嫌われる勇気、GACKT「嫌われない努力」に苦しむ人へ提言し6,578いいね反響
「【嫌われる勇気】は持ってた方がいい。」
GACKTが2026年10月8日朝、Xにこの一文を投稿しました。
寄せられたいいねは6,578件、インプレッション(投稿が表示された延べ回数)は25万1,619回。
投稿の冒頭に置かれた見出しは【嫌われない努力】で、この2つの言葉の間に、SNSで人間関係に疲れている人へのメッセージが挟まれていました。
SNSで「どう思われるか」を気にして疲れた経験がある人なら、タイムラインで一度は似たような言葉を見たことがあるはずです。
この投稿がどんな内容で、何がどこまで読まれたのか、GACKTの発信傾向と実際の反応から確認していきます。
先に結論をまとめると:
– GACKTが2026年10月8日朝に投稿した「嫌われる勇気」についての一文に、6,578件のいいねが集まりました
– 引用した10件の投稿はすべて、嫌われない努力をやめて大切な人を大切にしたいという共感・体験談でした
– 「嫌われる勇気」という言葉自体が、2013年刊行の同名の本以来、今も検索され続けている言葉です
投稿の内容――「嫌われない努力」をやめる提言
投稿は【嫌われない努力】という見出しから始まります。
GACKTはまず「これは昔からあることだが、時代が変わってもこの思考に取り憑かれて苦しんでいる人、多いよな」と書き、続けて「特にSNSが主流になって加速的に増えた」と指摘しました。
そのうえで「こんなどうでもいいことに囚われている人が世の中に溢れている」と述べ、最後を「【嫌われる勇気】は持ってた方がいい。」という一文で締めています。
投稿そのものは、こちらです。
【嫌われない努力】
— GACKT (@GACKT) 2026年10月7日
これは昔からあることだが、
時代が変わっても
この思考に取り憑かれて
苦しんでいる人、多いよな。
特にSNSが主流になって加速的に増えた。
こんなどうでもいいことに
囚われている人が世の中に溢れている。
【嫌われる勇気】は持ってた方がいい。…
いいね6,578件・リポスト1,333件・引用177件・リプライ224件という数字に加え、25万回を超えるインプレッションという規模は、GACKTを知らない読者でも「誰かの言葉が多くの人に届いた」と伝わる大きさです。
ただ、数字だけでは「なぜこの言葉がここまで届いたのか」までは分かりません。
そこで、GACKTのこれまでの発信傾向と、実際に寄せられた引用ツイートの内容を確かめてみます。
なぜこの投稿がバズったのか
GACKTは以前からSNSでの人間関係の悩みについて発信してきた
GACKTは今回が初めてこのテーマを取り上げたわけではないようです。
2023年12月にも、不要なつながりを断つ「人間関係リセット症候群」について持論を展開し、無理な関係を続けないことを前向きに捉える発信をしています。
今回の「嫌われる勇気」という投稿も、こうした過去の発信と同じ軸――「全員と良好な関係を保とうとしなくていい」というテーマの延長線上にあると考えられます。
著名人としての発言という立場も、投稿が広く読まれた一因でしょう。
引用ツイートに見える共感ポイント
取得できた引用ツイート10件は、いずれも反論ではなく共感・体験談でした。
中でもいいねが多かったのが、GACKTの言葉を自分の言葉で言い換えた、こちらの投稿です。
GACKTさんが言ってた。
— ろびる🌹寄り添う人♡ (@robiru310) 2026年10月8日
「嫌われない努力」なんて、
しなくていい。
昔からある考え方だけど、
SNSが当たり前になってから
「どう思われるか」を気にしすぎて
苦しくなってる人が増えた。
全員に好かれるなんて無理。
だったら、
「嫌われる勇気」を持った方がいい。
誰かに嫌われることより、… https://t.co/1yXeFRrKHV
この投稿では「「嫌われない努力」なんて、しなくていい」と書き直し、「全員に好かれるなんて無理。
だったら、「嫌われる勇気」を持った方がいい」と続けています。
元の投稿の趣旨をほぼそのまま引いており、賛同の仕方として「自分の言葉に言い換えて広める」という反応が見られました。
もう1件、いいねを集めた投稿は、人間関係を仕事の場面に当てはめたものでした。
「この人のご機嫌を取らないと仕事うまくいかない」ってなるとメンタル詰んでいくので、ご機嫌をとった方がいい人にほど嫌われた方がいいと思ってる。その人を避けて過ごせばいいんだし。仕事なんかうまくいかなくてもいい。クビにならないラインで自分の仕事ができてればいい。 https://t.co/8WjNeQjzqz
— ノブ (@wanwanwanko2001) 2026年10月8日
この投稿は「『この人のご機嫌を取らないと仕事うまくいかない』ってなるとメンタル詰んでいく」と書き、「ご機嫌をとった方がいい人にほど嫌われた方がいいと思ってる」という考えを添えています。
GACKTの投稿自体は人間関係全般について書かれたものですが、具体的な場面に当てはめて読まれていたことがうかがえます。
取得できた10件の引用のうち、反対意見や異なる視点を示すものは確認できていません。
「嫌われる勇気」という言葉は、もともと本のタイトル
GACKTの投稿に出てくる「嫌われる勇気」という言葉は、2013年にダイヤモンド社から出版された岸見一郎・古賀史健の共著『嫌われる勇気―自己啓発の源流「アドラー」の教え』のタイトルと同じです。
アドラー心理学(オーストリアの精神科医アルフレッド・アドラーの理論を指す心理学の一分野)をもとに、「人からどう見られるかより、自分がどう生きるか」を説いたベストセラーで、刊行から10年以上経った今も読まれ続けている本です。
Google広告のキーワードプランナーによると、2026年8月時点で「嫌われる勇気」という言葉自体が月4万500件検索されており、一過性の流行語ではなく、ずっと検索され続けている言葉だと分かります。
GACKTの投稿がこの言葉をそのまま見出しに使ったことも、読んだ人がすぐに意味をつかめた一因と考えられます。
Shiritomo編集部の考察
今回の投稿で目を引くのは、引用した10件すべてが「批判や反論」ではなく「自分の体験に寄せた共感」だったことです。
SNSでは賛否が割れる発信の方が拡散しやすいとされますが、この投稿はむしろ逆でした。
反対意見が出にくいテーマ(大切な人を大切にする、という価値観)を選び、かつ「嫌われる勇気」という10年以上読まれているキーワードに乗せたことで、共感だけが積み重なる拡散の仕方になったと考えられます。
発信する立場から見ると、共感を広げたいときは、賛否が分かれる論点より「誰も反対しづらい価値観」を扱う方が、引用による言い換え・拡散が起きやすいという設計のヒントが読み取れるでしょう。
まとめ
GACKTが投稿した「嫌われない努力をやめて、嫌われる勇気を持つ」という言葉は、昔からある考え方でありながら、SNS時代の悩みに合わせて語られたことで多くの人に届きました。
6,578件のいいねと10件の引用、そのすべてが批判ではなく共感だったことが、この投稿の届き方を物語っています。