スター・ウォーズ ギャラクティックレーサーがメタスコア88、「レースゲームの傑作」と絶賛
Metacritic 88点。
10月6日発売を控えた『スター・ウォーズ:ギャラクティック・レーサー』のPS5版に付いたスコアです。
砂漠の崖に沿って突っ込んでいくポッドレーサーの機体、紫色に光るエンジン光跡――『エピソード1』のあの名場面が、現代のグラフィックで再現されています。
レースゲームというジャンル自体が近年は新作に乏しいなか、なぜこの作品だけ高評価が集まっているのか。
ゲームを探している人にとっては「買う価値があるのか」、過去のポッドレースファンにとっては「あの感覚は戻ってきたのか」が気になるところだと思います。
この記事では、スコアの中身と開発チームの背景、ゲームとしての仕組みを調べてまとめました。
先に結論をまとめると:
– MetacriticスコアはPS5版88点・Xbox Series X版86点・PC版84点で、PS5版は批評家の97%が肯定的評価
– 開発のFuse Gamesは『バーンアウト』シリーズを手がけた元Criterion Gamesのメンバーが2023年に立ち上げたスタジオ
– クラッシュすると周回がその場で終わるroguelite(プレイごとに難易度・展開が変わるゲーム形式)のキャンペーンと、機体カスタムの組み合わせが評価の核
Xで広がった「レースゲームの傑作」評
ゲーム系ニュースアカウントのdenfaminicogameが10月3日に投稿したツイートは、71万回を超える表示回数を記録しました。
Metacriticで「88/100」という高スコアを記録したこと、そして海外レビューの中に「レースゲームの傑作」「映画級のスピードとスリルを完璧に実現している」といったコメントが集まっていることを紹介する内容です。
『スター・ウォーズ:ギャラクティック・レーサー』のメタスコアが「88/100」と高評価を記録。海外で絶賛されるhttps://t.co/aexi9ZE42f
— 電ファミニコゲーマー (@denfaminicogame) 2026年10月3日
半数以上が90点以上に。「レースゲームの傑作」「映画級のスピードとスリルを完璧に実現している」「性格の悪いレーサーを倒すの楽しい」と称賛のコメント集う pic.twitter.com/G1QIH6bxWa
ただ、ツイート1本の紹介だけでは、どのプラットフォームの何点なのか、本当にそこまでの出来なのかまでは分かりません。
実際のMetacriticページと、ゲームの中身を確かめてみました。
調べて分かったこと
本当にメタスコア88なのか?
Metacriticで確認すると、スコアはプラットフォームごとに異なっていました。
10月上旬時点で、PS5版が58件の批評家レビューで88点(肯定的97%・混合3%・否定的0%)、Xbox Series X版が12件で86点、PC版が16件で84点です。
ツイートにあった「88」はPS5版のスコアを指していたことになります。
個別の評価を見ると、Eurogamerは満点評価を付け、各ステージの見応えのある「トラックデザイン」を評価。
GamingBoltも90点を付け、中毒性のあるキャンペーンと高速レースを評価のポイントに挙げています。
一方でRespecは70点とやや辛めで、「従来型のモードやポッドレーシング要素がもっと充実していれば、より完成度が高かったはず」とコメントしていました。
ツイートにあった「半数以上が90点以上」という紹介は、Metacriticのスコア分布そのものまでは今回確認できていません。
全体としては高評価でも、満場一致の大絶賛ではないという温度感が見えてきます。
なぜ元『バーンアウト』チームが手がけているのか?
開発元のFuse Gamesは、2023年に設立されたイギリス・ギルフォード拠点のスタジオです。
CEOのMatt Webster氏をはじめ、5人の元Criterion Gamesスタッフが立ち上げました。
Criterion Gamesは『バーンアウト』シリーズや『ニード・フォー・スピード』シリーズの開発で知られるスタジオで、Webster氏自身も『バーンアウト3 Takedown』の製作に関わった経歴を持っています。
Fuse Gamesのメンバーはかつて別会社でDICEの『スター・ウォーズ バトルフロント』『バトルフロントII』の乗り物戦闘パートの開発を支援した経歴もあり、その頃に築いたLucasfilmとの関係が今回の企画を後押ししたと語られています。
roguelite要素とは何なのか?
本作のキャンペーンは「run-based(周回制)」という仕組みを採用しています。
ツアー(一連のレース周回)の最中にクラッシュを重ねすぎると、その場でツアーが終了し、最初からやり直しになります。
周回で稼いだクレジットとチューニングポイントで機体を強化し、次の周回に挑む――roguelite特有の「やられたら最初から、でも強くなって戻る」構造です。
機体は3種類の異なるスタイルの「レプルサー戦闘機(反発推進で浮上する乗り物)」から選べ、報酬には一部ランダム要素があるため組み合わせの幅が生まれます。
この仕組みは実際にプレイした人の投稿でも裏付けられていました。
発売を目前に控えた10月2日、海外プレイヤーが「ギャラクティック・レーサーのポッドレース! まだ5時間ほどしかプレイしていないが、楽しくて、それなりに歯応えがあり、映像も見事。
アップグレードやローグライト的な仕組みも良い出来」と投稿しています。
Pod Racing in Star Wars Galactic Racer!
— Farzam (@farzam_plays) 2026年10月2日
I've only played about 5 hours of Galactic Racer and so far it's:
– Very fun
– Pretty challenging
– Impressive visually
– Good upgrades/rogue-like mechanics
Will probably keep playing this game once a week until I eventually beat it pic.twitter.com/PpdHvmzkRD
ポッドレースシーンとの関わりは
本作にはキャンペーン中、惑星ごとの合間に差し込まれるポッドレーシングのチャレンジが組み込まれています。
これは『エピソード1』の劇中で描かれた、アナキン・スカイウォーカーが出場する砂漠の高速レースと同じ競技です。
この競技を題材にした1999年のNINTENDO64用ゲーム『スター・ウォーズ エピソード1 レーサー』は、今も根強いファンを持つ作品として知られています。
本作のポッドレース映像が公開された際には、「10歳の自分に戻った、N64でポッドレースをやっていた頃みたいに」という投稿もありました。
I’m 10 again, Podracing on my N64… 🥹 https://t.co/IW7B24xLba
— ItsJabo (@Its_Jabo) 2026年6月23日
denfaminicogameの投稿に添付された画像でも、紫色のエンジン光跡を引いた機体が砂漠の崖に沿って高速で駆け抜ける様子が確認できます。
複数の推進装置を備えた形状で、映画のポッドレーサーを思わせる意匠です。
Shiritomo GAME編集部の考察:ジャンル特化が評価を押し上げた
今回の高評価は、単に「スター・ウォーズだから」ではなく、ジャンルに強いチームがそのジャンルを作ったことが大きいと見ています。
レースゲーム専業のスタジオが、かつて担当したバトルフロントの乗り物パートの経験でスター・ウォーズの世界観表現にも土地勘を持っていました。
総合力より専門性で勝負する中小規模スタジオの作り方として、他の版権タイトルにも参考になる事例ではないでしょうか。
もう一つ注目したいのは、Metacriticの点数がプラットフォームごとにばらついている点です。
PS5版88点に対しPC版は84点、レビュー件数も58件対16件と差があります。
プラットフォームを選ぶ際は「総合スコア」だけでなく、自分が遊ぶ機種のスコアを個別に確認したほうが実態に近いでしょう。
まとめ
『スター・ウォーズ:ギャラクティック・レーサー』は、PS5版でMetacritic 88点という高評価を得て10月6日に発売されます。
元『バーンアウト』チームによるスピード表現と、roguelite構造のキャンペーンが評価の軸になっていました。
この記事で取り上げた製品
スター・ウォーズ ギャラクティック・レーサー PS5
スター・ウォーズ ギャラクティック・レーサー Xbox Series X
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