AQUOSがAndroid 17で国際電話を一括ブロック、特殊詐欺対策の新機能を追加

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年10月6日 更新
AQUOSがAndroid 17で国際電話を一括ブロック、特殊詐欺対策の新機能を追加

設定を一つオンにするだけで、知らない国際電話の着信も発信も届かなくなる。
シャープのスマートフォン「AQUOS」に配信が始まったAndroid 17アップデートに、そんな機能が加わりました。

国際電話をきっかけにした特殊詐欺が後を絶たない中、キャリアや端末メーカーがそれぞれ対策を強化しています。
AQUOSを使っている人、あるいは機種変更を検討している人にとって、今回のアップデートで何が変わるのかを整理しました。

先に結論をまとめると:
– AQUOSのAndroid 17アップデートで「国際電話の一括ブロック」機能が新規追加
– 連絡先の登録有無に関わらず、海外からの着信・発信をまとめてブロックできる
– 対象はAQUOS R11・R10・R9 pro・R9・sense10・sense9・wish6・wish5・LEITZ PHONE 3の9機種で、配信は機種ごとに順次進行中

何が起きたのか

シャープは、AQUOS向けのAndroid 17アップデートに「国際電話のブロック」機能を新規に追加したと公式サポートページで案内しています。
設定は「設定」→「AQUOSトリック」→「迷惑電話の対策」→「国際電話のブロック」の順でオンにでき、連絡先に登録されているかどうかに関係なく、海外からの着信・発信を一括でブロックする仕組みです。

特殊詐欺の手口として、国際電話番号からの着信が使われるケースが知られています。
今回の機能は、その入り口そのものを閉じてしまう対策といえます。
実際にどの機種が対象で、いつから使えるのかを確認しました。

調べて分かったこと

対象機種はどれか

シャープの案内によると、Android 17アップデート対象機種は、AQUOS R11・R10・R9 pro・R9・sense10・sense9・wish6・wish5・LEITZ PHONE 3の9機種です。
一方でAQUOS sense8シリーズやwish4シリーズの世代は対象から外れています。

キャリア別に見ると、ドコモ版はR11・sense10・R10・wish5・R9 pro・sense9・R9が対象です。
ソフトバンク版は複数モデルとLEITZ PHONE 3が対象で、au・Y!mobile・UQ mobile・楽天モバイル向けのsense系・wish系モデル、SIMフリー版の多くも含まれます。
手元の端末がどのモデルかによって、使える時期も変わってきます。

配信はいつから始まっているのか

配信は機種ごとに段階的に進んでいます。
確認できた範囲では、AQUOS sense10(SH-M33)は10月5日から配信が始まっています。
全対象機種が同時に配信対象になるわけではなく、キャリアやモデルごとに時期がずれるのは、これまでのAQUOSのOSアップデートと同じ進め方です。
自分の機種への配信時期は、端末の「設定」からソフトウェア更新を確認するのが確実です。

国際電話ブロック以外に何が変わったのか

Android 17では、国際電話ブロック以外にもいくつかの変更が入っています。
シャープ独自のAI機能「NIAH」は電源ボタンを2回押すことで素早く起動できるようになり、ホーム画面やロック画面を好きな画像でカスタマイズできる「ホーム・デコ」も加わりました。
歩数計アプリだった「からだメイト」は、食事・睡眠・運動・体調まで扱う総合的な健康管理アプリへと拡張されています。
写真をSNSに投稿する前に、住所や施設名などの個人情報が写り込んだ文字を自動検出してマスキングし、位置情報を消去する「プライバシーセーフ」も新機能の一つです。

この対策で詐欺電話は本当に減らせるのか

一括ブロックはあくまで「見知らぬ海外番号からの連絡を遮断する」機能であり、国内の番号を装った詐欺や、海外から国内番号を経由してかけてくる手口までは防げません。
総合的な迷惑電話対策としては、キャリア各社が提供する迷惑電話防止サービスとの併用が引き続き必要になりそうです。
とはいえ、国際電話そのものをほとんど使わない人にとっては、設定を一つオンにするだけで心当たりのない着信が減るという点で、手軽な自衛策になります。

Shiritomo GADGET編集部の考察:OSアップデートが「詐欺対策グッズ」になる時代

今回の機能が興味深いのは、本来キャリアや警察が主導してきた「特殊詐欺対策」を、端末メーカーがOSアップデートという形で先回りして実装した点です。
新しいハードを買わせるわけでも、追加のアプリを入れさせるわけでもなく、既存の端末に無料で配られるアップデートの中に組み込む。
これは、ユーザーにとって導入のハードルが限りなく低い対策です。

一方で、対象機種がsense10・R11といった比較的新しいモデルに限られ、sense8やwish4世代は対象から外れている点は見逃せません。
詐欺被害に遭いやすい層には、型落ちの端末を長く使い続けている人も少なくないはずで、本来守りたい層にこそ機能が届きにくいという皮肉な構図があります。
OSの保守期間をどこまで延ばすかは、メーカーにとってコストの問題です。
同時に、社会的なセーフティネットをどう設計するかという問題でもある——AQUOSの今回のアップデートは、その線引きの難しさを改めて示した事例だと感じます。

まとめ

AQUOSのAndroid 17アップデートで、国際電話を丸ごとブロックできる新機能が加わりました。
対象は9機種で配信は順次進行中、自分の端末がいつ対象になるかは設定画面から確認するのが確実です。

さらに深掘りしたい方へ

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シャープが発表した「AQUOS wish6」のスペック表を見ると、前モデルから変わった点が分かる。

公式情報は以下から確認できます。

Android 17 対応OSアップデート情報(シャープ公式)