サルゲッチュ、16年ぶり復活の噂――Team ASOBI以外の新スタジオが開発か
ピポサルを捕獲アミで追いかける、あの感触を覚えている人は多いはずです。
『サルゲッチュ』シリーズの最後の完全新作は2010年末、PS Move専用の『フリフリ!サルゲッチュ』でした。
そこから数えると約16年。
このタイミングで「ソニーが復活プロジェクトを進めている」という情報が浮上し、Xで一気に広がっています。
懐かしのゲームシリーズの動向を追っているなら、公式発表前のこの段階でどこまでが事実でどこからが噂なのかを整理しておくと、後から出てくる続報を正しく読み解けます。
この記事では、噂の出どころと、どこまでが確認できる情報なのかをまとめました。
先に結論をまとめると:
– 情報源はリーカー(未公開情報を事前に発信する情報提供者)の「Nate the Hate」氏で、ソニーが休眠IPの復活プロジェクトを進行中と言及しました
– 開発は『ASTRO BOT』を手がけたTeam ASOBIではなく、別のスタジオが担当する見込みとされています
– ソニーからの公式発表はまだなく、タイトル名・対応機種・発売時期も一切明らかになっていません
何が起きたのか
話題の発端は、ゲームニュースサイトgazlog_blogが投稿した1本のツイートです。
約16年ぶりの復活の可能性、ソニーが休眠シリーズのプロジェクトを進行中であること、開発はTeam ASOBIではなく別スタジオが担当する見込みであることが、短くまとめられていました。
『サルゲッチュ』が約16年ぶりに復活か
— ギャズログ | GAZLOG (@gazlog_blog) 2026年10月3日
ソニーが休眠シリーズ復活のプロジェクトを進行中とリーカーが言及
開発はTeam ASOBIではなく別スタジオが担当する模様https://t.co/wAJOV9Nunr
このツイートは4,600件以上のいいねと1,700件を超えるリツイートを集め、523件の引用ポストも付きました。
コメント欄には往年のファンらしい反応が相次ぎ、懐かしさと期待が同時に広がっている様子がうかがえます。
ただ、ツイート1本の情報だけでは「本当にそんな話があるのか」「いつ出てきた話なのか」が分かりません。
そこで、情報の出どころをさかのぼって確認してみました。
調べて分かったこと
リーカー「Nate the Hate」とは何者か
今回の情報源であるNate the Hate氏は、PlayStation関連のリーク情報を扱うことで知られる海外のリーカーです。
今回はゲームファンのコミュニティサイト「ResetEra」のスレッドで、サルゲッチュの新プロジェクトについて言及したと報じられています。
実はこの発言、まったく新しい話ではありません。
同氏は2026年5月にも、ソニーが古い未使用IPのいくつかの復活を検討しているのは事実だ、という趣旨の投稿をXに残していました。
There is truth to Sony exploring & considering reviving some of their older, unused IPs.
— NateTheHate2 (@NateTheHate2) 2026年5月16日
今回の「サルゲッチュ」という具体的な名前は、この5月の発言から半年近く経ってようやく出てきた続報という位置づけです。
情報としては一貫していますが、ソニーからの公式なコメントは現時点で一切ありません。
あくまでリーカーの言及という段階にとどまっています。
本当に16年ぶりなのか?
『サルゲッチュ』シリーズは1999年にPS1向けの第1作が発売されて以来、派生作品も含めて多数のタイトルが展開されてきました。
しかし新規タイトルとしての展開は、2010年12月に発売されたPS Move専用ソフト『フリフリ!サルゲッチュ』を最後に途絶えているとみられています。
2026年の今から数えると、確かに16年という数字に近いものがあります。
長年新作が出ない状態が続いていたことが、今回の噂の反応の大きさにつながっている面もありそうです。
蓄積された期待が、一つの短い言及で噴き出した格好です。
Team ASOBIではないなら、誰が作るのか
もう一つ気になるのが、開発をTeam ASOBIが担当しないという点です。
Team ASOBIは、もともとソニー傘下のジャパンスタジオの一部として2012年に発足し、2021年に独立スタジオとして再編されたチームです。
2024年にPS5向けに発売した『ASTRO BOT』が国内外で高く評価され、今やソニーの看板スタジオの一つになっています。
『ASTRO BOT』はプラットフォーマー(横や奥に進んで敵を避けながらゴールを目指すアクションゲーム)というジャンルで、『サルゲッチュ』とジャンルの親和性は確かに高く感じられます。
そのため「てっきりTeam ASOBIが手がけるのでは」と想像していた人もいたかもしれませんが、リーク情報ではあえて別スタジオが担当するとされています。
どのスタジオが開発を担うのかは、現時点ではまだ明かされていません。
Shiritomo GAME編集部の考察
今回のような「休眠IPの復活リーク」は、ここ数年のゲーム業界で繰り返し起きている現象です。
『ASTRO BOT』のヒットで、ソニーが自社の古いマスコットキャラクターを現代的な技術でもう一度作り直す土台と自信を得たことは間違いありません。
だとすれば、次にどのIPへ目が向くかというファンの想像が、リーカーの短い言及だけで一気に膨らむのも自然な流れです。
ただ、ここで注意したいのは噂の鮮度です。
ソニーが休眠IPの復活を検討しているという大枠自体は、Nate the Hate氏が5月に残した一般論的な発言で既に示されていましたが、Team ASOBI不在という具体的な言及は10月になって新たに出てきた情報です。
断片的な情報が時間差で結びつき、一つの大きな話題として再燃する構造は、SNS時代のリーク報道によく見られるパターンです。
プレイヤー側としては、タイトル・発売機種・発売時期のどれも確定していない段階だということを踏まえ、公式発表が出るまでは「期待しつつ待つ」くらいの距離感で見ておくのがちょうど良いのではないでしょうか。
ゲームデザインの観点からも一つ付け加えるなら、『サルゲッチュ』の核にあるのは「アミで捕まえる」という単純明快な操作感です。
Team ASOBI以外のスタジオが手がけるとなれば、あの感触をどう今の操作デバイスで再現するかが、復活作の評価を分ける最大のポイントになるはずです。
まとめ
『サルゲッチュ』の新作に関する情報は、リーカーの言及という段階にとどまっており、ソニーからの公式発表はまだありません。
開発スタジオも、発売時期も確定していない「噂」の段階ですが、16年ぶりという節目の数字とあいまって、ファンの間では静かな盛り上がりを見せています。
続報が出るかどうか、今後の動きを追いかけておきたいところです。
