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AI副業で数ヶ月で100万円超えの報告が相次ぐXで、収益の土台は9月7日に静かに終了していた

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年10月2日 更新
AI副業で数ヶ月で100万円超えの報告が相次ぐXで、収益の土台は9月7日に静かに終了していた

Xマネタイズで4ヶ月目に100万円、5ヶ月目に200万円に達したという報告や、9月に190万円を稼いだという報告。
こうした副業の収益報告が、9月から10月にかけてXのタイムラインを賑わせていました。
非エンジニアでもAIツールを使い、月3万円だった収入を15万円以上に伸ばしたという事例も目立ちます。

SNS運用やマーケティングに関わる人なら、こうした報告を見て「自分も今から始められるのか」と気になったはずです。
調べてみると、話は少し違う方向に進んでいました。
これらの報告の多くが頼っていたであろう仕組み自体が、ちょうど同じ時期に静かに幕を下ろしていたのです。

先に結論をまとめると:
– Xの「クリエイター収益配分プログラム」は2026年9月7日で収益獲得が終了し、最終支払いは9月11日ごろに行われた
– 後継の「オリジナルコンテンツ報酬プログラム」は、Premium系サブスク加入に加え、認証済みフォロワー500人以上・過去90日の認証済みユーザーからのインプレッション50万回以上という条件が必要
– X上で見かけた「数ヶ月で100万円」といった報告は、終了が迫った旧プログラムでの”最後の追い込み”だった可能性が高い

XでAI副業の収益報告が相次いでいた

9月から10月にかけて、X上では副業の収益を公開する投稿が目立っていました。
ある投稿者はXマネタイズで4ヶ月目に100万円、5ヶ月目には200万円を達成したと報告し、別の投稿者は9月の収益が190万円に達したと明かしています。
非エンジニアを名乗るユーザーが、AIツールを使って月3万円だった収入を15万円以上まで伸ばしたという声も複数見られました。
3〜6ヶ月の継続が結果につながる、という体験談が共有される一方で、在庫を抱える副業や単価の低い仕事からは早めに手を引くべきだという助言、詐欺的な案件への注意を促す声も目立っていました。

Xでは、AIを使った副業のノウハウや収益の目安をまとめる投稿も繰り返し流れてきます。

こうした「AI副業でいくら稼げるか」をランク分けする投稿は以前から定期的に出回っており、今回の収益報告ブームもその延長線上に見えました。
ただ、報告の中心にあった「Xマネタイズ」という言葉そのものに、気になる点がありました。

調べて分かったこと

なぜ今になって収益報告が目立ったのか

X(旧Twitter)は、広告収入をクリエイターに分配する「クリエイター収益配分プログラム(Revenue Sharing)」を2023年から運営していました。
ところがこのプログラムは、2026年8月7日に新規登録を停止し、収益を獲得できる期間そのものが2026年9月7日で終了しています。
最終的な支払いは9月11日ごろに行われたとみられます。

つまり、9月に報告された「190万円」や、4〜5ヶ月目の積み上げとして語られていた「100万円」「200万円」は、プログラムが終わる直前の、文字通り最後のタイミングでの成果だったと考えるのが自然です。
終了が近づくほど収益報告が増えるのは、プログラムの寿命を考えれば不思議なことではありません。

後継プログラムの条件は、結局どれくらい厳しいのか

旧プログラムに代わって、Xは「オリジナルコンテンツ報酬プログラム(Original Content Rewards Program)」への移行を進めています。
申請の受付は9月8日ごろから始まりました。
参加には、18歳以上であること、対象国に居住していること、Premium・Premium Plus・Premium Businessいずれかのサブスクリプションに加入していることに加え、認証済みフォロワーが500人以上、かつ過去90日間に認証済みユーザーから50万回以上のホームタイムライン閲覧数を得ていることが条件とされています。

対象になるコンテンツも、自分で書いた文章や撮影した写真・動画、作成したイラストやミームなど「オリジナル」であることが重視され、他人の投稿をそのまま転載しただけの投稿は対象外です。
旧プログラムが主にインプレッション数で収益を分配していたのに対し、新プログラムは発信そのものの独自性を見る設計に変わっています。
フォロワー500人という数字だけ見ると高くないようですが、「認証済み」フォロワーかつ「認証済みユーザーからの」閲覧数という条件は、Premium加入者同士のネットワークが薄い個人にとって実質的なハードルになりそうです。

Xの収益化条件、これから満たすには何が必要か

「X収益化条件」はこれまでも繰り返し検索されてきた言葉です。
今回の制度変更後も、この関心が途切れることは考えにくいでしょう。
これから収益化を目指す場合に押さえておきたいのは、インプレッションの単純な「数」ではなく「認証済みユーザーからの反応」という質の面です。
読んでくれている人がPremium加入者かどうかまでは普段意識しないため、フォロワーの質を可視化できる分析ツールの出番が増えそうです。

Shiritomo編集部の考察:明日からやることは2つ

今回の制度変更は、インプレゾンビ(意味の薄い引用リポストや量産投稿で表示回数だけを稼ぐ手口)対策という側面もあります。
運用担当者がまずやるべきは、①自社のフォロワーのうちPremium加入者がどの程度いるかを把握すること、②リポストや引用に依存した投稿から、自社で撮影・執筆したオリジナル素材を中心にした投稿へ比重を移すことです。
YouTubeのパートナープログラムが過去に収益化条件を段階的に厳しくしてきた経緯と同じく、プラットフォーム側が「量」より「質」を評価軸に据える流れは今後も続くとみられます。
X上の収益報告に一時的に心が動いても、同じ条件で今から再現できるとは限らない、という前提で眺めるのが実務的です。

まとめ

Xで相次いだ「数ヶ月で100万円」規模の副業収益報告は、終了間際の旧プログラムが生んだ最後の盛り上がりだった可能性が高いです。
これから収益化を目指すなら、インプレッション数だけでなく認証済みフォロワーの質と、オリジナルコンテンツかどうかという新しい条件を踏まえる必要があります。

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旧プログラムの終了スケジュールと新制度の条件について、詳しくはネタフルの解説記事とInnovatopiaの解説記事にまとまっています。