「やっぱりiPhone 18 Proはソニー」――分解で判明したカメラの正体、変わったのは1つだけ

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年9月30日 更新
「やっぱりiPhone 18 Proはソニー」――分解で判明したカメラの正体、変わったのは1つだけ

「やっぱりiPhone 18 Proはソニー」。

そんな一言とともに投稿された分解記事へのリンクが、Xで4000件を超えるいいねを集めました。
9月18日に発売されたiPhone 18 Proは、発売から10日が経った今もカメラ画質を称賛する声が相次いでいます。
一方で、前モデルの17 Proからの買い替えを検討している人からは「ほとんど変わらないのでは」という慎重な声も上がっていました。
実際のところ何が変わったのか、値段を出す価値はあるのか、調べてみました。

先に結論をまとめると:
– カメラのうち超広角・望遠センサーは16 Pro・17 Proから継続、変わったのはメインカメラだけ
– メインカメラは新センサー「IMX905」に刷新され、iPhone初の可変絞り(F1.48〜F4.0)を搭載
– 価格は256GBモデルで21万9800円、新チップ「A20 Pro」(2nm)を搭載

発売10日、称賛の声と「変わらない」の声が同居

iPhone 18 Proは9月18日の発売以来、カメラ画質の向上を喜ぶ投稿がXに数多く並んでいます。
ピントの立体感や手ブレ補正の良さを実感したという声、旧機種の故障をきっかけに乗り換えたという報告も目立ちます。

その一方で、17 Proからの買い替えを迷っている人たちの反応は少し違いました。
「ほとんど変わらないのでは」という声です。
同じような外見、同じ48MPという画素数の並びだけを見れば、無理もない感想です。

この疑問に答えを出してくれたのが、実機を分解して中身を比較した投稿でした。

超広角カメラは16 Proから、望遠カメラは17 Proから、それぞれ同じセンサーを引き継いでいるという指摘です。
変わったのはメインカメラだけだと分かります。

調べて分かったこと

分解して分かった「変わったのは1つだけ」の中身

投稿された比較図によると、3つのカメラのうち超広角(IMX972、F2.2、13mm相当)と望遠(IMX973、F2.8、100mm相当)は、それぞれ16 Pro・17 Proの世代から仕様が据え置かれています。
変更が入ったのはメインカメラのみで、センサーが新開発の「IMX905」に刷新されました。

分解による確認を伝える投稿もあわせて話題になっています。

Impress Watchなど複数の報道でも、メインカメラのセンサー刷新とあわせて、Appleとして初めて可変絞り機構を搭載したことが伝えられています。
絞り値はF1.48からF4.0まで4段階で切り替えられ、レーザーカット加工された6枚の羽根をローター機構で動かして調整する仕組みです。

可変絞りとは何のためにある機能なのか

絞り(開口部の大きさ)を変えられると、取り込む光の量と被写界深度(ピントが合って見える範囲の奥行き)を調整できます。
これまでのiPhoneのカメラは絞りが固定されていたため、背景をどれだけぼかすかはソフトウェア処理に頼る部分が大きいものでした。
可変絞りが加わったことで、レンズの物理的な仕組みだけでぼけ具合をコントロールできるようになった点が、一眼カメラに近い表現を狙う人にとっての変化です。

プロセッサーも刷新されており、新開発の「A20 Pro」は2ナノメートルプロセスで製造され、前世代の「A19 Pro」に比べてメモリ帯域幅が50%向上しています。
カメラのリアルタイム処理や動画撮影時の安定性にも関わる部分です。

「ほとんど変わらない」は的外れではない

17 Proからの買い替えを迷っている人たちの「ほとんど変わらない」という感想は、あながち的外れではありません。
超広角・望遠の性能はそのままで、日常的にオート撮影しか使わない人にとっては、可変絞りの恩恵を実感しにくい可能性があるからです。
一方で、背景のぼけ方を自分で調整したい人や、暗所での撮影機会が多い人にとっては、今回のメインカメラ刷新は実用上の差につながりやすいポイントと言えます。

なお価格は256GBモデルが21万9800円、512GBが25万4800円、1TBが32万4800円、2TBが42万9800円です。
Pro Maxは各容量とも2万円ほど高く設定されています。
動画再生時間はProが最大36時間、Pro Maxが最大45時間とされています。

Shiritomo GADGET編集部の考察:Appleが選んだのは「足し算」ではなく「置き換え」

今回のiPhone 18 Proを見ていて興味深いのは、Appleが「画素数を増やす」という分かりやすい足し算ではなく、既存の画素数を維持したまま絞りという物理機構を足すという選択をした点です。
派手なスペック上の数字の変化を演出するなら画素数を伸ばす方が伝わりやすいはずですが、あえて写真表現の幅を広げる方向に振っています。

これは、スマートフォンのカメラ競争が「解像度の数字勝負」から「一眼カメラが持っていた表現力にどこまで近づけるか」という次の段階に移りつつあることの表れとも読めます。
望遠・超広角をあえて据え置いたのも、開発リソースをメインカメラの機構刷新に集中させた結果でしょう。
次に買い替えを検討するときは、画素数だけでなく「何が物理的に変わったか」を確認する視点を持つと、今回のような「言うほど変わらない」という早合点を避けられるはずです。

まとめ

iPhone 18 Proは超広角・望遠のセンサーを据え置く一方、メインカメラを新センサー「IMX905」に刷新し、初の可変絞り機構を搭載しました。
画素数だけを見れば地味な変化に見えますが、絞りという物理的な仕組みが加わったことで、写真表現の幅は着実に広がっています。

さらに深掘りしたい方へ

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可変絞りカメラの仕組みはImpress Watchの記事、価格・発売日は財経新聞の記事で詳しく確認できます。