「覇道が初見の人はぜひ参考までに」――『妖怪ウォッチ2』リメイク発表で1.7万いいねの対戦ティア表
S、A+、A……そして一番下の段には「死ね」。
妖怪のメダルがびっしり並んだ1枚の画像に、141万回以上の表示と1.7万件を超える「いいね」がついています。
投稿主が作ったのは、9月に発表されたばかりのリメイク版『妖怪ウォッチ2 覇道』に備えた「ガチ対戦ティア表」です。
ゲーム自体はまだ発売日すら決まっていません。
それでも発表から3週間足らずで、ファンがここまで作り込んだ資料を自主的に公開し、それが数十万人に届く。
SNS上で公式発表がどうファンの手で「補完」されていくのかが分かりやすく出ていたので、発表の中身とあわせて経緯を調べてみました。
先に結論をまとめると:
– レベルファイブが『妖怪ウォッチ2 覇道』をSwitch 2・PS5・Steam向けに発表しました(発売日は未定)
– 12年前のオリジナルを知るファンが自作の対戦ティア表を投稿し、1.7万いいね・141万インプレッションを記録しました
– 東京ゲームショウ2026では完全新作『ホーリーホラーマンション』も披露され、シリーズ全体の勢いを後押ししています
1.7万いいねを集めた「対戦ティア表」の中身
画像は「TierMaker」というランキング作成ツールで作られたもので、妖怪のメダルをS・A+・A・B+・B・C+・C・D+・Dの9段階、さらにその下にもう一段加えた計10段階に振り分けています。
性能の高い妖怪を上に、そうでない妖怪を容赦なく下に置く、いわゆる対戦環境(プレイヤー同士の実力比較の場)向けの評価表です。
投稿文は「妖怪ウォッチ2リメイクに備えてガチ対戦ティア表を作ってみました。
覇道が初見の人はぜひ参考までに…」というもので、投稿主自身が「初見の人」への参考資料として位置づけていることが分かります。
妖怪ウォッチ2リメイクに備えてガチ対戦ティア表を作ってみました。覇道が初見の人はぜひ参考までに… pic.twitter.com/uE6bECcVVl
— じゅえき (@itoranotikubi) 2026年9月27日
引用(リツイート)が543件、返信も159件ついていて、ただ眺められただけでなく「このランクはおかしい」「この妖怪はもっと上」といった議論の材料にもなっている様子がうかがえます。
ただ、この1枚だけでは「なぜ今リメイクなのか」までは分かりません。
そこで発表の経緯を確かめてみました。
調べて分かったこと
『覇道』は何を「リメイク」した作品なのか
『妖怪ウォッチ2』は2014年7月10日に『元祖』『本家』の2バージョンが同時発売され、同年12月13日にはストーリーやメダル交換機能を追加した増補版『真打』が発売されています。
今回発表された『妖怪ウォッチ2 覇道』は、この『真打』をベースにグラフィックを一新し、追加ストーリーや新たな妖怪などの新要素を加えたリメイク作品です。
オリジナルの発売から数えると、12年ぶりの新装版ということになります。
発表は2段階だった
『覇道』は9月9日の「Nintendo Direct 2026.9.9」でまず発表され、このときはSwitch 2向けとだけ案内されていました。
翌9月10日、レベルファイブが自社配信「LEVEL5 VISION 2026 II 夢」を実施し、ここで改めてPS5・Steam版の展開も明らかにしています。
発売時期については、現時点でも公式から発表されていません。
なぜ発表直後からここまで反応があったのか
本誌ではこれまでも、『妖怪ウォッチ』シリーズに関する話題で「押し入れから3DSを引っ張り出す大人たち」の動きを何度か取り上げてきました。
今回のティア表も、そうした「かつて遊んでいた人がまた触れたくなる」流れの延長線上にあると見られます。
投稿が「初見の人」を意識して作られている点からも、リメイクをきっかけに、初代を知らない層・久しぶりに触れる層の両方を想定した動きが出ていることがうかがえます。
新作『ホーリーホラーマンション』も同時に披露
レベルファイブは東京ゲームショウ2026で、完全新作『ホーリーホラーマンション』の試遊版も出展しました。
カメラ型のキャラクター「キャメロン」が「ゴーストショット」でモノノケを生み出し、マンホールや自動販売機など身の回りのものがモノノケの姿になって仲間になっていく、という内容が報じられています。
Switch 2・PS5・Steam向けに2027年の発売を予定していると報じられており、グッズ展開なども見込むクロスメディア企画として動いているようです。
『覇道』とあわせて、レベルファイブが同時期に2つの大型タイトルを動かしていることになります。
Shiritomo GAME編集部の考察
今回の反響で興味深いのは、公式が用意していない「対戦の攻略情報」をファンが先回りして作った点です。
企業アカウントの投稿単体ではなく、ユーザーが作った二次コンテンツが数十万インプレッションを稼ぐ構造は、コミュニティが活発なIP(知的財産)ほど起きやすく、公式発表の宣伝効果を何倍にも広げます。
運用担当者の視点で見ると、発表直後に「参考資料」「攻略情報」を作りたくなる余地を残す設計(メダル・キャラクター数の多さなど)自体が、拡散を後押しする設計になっているとも言えます。
いいね数だけでなく引用リツイートや返信の比率が高い投稿ほど、単なる目撃情報ではなく「話したくなる」投稿として伸びやすい傾向も、今回のケースに重なります。
まとめ
12年前の3DSソフトのリメイク発表から3週間足らずで、ファンが自主的に作った対戦ティア表が140万インプレッションを超える反響を呼びました。
発売日はまだ未定ですが、東京ゲームショウ2026で披露された新作『ホーリーホラーマンション』とあわせて、レベルファイブの動きから当面目が離せなさそうです。
さらに深掘りしたい方へ
発表の詳細は 「妖怪ウォッチ2 覇道」は新たな妖怪が多数登場! レベルファイブ日野氏がコメント(GAME Watch)、Switch 2版発表時の一報は レベルファイブ、全リメイクの新作「妖怪ウォッチ2 覇道」を発表【ニンダイ】(GAME Watch) で詳しく報じられています。
『妖怪ウォッチ2 覇道』ゲラゲラポー♪な新映像の内容は ファミ通.com が、東京ゲームショウ2026での『ホーリーホラーマンション』試遊レポートは インサイド がまとめています。


