LINEメッセージ編集、10月20日から有料化――既読つけず読める新機能も今は無料
送信してしまった「誤字」や「変換ミス」を、あとから直せる機能が今だけ無料で使える。
ただし、その期限は10月20日まで、残りわずかだ。
LINEを日常的に使っている人なら、誰でも関わってくる話。
今回は「メッセージ編集」がどう変わるのかと、同じ時期にひっそり追加された新機能「スクロールプレビュー」の2つを、公式発表と実際の投稿から確認していく。
先に結論をまとめると:
– LINEの「メッセージ編集」は8月からLINEラボで無料体験できたが、10月20日でLINEラボでの提供を終了し、LYPプレミアム(スタンダード508円〜)の会員特典に移る
– 10月8日頃から新たに「スクロールプレビュー」がLINEラボに追加され、トークを長押しすればプレビューが表示され、スクロール操作だけなら既読をつけずに過去のやり取りを確認できる(メッセージ部分や画面下部をタップすると既読がつく)
– スクロールプレビューも将来的にはLYPプレミアムの正式機能へ移る見込みで、今のうちに試すなら設定からLINEラボを開けばよい
何が起きたのか
8月26日、LINE公式アカウント(@LINEjp_official)が、送信済みメッセージの誤字や変換ミスをあとから直せる「メッセージ編集」機能について、設定のLINEラボからONにできると投稿した。
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— LINE (@LINEjp_official) 2026年8月26日
LINEの「誤字や変換ミス」を
後から編集できる!!!💬
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有料提供予定のこの機能、今だけ【無料】でご体験いただけます🤩🙌
使い方:LINEアプリの設定>LINEラボ>「メッセージ編集」機能をON💡 pic.twitter.com/aMkoFuj1AT
投稿では「有料提供予定のこの機能、今だけ【無料】でご体験いただけます」とつづられており、公式自身がいずれ有料化することを最初から明かしていた。
この時点ではまだ珍しい機能の紹介にとどまっていたが、続報は9月に入ってからも出ている。
アプリの新機能をいち早く調べて発信しているJetstreamさん(@blog_jetstream)は9月3日、LINEでメッセージスレッドを長押しするとプレビューが表示される機能が、Android・iOS共通で正式展開される見込みだと指摘した。
LINE にて、メッセージスレッド長押しによるプレビュー機能が、Android / iOS 共に正式展開される模様です
— Jetstream (@blog_jetstream) 2026年9月3日
しかも、メッセージのスクロール操作にも対応する模様
これで、未読無視が捗りますね^^#LINE #スクロールプレビュー #アプリ解析
「メッセージのスクロール操作にも対応する模様」「これで、未読無視が捗りますね」という投稿どおり、このプレビューは複数のメッセージをスクロールしながら確認できる仕様だったという。
この2つの投稿が予告していた機能は、10月に入って実際にどう動き出したのか。
調べてみると、2つの機能はまったく逆の方向――無料から有料へ、そして新たに無料で――に進んでいた。
調べて分かったこと
メッセージ編集はなぜ10月20日から有料化するのか
ケータイ Watchの報道によると、「メッセージ編集」は8月からLINEラボで無料の先行試験として提供されてきたが、10月20日でLINEラボでの提供を終了し、LYPプレミアムの正式な会員特典として提供される。
利用には「LYPプレミアム スタンダードプラン」または「LYPプレミアム with Netflix」のいずれかへの登録が必要になる。
編集できる範囲にも条件がある。
1対1やグループトークでは送信後15分以内、Keepメモでは6日以内という制限つきだ。
無制限にいつでも直せるわけではなく、送ってすぐのミスに気づいたときの救済策という位置づけに近い。
料金プランを紹介するメディアの記事によれば、LYPプレミアム スタンダードはWeb登録で月額508円、アプリ内登録だと650円(いずれも税込)で、App StoreやGoogle Playの手数料が上乗せされる分、アプリ経由のほうが高くなる。
すでにNetflixを契約している人向けの「with Netflix」は月額890円程度からとされている。
「スクロールプレビュー」は何ができる機能なのか
一方で10月8日頃からは、同じLINEラボに「スクロールプレビュー」という別の新機能が追加されている。
トークルームのメッセージを長押しするとプレビューウィンドウが表示され、既読をつけないまま過去の会話を確認できる。
ただしLINE公式のヘルプによると、既読がつかないのはプレビュー内をスクロールしている間だけで、メッセージ部分や画面下部をタップするとそのままトークルームが開いてしまい、相手に既読がついてしまう。
確認はスクロール操作だけにとどめる必要がある。
Jetstreamの記事では、プレビュー内でスクロール操作にも対応しているため、1件だけでなく複数のメッセージをまとめて見返せる点が特徴だと説明されている。
有効にする方法はメッセージ編集と同じで、LINEアプリの設定からLINEラボを開き、対象の機能をONにするだけ。
Android版・iOS版どちらでも使える。
ただし、この機能も無料のままではなさそうだ。
Jetstreamの記事では、スクロールプレビューは当面LINEラボで無料提供されるものの、1か月ほどで有料の会員サービス「LYPプレミアム」向けの正式機能に切り替わる見通しだと説明されている。
つまり、メッセージ編集が歩んだ道を、スクロールプレビューも数週間後にたどる可能性が高い。
「既読をつけずに読む方法」はなぜずっと検索されているのか
スクロールプレビューが解決しようとしている悩みは、実は目新しいものではない。
Googleのキーワードプランナーによると、2026年8月時点で「LINE既読をつけずに読む方法」は月1万件前後の検索があり、特定の時期に偏らず年間を通じて一定数調べられている定番の悩みだ。
これまでこの悩みへの対処法として広く知られていたのは、スマホの通知センターやコントロールセンターでメッセージの冒頭だけを確認する、機内モードにしてから読むといった回避策だった。
いずれもLINE本体の機能ではなく、OS側の仕組みを間借りした方法にすぎない。
スクロールプレビューは、LINEが公式にこの悩みへ答えを用意した初めての機能と言える。
ただし、冒頭で触れたとおり無料で使えるのは今のうちだけだ。
Shiritomo編集部の考察:明日からやることは2つ
今回の2つの機能には、同じ流れが見える。
LINEラボという無料の実験場でまず試させ、ユーザーの反応と定着度を確かめたうえで、数週間から1か月ほどで有料サービスへ回収する。
メッセージ編集がすでにこの道をたどり、スクロールプレビューも同じ説明がついている以上、次にLINEラボへ新機能が登場したときも同じ構図を疑ってよいだろう。
SNS運用やLINE公式アカウントを扱う担当者にとっても、この動きは参考になる。
実験的機能が「無料」「先行体験」と案内されているとき、それは恒久的な無料機能ではなく、収益化前のお試し期間であることが多い。
明日からやることは2つ。
ひとつは、無料のうちに気になる機能を実際に触って評価しておくこと。
もうひとつは、自社がLINE公式アカウントで同様の機能を使う予定があるなら、有料化のタイミングを前提に運用コストを見積もっておくことだ。
まとめ
LINEの「メッセージ編集」は10月20日で無料体験が終わり、LYPプレミアムの会員特典に切り替わる。
同じ時期にLINEラボへ加わった「スクロールプレビュー」も、数週間後には同じ道をたどる可能性が高く、気になる人は早めに設定から試しておく価値がありそうだ。
さらに深掘りしたい方へ
- LINE、「メッセージ編集」をLYPプレミアム会員特典に 20日から(ケータイ Watch)
- LINEヤフー、LINEの「メッセージ編集」機能を「LINEラボ」で期間限定提供(日本経済新聞)
- LINEの「メッセージ編集」、10月20日から課金しないと使えなくなる(gori.me)
- LINE「スクロールプレビュー」ラボ提供開始(Jetstream BLOG)
【訂正】(2026年10月11日)
公開当初の記述に誤りがありました(結論部で「トークを長押しすれば既読をつけずに過去のやり取りを確認できる」と無条件に断定している)。
一次情報を確認したところLINE公式ガイドによると既読がつかないのはプレビュー内をスクロールしている間だけで、メッセージ部分や画面下部をタップすると既読がつく。
記事本文後半ではこの条件を正しく説明しており、結論まとめの無条件な言い切りが本文・公式情報と矛盾する。
本文側は正しいため、結論まとめの表現を本文に合わせて修正する。
該当箇所を修正しています。
読者のみなさまにお詫びして訂正いたします。