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容疑者の脳内を「絵画」として暴く新作ADV『ICONOLOGY』、脚本はPSYCHO-PASSの深見真氏

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年9月30日 更新
容疑者の脳内を「絵画」として暴く新作ADV『ICONOLOGY』、脚本はPSYCHO-PASSの深見真氏
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美大生の主人公が、殺人犯の頭の中身を1枚の絵として受け取る——現実の捜査ではありません。
2026年9月30日、アイディアファクトリーが発表した新作アドベンチャーゲーム(ADV:会話やテキストを読み進めながら物語を追うジャンル)『ICONOLOGY(イコノロジー)』の設定です。

同社はオトメイトやコンパイルハートといったブランドで、乙女ゲームや『ネプテューヌ』シリーズを手がけてきた会社です。
その会社が今回立ち上げたのは、硬派なクライムサスペンス専門の新ブランド「IFChronicle(イフクロニクル)」。
第一弾となる本作は、警視庁の特殊部署を舞台にした未解決事件ものです。

ADVというジャンルに馴染みがある人にとっても、乙女ゲームや美少女ゲームのイメージが強いこの会社が硬派な犯罪ものに挑む今回の発表は、少し意外に映るはずです。
この記事では、新ブランドに込められた狙いと、『ICONOLOGY』を特徴づけるゲームシステムを一次情報から確認していきます。

先に結論をまとめると:
– アイディアファクトリーがADV専門のグローバルブランド「IFChronicle」を発表、第1弾は『ICONOLOGY』
– 容疑者の脳内イメージを「絵画」として抽出する装置「ホワイトキューブ」で未解決事件を追うクライムサスペンス、選択によって結末が変わるマルチエンディング作品
– シナリオは『PSYCHO-PASS』の深見真氏、キャラクターデザインは『Fate/Grand Order』の悌太氏。
Nintendo SwitchとPC(Steam)向けに開発中、発売日は未定

新ブランド「IFChronicle」発表、話題の中心は「脳を絵にする」設定

今回の発表元となったニュースの要約では、「容疑者の脳内を絵画として暴く新作ADVが登場。
歪んだ心象風景から事件の真相を解き明かすコンセプトが、ファンの想像をかき立てている」とまとめられています。
主人公の椿屋春歩は、10年前に両親を殺害された未解決事件の犯人を追うために警視庁の特殊部署「先端技術捜査課」にスカウトされる美大生。
脳内イメージを絵画として抽出する装置「ホワイトキューブ」を使い、刑事たちとともに事件を追うマルチエンディング(選択によって複数の結末が用意されている形式)の物語です。

発表自体はまだ出たばかりで、Xで大きな数字が積み上がっている段階ではありません。
ただ、ファミ通や4Gamer、automaton、海外メディアのGematsuまで一斉に取り上げたことからも、ADVファンの間で注目度の高い発表だったことがうかがえます。
ここからは、発表元の記事を実際にたどりながら、設定の中身を確認していきます。

なぜ乙女ゲームの会社がクライムサスペンスを作るのか?

「IFChronicle」という名前は、アイディアファクトリーの略称「IF」と、年代記を意味する「Chronicle」を組み合わせたものです。
automatonの報道によれば、「オトメイト」や「コンパイルハート」を手がけてきた同社が、会話形式のADVを世界に広げるグローバルブランドとして立ち上げたブランドだといいます。

これまでのオトメイトは女性向け恋愛ADV、コンパイルハートは『ネプテューヌ』のような美少女RPGが主戦場でした。
既存のブランドに乗せず、あえて新しい名前で硬派なクライムサスペンスを出すという判断には、既存ファン以外の層、特に推理・サスペンスものを好む海外ユーザーへ届けたい狙いが透けて見えます。
対応言語が日本語・英語・繁体字中国語・簡体字中国語と最初から多言語対応になっているのも、その裏付けといえそうです。

「ホワイトキューブ」とはどんな仕組みなのか?

本作の核になるのが、脳活動を可視化する装置「ホワイトキューブ」です。
ファミ通の報道によると、容疑者の脳内から出力されるのは「心象風景画」と呼ばれる、歪んだイメージの絵画。
プレイヤーはこれを美術知識で分析し、隠された動機やトラウマを解き明かすことで、取り調べで容疑者を追い詰めていきます。

言い換えると、証拠品を突きつけて矛盾を追及する定番のADV演出を、「絵を読み解く」という一段抽象的な行為に置き換えた仕組みです。
選択や解読を誤るとバッドエンドにつながるとされており、単に話を読み進めるだけでなく、プレイヤー自身の解釈力が結末を左右する設計になっています。

主人公・椿屋春歩と、彼女を取り巻く先技課の面々

主人公の椿屋春歩は、両親を殺害した犯人を10年間追い続けてきた美大生です。
ファミ通の紹介によれば、彼女が配属される「先端技術捜査課」には、刑事の萩野章都・土岐柊一郎、システムエンジニアの榎波昂輝、まとめ役の本郷大知、和ませ役の御子神夏生といった個性的なバディが揃っています。
復讐心を抱えた主人公が、役割の異なる仲間たちと未解決事件を追う構図は、刑事ドラマのような群像劇としての厚みも狙っているようです。

スタッフ布陣は何を意味するのか?

シナリオを手がける深見真氏は、アニメ『PSYCHO-PASS』シリーズや『バイオハザード』関連作品の脚本で知られる人物です。
「テクノロジーで犯罪や心理を捜査する」という題材は、まさに深見氏がこれまで得意としてきた領域と重なります。
キャラクターデザインの悌太氏は『Fate/Grand Order』や『Charade Maniacs』を手がけており、ディレクターは斉藤あさみ氏が務めます。
ジャンルは変わっても、それぞれの得意分野が噛み合った布陣だと言えそうです。

さらに10月14日からは、一迅社のコミック配信サービス「comic HOWL」でコミカライズ連載もスタートします。
担当は『あんさんぶるスターズ!』のコミカライズを手がけた紗与イチ氏。
ゲーム本編の発売日がまだ発表されていない段階から漫画版が先行して動き出すのは、新ブランドの認知を広げる狙いがあるからでしょう。

Shiritomo GAME編集部の考察:新規ブランドは「脚本家の看板」で信用を作る

新規IPを立ち上げる際の一番のハードルは、「知らないタイトルを触ってもらう」ことです。
今回アイディアファクトリーが取った手は、有名IPに頼る代わりに、深見真氏という「PSYCHO-PASSの脚本家」という肩書き自体を看板にする方法でした。
ジャンルを言葉で説明するより、「あの作品の脚本家が手がけた」と示すほうが、ADVに詳しくない層にも一瞬で伝わります。

ゲームデザインの面でも、「証拠品で矛盾を突く」という逆転裁判的な定番演出を、「絵を読む」という曖昧さの残る行為に置き換えた点は挑戦的です。
正解が一つに定まりにくい絵画解釈をゲームの根幹に据えたことで、プレイヤーごとに解釈がぶれる余地が生まれ、マルチエンディングの説得力にもつながっているように見えます。

まとめ

アイディアファクトリーは新ブランド「IFChronicle」を立ち上げ、第一弾『ICONOLOGY』で脳内イメージを絵として読み解くクライムサスペンスに挑みます。
乙女ゲームや美少女RPGで知られてきた会社が、PSYCHO-PASSの脚本家を迎えて硬派な新機軸を打ち出した今回の発表は、続報とコミカライズの動向にも注目が集まりそうです。

さらに深掘りしたい方へ

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