「参加後に即更新した」——SHElikesコミュニティで火がついたリットリンク活用術の正体
フリーランスデザイナーのマイソんさんが画面越しにリットリンクの活用術を語りはじめると、参加者たちは途中からスマートフォンをいじり始めた。
「これ、すぐやってみます!」という声がチャットに次々と流れ、イベントが終わるころには「私らしく生まれ変わらせた」とリットリンクの更新を報告する投稿が続きました。
2026年6月24日夜に開催された、SHElikes(シーライクス)17期デザインコミュニティのオンラインイベントでの一幕です。
テーマはLit.link(リットリンク)の活用術。
参加者からは「有料級の内容だった」と声が相次ぎ、X上で#シーライクス #デザインコミュニティのハッシュタグを使った盛り上がりが広がっています。
「プロフィールリンクを一度作ったまま放置している」という人は、実はまだまだ多いのではないでしょうか。
このイベントが示したのは、リットリンクが「とりあえず置いておくだけのURL」から「育てて仕事につなげるマーケティング資産」に変わりつつあるという現実かもしれません。
気になって深掘りしてみました。
リットリンクが250万人に使われている理由
Lit.link(リットリンク)は、複数のSNSやウェブサイトのリンクを1ページにまとめて共有できる、日本発のプロフィールリンクサービスです。
運営はTieUps株式会社(東京・渋谷)で、2021年1月のリリースから約3年で累計250万人のユーザーを突破しました(2024年5月時点)。
Instagram・X・TikTok・YouTubeなど主要SNSは、プロフィール欄に貼れるURLが原則1つだけです。
フォロワーに「仕事依頼はこちら」「最新作品はこちら」「ブログはこちら」と複数の行き先を案内したくても、1URLでは対応しきれません。
この問題を解決するのが「リンクインバイオ(Link in Bio)」と呼ばれるカテゴリのツールです。
世界的にはLinktreeが有名ですが、日本語対応の完成度・国産の安心感・豊富なデザインテンプレートから、国内クリエイターにはリットリンクが特に支持を集めています。
リットリンク公式が250万人ユーザー突破を報告した際、多くのクリエイターからお祝いのリプライが届きました。

˗ˏˋ 🎊リットリンク250万人ユーザー突破記念キャンペーン🎊 ˊˎ˗
— lit.link_official(リットリンク公式) (@litlink_jp) 2024年5月22日
この度、リットリンクのユーザーが250万人を突破いたしました🎉✨
いつも #リットリンク をご利用いただき、ありがとうございます🙇♀️❗️… pic.twitter.com/cgK1i5RoSS
単なる「リンク集」を超え、クリエイターのデジタル玄関口として定着していることが伝わります。
無料プランでも十分な機能が揃っており、有料プランの「リットリンクプラス」(月額660円)ではアクセス解析やオリジナルロゴ設定なども利用可能です。
SHElikesイベントで飛び出した「名刺との組み合わせ」という発想
今回のイベントでマイソんさんが強調したのは、リットリンクを「とりあえず作っておくツール」ではなく、「名刺とSNSの橋渡し役」として戦略的に設計することの重要性でした。
具体的な活用術として共有されたのは以下のような内容です。
- オフライン交流の際に渡す名刺にリットリンクのQRコードを印刷し、「この人のことをもっと知りたい」と思った相手をそのまま自分の世界へ誘導する
- X/InstagramのプロフィールURLをリットリンクに集約し、仕事依頼ページ・ポートフォリオ・問い合わせフォームへの導線を一元化する
- ファーストビューに置くリンクは「最大3つ以内」に絞り、見た人が迷わず行動できる設計にする
この「名刺→SNS→リットリンク」の三段構えが、「プロフィールを読まれて終わり」から「仕事に直結する流れ」を作るための設計です。
参加者がイベント後に即座に更新を始めたのも、「今日からすぐに使える具体的な方法」が示されていたからでしょう。

実際、リットリンクは定期的に使いこなしているユーザーの実例を公式で紹介しています。
💜マネしたくなるリットリンクの活用事例集💜
— lit.link_official(リットリンク公式) (@litlink_jp) 2025年3月28日
実際にリットリンクを使いこなしているユーザーさんを紹介!💡
リットリンクをもっと可愛く、おしゃれに作ってみよう👻✨
👇無料プランのユーザー例をチェック!https://t.co/WwIWitkYug#リットリンク #リトリン #litlink pic.twitter.com/kbdY14FyCA
画像を分割したピクチャリンクや、動画背景で世界観を表現した事例など、「こんな使い方があったのか」と気づかされる投稿が続いています。
「デザイン」より「構成」を先に決める——本質的なポイント
リットリンクを作る際によくある失敗が、「おしゃれにしようとしすぎて情報が伝わらない」ことです。
参考になるデザインをそのまま真似しようとすると、自分の目的や伝えたい相手とズレてしまうことがあります。
今回のイベントで示された考え方のポイントをまとめると、以下の順序で進めることが効果的です。
まず、「このページに来た人に何をしてほしいか」というゴールを1つ決めます。
仕事依頼を増やしたいのか、フォロワーに最新情報を届けたいのか、ポートフォリオを見てほしいのか——ゴールが明確でないと、情報の優先順位がつけられません。
次に、そのゴールに必要なリンクを最小限に絞り、ファーストビューに配置します。
「3スクロール以内に最重要情報がある状態」が、離脱されにくいプロフィールの基本です。
最後にデザインを整えます。
色は2〜3色以内、フォントは1〜2種類に統一し、使うクリエイターのSNS投稿のトーンと世界観を合わせると一貫性が生まれます。
リットリンクを作ってから更新していない方は、まず「ゴールの再確認」から始めてみてください。
ゴールが変わっていれば、リンクも変えるべきです。
さらに深掘りしたい方へ
SocialReport編集部の考察
SocialReportで企業のSNSアカウントを分析していると、プロフィールリンクの設計が粗いままのアカウントが依然として多いことに気づきます。
投稿のエンゲージメント率が高くても、プロフィールに来た人が「次に何をすればいいかわからない」状態では、そのリーチはそこで終わりです。
プロフィールリンクはSNSファネルの「最後の関門」です。
ここを最適化するかどうかで、同じフォロワー数でも問い合わせ数・購買数・CVRに大きな差が生まれます。
今回のSHElikesイベントが示したのは、この「プロフィールリンク最適化」という意識が、特に副業・独立を目指す女性クリエイター層で急速に広まっているということです。
フリーランスとしてX/Instagramで発信しながら仕事を取りにいく場合、いくらコンテンツが良くても、プロフィールリンクに着地した人が即離脱するようでは機会損失です。
企業アカウントにとっても同じことが言えます。
キャンペーン告知や新製品発表の際、プロフィールリンクが「前のキャンペーンのまま」になっていないか確認するだけで、訴求力は大きく変わります。
「有料級の内容だった」と感じた参加者がイベント終了後すぐに行動したように、リットリンクの改善は学んだその日に始められます。
まとめ
SHElikesデザインコミュニティのイベントで話題になったリットリンク活用術は、「SNSプロフィールを仕事につなげる入り口として設計する」という考え方が核心でした。
250万人が使うツールであっても、「放置状態」になっているユーザーは少なくありません。
構成→ゴール→デザインの順で見直すだけで、プロフィールが「読まれて終わり」から「行動につながる資産」に変わるかもしれません。