iPhoneシェア、日本は世界で異例の60%超――メイン利用ではAndroidが逆転

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年10月25日 更新
iPhoneシェア、日本は世界で異例の60%超――メイン利用ではAndroidが逆転

日本のスマホ市場はiPhoneの天下——そう思い込んでいた人ほど驚くはずの数字が、X上で取り上げられていました。
日常的に使っているスマホのOSを尋ねた最新の調査では、Androidが54.1%、iPhoneが45.6%と、長年の序列が入れ替わっていたのです。
世界的には今もiPhone人気が際立つ日本で、いったい何が起きているのでしょうか。
ガジェット好きなら「次の一台」を選ぶときの参考になる話です。

先に結論をまとめると:
– 2026年8月のMMD研究所調査で、メイン利用スマホのOSシェアはAndroid54.1%・iPhone45.6%と逆転した
– 一方、Webアクセスを基準にするStatcounterの集計では、iOSが60%台を維持し世界的にも異例の高さを保っている
– 逆転の背景には、値上げによる「iPhone離れ」が指摘されている

何が起きたのか

MMD研究所は定点調査として、18歳から79歳の男女を対象にスマートフォンのOSシェアを継続的に調べています。
2026年2月の調査では次のような結果が公表されていました。

このときはiPhoneが49.0%、Androidが50.8%と、わずか1.8ポイント差。
ほぼ横並びの状態でした。
それが半年後の2026年8月1日から6日に実施された調査(対象4万人)では、Androidが54.1%、iPhoneが45.6%まで差が広がり、8.5ポイントの開きになっています。

調べて分かったこと

なぜ日本ではiPhoneがこれほど強かったのか?

世界的に見ればAndroidが優勢で、日本はむしろ例外的にiPhone比率が高い国として知られてきました。
背景としてよく語られるのは、初期のAndroid端末の操作性に戸惑ってiPhoneへ移った経験、周囲と同じ端末を持つことで写真や動画の共有がスムーズになるというメリット、そして携帯キャリアが長年iPhoneを販売の軸に据えてきた経緯です。
こうした積み重ねが、日本独自の高いiPhone比率を支えてきたと考えられています。

逆転の理由は何なのか?

日本経済新聞は国内スマホ市場の動きについて、こう報じていました。

記事の見立てでは、値上げによる「iPhone離れ」が逆転の主な要因とされています。
iPhoneは為替の影響を受けやすく、新モデルのたびに価格が上がる傾向があります。
一方でAndroid勢はAQUOSやGoogle Pixelなど、価格と性能のバランスを取った機種を増やしており、「同じ予算でより新しい機能を」と考える層の受け皿になっているようです。
実際、今回の調査でAndroidの端末別シェアを見るとAQUOSが25.9%でトップ、2位はPixelの17.6%でした。

2つの調査で数字がまったく違うのはなぜか?

ここで注意したいのは、調査方法によって結果が大きく変わる点です。
Statcounterがウェブサイトへのアクセス状況から集計した2026年9月のデータでは、iOSが60.51%、Androidが39.49%と、むしろiPhoneが圧倒的多数という結果になっています。
これはMMD研究所の調査とは正反対の数字に見えます。

違いの理由は、何を「シェア」として数えているかにあります。
Statcounterはサイト訪問時の端末情報を基にした集計で、ブラウザの利用傾向や世代・年齢層の偏りが反映されやすい方法です。
一方のMMD研究所は、18歳から79歳までの幅広い年代に直接「メインで使っている機種」を尋ねるアンケート方式です。
どちらも不正確というわけではなく、測り方が違えば答えも違うということのようです。

今後もこの流れは続くのか

今回の逆転は突然始まったわけではありません。
MMD研究所の調査をたどると、Androidが初めてiPhoneをわずかに上回ったのは2025年10月ごろで、その後2026年2月には差が1.8ポイントまで一度縮まったものの、2026年8月の調査では再び8.5ポイントまで広がっています。
値上げという要因が変わらない限り、この傾向がすぐに反転するとは考えにくいでしょう。
次にスマホを選ぶ際、価格を重視するならAndroid勢の選択肢が増えていることは覚えておいて良さそうです。

Shiritomo GADGET編集部の考察

2つの調査結果が食い違って見えるのは、実は「シェア」という言葉自体があいまいだからです。
何を数えているかが違えば、同じ国の同じ時期でも真逆の結論が出ます。
ニュースで見かける「シェア〇%」という数字は、どの調査会社の、どんな集計方法によるものかを確認しないと、実態を見誤りかねません。

もう一つ気になるのは、価格だけでAndroidへ流れる動きが、今後も続くかどうかです。
iPhoneには写真や動画の共有のしやすさ、周囲と同じ機種であることの安心感といった、価格以外の理由も根強くあります。
値上げが止まらない限りAndroid寄りの流れは続くかもしれませんが、価格が落ち着けば再びiPhoneに戻る人も出てくるのではないでしょうか。

まとめ

日本のメイン利用スマホのOSシェアは、2026年8月の調査でAndroidが54.1%、iPhoneが45.6%と逆転しました。
値上げによる「iPhone離れ」が要因とされていますが、Webアクセスベースの集計ではiPhoneが今も優勢という、調査方法による違いも見えてきました。

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