB-C接続の有線イヤホン「Bose Noise Cancelling Wired Earbuds」を発表しました。
同社が有線タイプの新製品を出すのは約11年ぶりだといいます。
10月8日から予約を開始し、発売は10月23日、価格は税込16,500円です。
カラーはブラックとホワイトスモークの通常色に加え、デュードロップミントという限定色も用意されています。
最大の特徴は、USB-Cケーブルで接続した本体から電力をもらう仕組みです。
つまりイヤホン自体に充電用のバッテリーを積んでいないため、充電切れでノイズキャンセリングが使えなくなる心配がありません。
Bluetoothでのペアリング作業も不要で、ケーブルをつなげばすぐに使い始められます。
調べて分かったこと
なぜ今、有線に回帰したのか
ワイヤレスイヤホンが主流になった今、有線接続は一見時代に逆行しているように見えます。
しかし海外メディアの報道によれば、近年は若い世代を中心に有線イヤホンが再評価される動きがあるといいます。
充電切れの心配がない、音の遅延が原理的に起きにくい、ケース込みでの紛失リスクがない——こうした有線ならではの利点があります。
Bluetoothイヤホンが普及した後だからこそ、逆に目立つようになったとも言えそうです。
ボーズはこの流れに対して、ノイズキャンセリングという「無線機種の目玉機能」を有線のまま持ち込むという形で応えた、というのが今回の製品の位置づけになります。
Bloombergの公式X(旧Twitter)も、この製品を次のように伝えています。
「ボーズは99ドルの有線ノイズキャンセリングイヤホンを発表した。
有線のイヤホンが若い買い手の間で再び支持を集めているタイミングで、珍しい機能を投入した格好だ」(日本語訳)という趣旨の内容です。
Bose introduced a $99 wired pair of noise-canceling earbuds, offering a rare feature at a time when corded earphones have seen a resurgence among younger shoppers.
— Bloomberg (@business) 2026年9月28日
Read more here: https://t.co/UnqjMrUwOX
📷: Bose pic.twitter.com/PM7O3NB4Ng
スペックはどうなっているか
確認できている仕様は次の通りです。
左右のイヤホンに2基ずつ、合計4基のマイクを搭載し、周囲の音を継続的にモニタリングしてノイズを打ち消します。
リスニングモードは、ノイズキャンセリングを効かせる「クワイエットモード」、外の音を取り込む「アウェアモード」、ノイズキャンセリングを切る「ANCオフモード」の3種類。
ケーブルのインラインリモコンで、音量調整や再生、通話応答、モード切り替えまで物理ボタンで操作できます。
本体はIPX4相当の防滴仕様で、ロスレス音源の再生にも対応しているとのことです。
なお、国内では量販店のビックカメラや専門店のe☆イヤホンなどで試聴できる予定です。
Shiritomo GADGET編集部の考察
今回の製品が面白いのは、ノイズキャンセリングという「ワイヤレス機種の目玉機能」を、あえて有線に持ち込んだという設計判断です。
ノイズキャンセリングはこれまで、バッテリーを積んだワイヤレス機種の差別化要素として扱われてきました。
ボーズは電源をケーブル経由の給電に置き換えることで、バッテリー劣化や充電切れという弱点そのものを消してみせました。
価格も16,500円と、同社のワイヤレスノイズキャンセリングイヤホンよりかなり手が届きやすい設定です。
テレワークの合間や出張中など、充電する暇がない場面で「とにかく今すぐ静かにしたい」というニーズに刺さる製品設計といえるでしょう。
有線接続ゆえにスマートフォンのイヤホンジャック非搭載という制約はありますが、USB-Cポートさえあれば使えるため、PCやタブレットとの組み合わせでも需要がありそうです。
まとめ
ボーズが11年ぶりに有線イヤホンへ回帰し、USB-C給電でノイズキャンセリングを使える新製品を10月23日に発売します。
価格は16,500円。
充電切れを気にせずノイズキャンセリングを使いたい人にとって、選択肢の一つになりそうです。
普段使っているワイヤレスイヤホンのサブ機として、PC作業中だけ有線に切り替えるという使い方も考えられるでしょう。
さらに深掘りしたい方へ
製品の詳細については、以下も参考にしてください。