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実写『ルックバック』岡田六花が釜山国際映画祭で「4000人の前でのスピーチ」に挑戦

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年10月13日 更新
実写『ルックバック』岡田六花が釜山国際映画祭で「4000人の前でのスピーチ」に挑戦

大型スクリーンいっぱいに顔が映し出され、客席の視線が一気に集まる瞬間があります。
実写映画『ルックバック』で幼少期の京本を演じた岡田六花さんが韓国語で自己紹介をすると、会場からは笑いと拍手が起こりました。
舞台は10月7日、第31回釜山国際映画祭の「ガラ・プレゼンテーション」部門(映画祭が特に力を入れる話題作を上映する特別招待部門)です。

『ルックバック』は9月の国内公開からひと月あまりで、すでに世界の映画祭を巡る旅の途中にあります。
作品を追っている読者にとっては、国内公開がゴールではなく、ここからどこまで評価が広がるかが次の見どころになります。
この記事では、釜山での出来事と、岡田さん本人がXで振り返った体験を、公式発表と投稿の内容から確認できる範囲で整理します。

先に結論をまとめると:
– 実写映画『ルックバック』が第31回釜山国際映画祭(10月6日〜15日)のガラ・プレゼンテーション部門に選出され、10月7日に記者会見と野外舞台挨拶が行われました
– 幼少期の京本役を演じた岡田六花さんは韓国語で挨拶し、役作りで取り組んだ秋田弁についても語りました
– 岡田さん本人のX投稿によると、4000人規模の客席の前でのスピーチに緊張しつつも「反応が楽しかった」と振り返っています

岡田六花さんが投稿した「釜山の思い出」

野外舞台挨拶から数日後の10月13日朝、岡田さんはXに「釜山国際映画祭の思い出」と題した投稿をしました。
ある投稿では、スピーチの緊張と、それでも楽しかったという気持ちが率直に綴られています。

投稿には「4000人の前でのスピーチは、とても緊張しましたが/皆さんの反応が楽しかったです」とあり、名前入りのボードをもらえたこと、客席と一緒に初めてハートの形を作ったこと、そして「もっと韓国語を頑張りたい」という今後への意欲が添えられていました。
添付された2枚の写真のうち1枚は黒いドレス姿のポートレート、もう1枚は会場の大型スクリーンに岡田さんの顔が映し出され、手前に多くの観客の頭が写り込んだステージの様子です。
スクリーン脇には「31st BUSAN International Film Festival」のロゴが確認でき、公式イベントの一場面であることがうかがえます。
この投稿だけでは会場全体の正確な人数までは確認できないため、4000人という規模は岡田さん本人の言葉として紹介します。

この1件の投稿だけでは、釜山でどんな経緯で『ルックバック』が上映されることになったのかまでは分かりません。
そこで、映画祭での位置づけと岡田さんの役作りについて、公式発表や報道をもとに確認しました。

調べて分かったこと

なぜ『ルックバック』が釜山国際映画祭に選ばれたのか?

実写映画『ルックバック』は、藤本タツキさんが2021年に発表した読切漫画を原作に、是枝裕和監督が脚本・編集も手がけて映画化した作品です。
漫画を描くことに夢中になる藤野と京本、ふたりの少女を軸にした物語で、出口夏希さんと蒔田彩珠さんが成長後の藤野・京本をダブル主演で演じ、幼少期は七瀬ふうりさん(藤野)と岡田六花さん(京本)が務めています。

日本では9月11日に公開され、海外では世界98の国と地域での公開が決まっています。
国際的な展開はすでに釜山が初めてではありません。
9月の第83回ベネチア国際映画祭では映画祭公認の独立賞を5つ受賞し、続く第51回トロント国際映画祭では北米プレミアに是枝監督が登壇しました。
ロンドンでの上映も含め、『ルックバック』はベネチア・トロント・ロンドン・釜山という4つの国際映画祭を巡る展開の中にあり、今回の釜山はその一環という位置づけです。

釜山では10月7日、BIFF HILLでのガラ・プレゼンテーション記者会見に続き、映画の殿堂・ルーフシアターで野外舞台挨拶が行われました。
是枝監督は「全部のシーン、全部のカットに愛を込めて作ってます」と作品への思いを語り、藤野役の出口さんは「嬉しさよりもプレッシャーの方が上だった」と実写化のオファーを受けた当時の心境を振り返っています。

岡田六花さんはどんな役を演じ、どう準備したのか?

岡田さんが演じる幼少期の京本は、秋田の方言を話す設定の人物です。
報道によると、岡田さんは「京本は秋田の方言を使う子だったので、やっぱり方言の練習をするところから始まって。
全然ゆかりのない方言だったので大変だったんですけど、今はその方言自体が楽しいし好きで、日常でたまに使ってます」と撮影を振り返っています。
役のために身につけた方言が、撮影後も自分の言葉として残っているというエピソードです。

舞台挨拶では見どころについても聞かれ、岡田さんは「ぜひ見てもらいたいシーンは京本と藤野が初めて会うシーン」とコメントしました。
物語の結末に関わる部分には触れていないため、この記事でもそこから先の展開には立ち入りません。

撮影当時11歳だった岡田さんは、誕生日がわずか1日違いの七瀬ふうりさんと、是枝監督がオーディションで出会ってすぐに起用を決めた俳優同士でもあります。
国内の撮影現場から海外の映画祭の壇上まで、ふたりが歩んできた距離の大きさが、今回の釜山での挨拶に表れていると言えそうです。

Shiritomo MOVIE編集部の考察

実写化作品が原作ファンの評価を得たあと、海外の映画祭でどう受け止められるかは、続く展開を占ううえで無視できない材料です。
『ルックバック』はすでにベネチアで5つの賞を受け、トロント・ロンドン・釜山と評価の場を広げています。
国内公開時点の反響だけでなく、海外の映画祭を巡るごとに新しい観客層の反応が積み重なっていく点が、この作品の展開の特徴です。

もう一つ注目したいのは、子役として参加した岡田さんの経験です。
撮影現場での役作りと、海外の数千人規模の客席の前に立つ経験は、作品を支える側のエピソードとして本編の外側にあります。
今回のような投稿が出てくることで、読者は上映情報だけでなく、作品に関わった人たちが海外でどう迎えられたかという視点からも『ルックバック』を追いかけられるようになります。
公開から時間が経った作品が話題を保ち続けるには、国内の興行情報だけでなく、こうした海外展開の積み重ねが効いてくるのではないでしょうか。

まとめ

実写映画『ルックバック』は、国内公開後も釜山を含む4つの国際映画祭を巡る展開を続けています。
岡田六花さんが振り返った釜山での出来事は、その一場面を本人の言葉で伝えるものでした。

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