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X宣伝は「最低6回はしないとフォロワーに行き渡らない」――自費出版作家が実感した変化

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年10月6日 更新
X宣伝は「最低6回はしないとフォロワーに行き渡らない」――自費出版作家が実感した変化

「宣伝は最低6回はしないとフォロワーに行き渡らない」。
ある作家からそう聞いたという一文から始まる投稿が、5,340件のいいねと1,817件のリポストを集めました。
投稿したのは漫画家の後藤羽矢子さん(@hayakogoto)です。
宣伝を毎日続けるようになってから、宣伝した直後にちゃんと売れることを実感したといいます。

宣伝するたびに「しつこいと思われないか」と不安になり、つい控えめにしてしまう。
SNSで発信する人なら一度は通る悩みではないでしょうか。
この投稿には、同じ悩みを抱える作家やミュージシャン、クリエイターから共感の声が相次ぎました。
何が書かれていて、どんな反応が集まったのか見ていきます。

先に結論をまとめると:
– 自費出版の電子書籍を毎日宣伝するようにしたところ、宣伝直後に売上が動くようになったと後藤さんは明かしている
– きっかけは「宣伝は最低6回」という他の作家からの助言で、1回の宣伝だけではフォロワー全員には届かないという実感が背景にある
– 引用投稿には「回数を増やしても伝わっていなかった」「時間が取れず頻度を上げられない」など、発信側に共通する悩みが並んだ

宣伝をためらっていた漫画家が投稿した「6回」の実感

投稿したのは漫画家の後藤羽矢子さんです。
マンガ情報サイト「まんがseek」によると、1995年に『コミックパピポ』でデビューして以来、これまでに45作品が登録されている、30年以上のキャリアを持つクリエイターです。
その後藤さんが明かしたのが、自費出版の電子書籍を宣伝する頻度についての実感でした。

「宣伝は最低6回はしないとフォロワーに行き渡らない」という助言を他の作家から聞き、それまでは「しつこいとウザがられるかな」と控えめにしていた宣伝を毎日に切り替えたところ、宣伝した直後にきちんと売れるようになった、という内容です。
10月6日朝の投稿から半日ほどで、5,000件を超えるいいねと1,800件を超えるリポストを集めました。
ただ、数字の大きさだけでなく、引用リポストの中身を見ていくと、この投稿がなぜここまで多くの人の背中を押したのかが見えてきます。

なぜこの投稿がバズったのか

今回のような個人の気づきを綴った投稿は、企業の発表のように調べて裏を取れる「事実」が少ない一方で、反応した人たちの顔ぶれや言葉から「何に共感が集まったのか」を分解することができます。

発信者の立場が説得力を持たせた

後藤さんは一度きりの投稿で結果を語ったわけではありません。
30年以上にわたり作品を発表し続けてきた現役クリエイターが「自分の宣伝のやり方を変えたら数字が動いた」と実体験で語った点が、フォロワーにとって単なる一般論以上の重みを持たせたと考えられます。

同じ悩みは作家だけのものではなかった

引用リポストを見ると、共感したのは作家に限りませんでした。
ミュージシャン活動をするgorosuke_music(@gorosuke_music)さんは、次のように引用しています。

「ミュージシャンの宣伝ももっと繰り返しして欲しいと思ってる。
気づいたら終わってたり、予定が入っちゃってたり。
みなさん宣伝控えめ過ぎでは〜」という内容で、告知を控えめにしすぎることで機会を逃している側面があるとの指摘です。
長年出版の現場に関わってきたというkiichirosjp(@kiichirosjp)さんも、「著者手書きPOP」を書店に立てたときに同業者に笑われた経験を振り返りながら、「何もしない人ほど、よく笑う」と引用しました。
発信する立場の人が共通して抱える「宣伝への引け目」が、ジャンルを越えて可視化された形です。

ただし「回数さえ増やせばいい」わけではないという声も

一方で、単純な頻度の問題ではないと補足する引用もありました。
小説投稿をしている222novel(@222novel)さんは、「回数が多くてもコピペじゃない宣伝文等ひと工夫されていると、どんな作品なのか気になって読みたくなります」と引用しています。
回数を確保しつつ、毎回の文面を使い回さず変化をつけることが、受け取る側の印象を左右するという指摘です。
実際に「同じ宣伝を何回かやっていてもフォロワーさんにキチンと内容が伝わってなかったということが実際に何度もあった」と自身の経験を添えた引用もあり、単に投稿回数を数えるだけでは測れない部分があることがうかがえます。

宣伝「何回が適切か」は、昔からあるマーケティングの問いでもある

発信者側の悩みとして語られがちなこのテーマですが、マーケティングの世界には「セブンヒッツ理論」と呼ばれる古くからの考え方があります。
人が商品の存在を知ってから購入に至るまでには、平均して7回前後の接触が必要になる、というものです。
後藤さんが作家仲間から聞いたという「最低6回」という数字は、この理論とおおむね近い水準といえます。
詳しくはセブンヒッツ理論の解説記事でも触れられている考え方で、個人の実感として語られた今回の投稿が、実は古くからの経験則と重なっていたこと自体が興味深い点です。

Shiritomo編集部の考察:明日からやることは2つ

今回の投稿が示しているのは、「宣伝の回数を増やすこと」と「毎回の宣伝を工夫すること」は両立すべきものであり、どちらか一方では足りないという点です。
SNS運用の担当者・個人クリエイターへの示唆は2つあります。
1つ目は、1回の投稿だけでフォロワー全員に情報が届いているという前提を疑うことです。
インプレッション(投稿が表示された延べ回数)はフォロワー数と一致しないため、同じ告知でも時間帯や文面を変えて複数回発信する余地があります。
2つ目は、回数を増やす際に文面をそのまま使い回さないことです。
写真を変える、切り口を変える、数字や具体例を足すなど、「毎回違う角度から同じ情報を届ける」工夫が、頻度を増やしても嫌がられない宣伝の条件になりそうです。

まとめ

自費出版の宣伝を毎日に切り替えたことで売上の変化を実感したという投稿は、作家だけでなくミュージシャンや同人クリエイターにまで共感を広げました。
「宣伝は何回すべきか」という昔からの悩みに、個人の実感とマーケティングの経験則の両方から光が当たった事例といえます。

さらに深掘りしたい方へ

宣伝の適切な接触回数については、セブンヒッツ理論とは|7回の接触で購入率を高める心理学で詳しく解説されています。