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「虎に翼」劇場版、主題歌は米津玄師の新曲「こんにちはごきげんよう!」に決定

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年11月5日 更新
「虎に翼」劇場版、主題歌は米津玄師の新曲「こんにちはごきげんよう!」に決定

「『さよーならまたいつか!』のちょうど対になる曲を、加えて、個人的な都合にはなりますが、自分の葬式でも流せる曲を」。
米津玄師さんがそう明かしたのが、劇場版「虎に翼」の新たな主題歌「こんにちはごきげんよう!」です。
第39回東京国際映画祭のガラ・セレクション部門(有力な新作を集めた上映プログラム)に出品された本作で、11月2日にこの発表が行われました。

朝ドラ版の主題歌がそのまま使われるのか、まったく新しい曲になるのか——劇場版を楽しみにしていた人ほど気になっていたはずのこの疑問に、はっきりとした答えが出た出来事です。
公開前に知っておきたい主題歌の構成と、映画祭で語られた製作の裏側を整理しました。

先に結論をまとめると:
– 劇場版の主題歌は米津玄師さんの新曲「こんにちはごきげんよう!」に決定。
ドラマ版主題歌「さよーならまたいつか!」はオープニングテーマとして引き続き使われます
– 公開は2027年1月15日(金)、伊藤沙莉さんが佐田寅子役で続投。
NHK連続テレビ小説(朝ドラ)の主演キャストが続投する映画化は史上初です
– 東京国際映画祭ガラ・セレクションで上映され、監督・脚本家が登壇したQ&Aで製作の裏側が語られました

何が起きたのか

劇場版「虎に翼」は、2024年に放送されたNHK連続テレビ小説「虎に翼」の完全オリジナルストーリーによる映画化です。
10月26日、第39回東京国際映画祭の開幕レッドカーペットに、主演の伊藤沙莉さんが梛川善郎監督とともに登場しました。
あいにくの大雨でしたが、黒のドレス姿でカメラに手を振る伊藤さんの姿が、開幕を飾るトップバッターとして報じられています。

その後、11月2日にはTOHOシネマズ日比谷でティーチイン(上映後の簡易な対話イベント)が開かれ、梛川監督が単独で登壇しました。
このときに発表されたのが、米津玄師さんが書き下ろした新曲「こんにちはごきげんよう!」です。
ドラマ版の主題歌として親しまれた「さよーならまたいつか!」は、劇場版でもオープニングテーマとして引き続き使われることになり、新曲はそれとは別に用意された劇場版本編の主題歌という位置づけです。

さらに11月4日には、丸の内ピカデリー2でのガラ・セレクション本上映後にQ&Aイベントが行われ、梛川監督と脚本の吉田恵里香さんが並んで登壇しました。
吉田さんは作品のコンセプトについて「この作品は声を上げることをすごく大事にしていて、さらに言うと対話を大事にしているドラマ。
さらに言うと上げた声は消えない」と語っています。
沖縄の話を物語に入れた理由についても「自分たちが無意識・無自覚に踏みつけているものがあり、それに気付いたときにこそ私たちは何ができるのかということをテーマにしたかった」と明かしました。

調べて分かったこと

なぜドラマ版の主題歌も残したのか

米津玄師さんが新曲について語ったコメントを読むと、今回の選択が単なる「新曲追加」ではないことが見えてきます。
米津さんは「さよーならまたいつか!のちょうど対になる曲を」作ったと述べており、2曲を対の関係として設計したことが分かります。
ドラマ版主題歌を知る視聴者にとっては懐かしさの入り口になり、劇場版だけを観る新規の観客にとっては本編のテーマを運ぶ主題歌として機能する——1曲ではなく2曲体制にしたことで、朝ドラファンと劇場版の新規客の両方に橋をかける作りになっています。

完全オリジナルストーリーとは何を描くのか

劇場版は、ドラマで描かれなかったエピソードと、オリジナルの「最後の事件」を描く構成です。
伊藤沙莉さんが佐田寅子役で続投することについて、劇場版「虎に翼」公式サイトなどでは「映画化は歴史的にほぼない、光栄」という伊藤さん自身のコメントも紹介されています。
実際、50年を超えるNHK連続テレビ小説の歴史の中で、主演キャストが続投したまま映画化された例は本作が初めてとされています。
朝ドラという枠組みを離れ、憲法第14条をめぐるテーマが劇場版でもどのように描かれるのかは、梛川監督が「戦前に法律を学んでいた女性たちの手記に、憲法第14条を読んだときに『本当に世界が開けた』と感じたという記述が共通していた」と語っていることからも、作品の核として引き続き大事にされていることがうかがえます。

公開は2027年1月15日(金)で、現時点ではまだ2ヶ月以上先です。
ただ、東京国際映画祭での先行上映とQ&Aを通じて、主題歌・続投キャスト・オリジナルストーリーという3つの大枠が早い段階で見えたのは、公開を待つ側にとって材料が増えたタイミングだと言えます。

Shiritomo MOVIE編集部の考察

朝ドラの劇場版というと、総集編的な「振り返り」企画になりがちですが、本作は完全オリジナルストーリーかつ主演続投という、過去に前例のない設計を取っています。
主題歌を1曲差し替えるのではなく2曲体制にした判断も、同じ発想の延長線上にあるように見えます。
ドラマからの移行コストを下げつつ、劇場版としての新しさも確保するという、連続ドラマの映画化が抱えがちな「懐かしさと新規性のどちらを取るか」という二択を、2曲を使い分けることで回避した形です。
朝ドラの劇場版という企画自体が今後も増えるなら、この「主題歌を増やす」設計は他作品にも参考になりそうな事例ではないでしょうか。

まとめ

劇場版「虎に翼」は、米津玄師さんの新曲「こんにちはごきげんよう!」を主題歌に迎え、ドラマ版主題歌も引き続きオープニングテーマとして使う二本立ての構成になりました。
2027年1月15日の公開に向けて、東京国際映画祭での先行上映を通じて製作の裏側が少しずつ見えてきています。

さらに深掘りしたい方へ

劇場版なのに新曲じゃない——「虎に翼」、米津玄師「さよーならまたいつか!」を再びOPテーマに劇場版なのに新曲じゃない——「虎に翼」、米津玄師「さよーならまたいつか!」を再びOPテーマに劇場版「虎に翼」の予告映像とともに投稿された告知には「OPテーマはドラマに引き続き」と書かれ、テレビ版の主題歌をそのまま引き継ぐと話題になっていました。

主題歌コメントの全文や劇場版の最新情報は、劇場版「虎に翼」公式サイトで確認できます。
東京国際映画祭でのQ&Aイベントの詳細は、映画ナタリーの記事でも紹介されています。