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プロジェクトXでポケモンGO開発秘話に迫る、10周年特集が感動呼ぶ

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年7月26日 更新
プロジェクトXでポケモンGO開発秘話に迫る、10周年特集が感動呼ぶ

累計ダウンロード数10億。
2016年7月のリリースから10年、世界中でスマートフォンを片手に歩き回るプレイヤーを生み続けてきた『ポケモン GO』の舞台裏が、NHKのドキュメンタリー番組「新プロジェクトX〜挑戦者たち〜」で25日夜に取り上げられました。
開発を率いたNianticの野村達雄氏が、少年時代の孤独をポケモンに救われた経験から「人を外に連れていくゲームを作りたい」という原点にたどり着くまでの道のりが描かれています。

放送直後からXのタイムラインには感想が並びました。
ゲームの企画・開発というと華やかな成功譚として語られがちですが、今回の特集は「なぜこの人がこのゲームを作ったのか」という個人史に踏み込んだ内容だったようです。
位置情報ゲーム(GPSで取得した現実の位置情報をゲームプレイに反映させるジャンル)がどのように生まれたのか、番組の内容と一次情報を突き合わせて確認してみました。

先に結論をまとめると:
– NHK「新プロジェクトX」が7月25日夜、『ポケモン GO』10周年を記念して開発秘話を特集。
再放送は7月31日夜
– 開発を率いた野村達雄氏(40歳)は、Niantic前身の位置情報ゲーム「Ingress」の開発を経てポケモンGOにたどり着いた経歴を持つ
– 番組では任天堂の故・岩田聡元社長がNianticをスピンアウト段階から支援していたエピソードも紹介された

25日夜、何が放送されたのか

「新プロジェクトX〜挑戦者たち〜」は2000年代に放送された名作ドキュメンタリー「プロジェクトX〜挑戦者たち〜」の18年ぶりの復活シリーズです。
今回のサブタイトルは「スマホ片手に 町へ出よう〜仲間とゲームに託した夢〜」で、放送前からポケモン公式アカウントが告知していました。

この投稿は約2万件のいいねを集めており、番組への関心の高さがうかがえます。
ただ、告知だけでは「なぜ今、ポケモンGOの開発秘話なのか」という背景までは分かりません。
そこで、野村氏の経歴やNianticの成り立ちを一次情報で確かめてみました。

調べて分かったこと

野村達雄氏はどんな経歴の持ち主なのか?

野村氏は1986年生まれで、現在40歳です。
中国黒竜江省で生まれ、9歳のときに一家で来日して長野県で育ちました。
信州大学工学部を卒業後、東京工業大学大学院でスーパーコンピュータの研究に取り組み、2011年には情報処理学会から賞を受けるなど、もともとはゲーム業界とは畑違いの研究者だった人物です。
その後Googleに入社してGoogleマップの開発に携わり、2015年にGoogleから独立したばかりのNianticへ移籍しています。

なぜ「現実世界がゲームの舞台」になったのか?

Nianticはもともと2010年にGoogle社内のスタートアップとして始まった組織です。
ポケモンGOより前に手がけていたのが、実際に街を歩いてGoogleマップ上の陣地を取り合う位置情報ゲーム「Ingress」でした。
ポケモンGOはこのIngressの技術・ノウハウを土台に、任天堂・株式会社ポケモンとのライセンス提携によって生まれたタイトルです
2026年7月で10周年を迎えたことは、ポケモンGOアプリ公式アカウントの投稿でも改めて紹介されています。

「現実の街を歩くこと自体をゲームにする」という発想は、当時のスマートフォンゲーム市場では珍しいアプローチでした。
多くのタイトルが画面の中で完結する体験を追求する中、Nianticは逆に「プレイヤーを外に連れ出す」ことを軸に据えていたわけです。

故・岩田聡氏はどのように関わっていたのか?

番組の見どころとして紹介されているのが、任天堂の故・岩田聡元社長の存在です。
岩田氏は、NianticがGoogleからスピンアウトする段階から同社を後押ししていたと言われています。
ポケモンGOの構想自体、任天堂が過去に手がけたエイプリルフール企画がきっかけになったとされ、株式会社ポケモンによるNianticへの出資という形でプロジェクトが具体化していきました。
岩田氏は2015年に急逝しており、2016年7月のリリースをその目で見届けることはできませんでした
番組ではこうした経緯も含めて紹介されていたようです。
ファミ通の投稿でも、番組概要とあわせてこの点が触れられています。

サーバー障害や10億ダウンロードの重みとは?

ポケモンGOはリリース直後、世界的なアクセス集中によってサーバーが度々ダウンし、運営チームが対応に追われたことが当時から報じられていました。
10年間で累計10億ダウンロードという数字は、こうした初期のトラブルを乗り越えた先に積み上げられてきたものです
番組でも、この初期の苦闘が開発チームのエピソードとして描かれていたようです。

Shiritomo GAME編集部の考察:位置情報ゲームというジャンルの意義

ポケモンGOの開発秘話が広く共感を呼んでいる背景には、単なる技術力や企画力の物語ではなく、「なぜ人を外に連れ出したかったのか」という個人の動機が語られている点があると考えます。
位置情報ゲームは「画面の中で完結するもの」ではなく「現実の行動を変えるもの」としてゲームというメディアの役割を広げてきたジャンルです
この設計思想が10年経った今も色褪せていないのは、単なる懐かしさではなく、ジャンルとしての強度を示しているのではないでしょうか。

また、任天堂・株式会社ポケモン・Nianticという3社体制での開発運営は、キャラクターIP(知的財産)を持つ会社と技術を持つ会社が組む座組の先行事例としても語り継がれる価値があります。
ゲーム業界で新しいジャンルを立ち上げる際、「異業種出身の技術者×既存IP」という組み合わせは今後も参考にされていくはずです。
研究者から転身した野村氏のキャリアそのものが、ゲーム開発の入口が一つではないことを示す事例といえるでしょう。

まとめ

『ポケモンGO』10周年を機に放送された「新プロジェクトX」は、位置情報ゲームというジャンルを切り開いた開発者個人の物語として、多くの視聴者の共感を集めました。
再放送は7月31日夜に予定されているので、見逃した方はチェックしてみてはいかがでしょうか。

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