Deadlock、同時接続30万人でTF2超えの新記録――新ヒーロー「ヴァイオレット」の技を即解析
招待制のクローズドテストで、まだSteamストアでは買えないゲームが、Steamの歴代同時接続記録を塗り替えました。
数字は30万3,347人。
Valveが2007年に出した『Team Fortress 2』の歴代記録25万3,997人を、招待制のままのタイトルが上回ったことになります。
舞台はValveの新作『Deadlock』です。
サードパーソン視点のシューティングとMOBA(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ:陣地を取り合う対戦ゲームのジャンル)を組み合わせたヒーローシューター(固有のスキルを持つキャラクターを操作する対戦シューティングゲーム)で、現在進行中の大型アップデートのたびに新ヒーローが増え続けています。
ゲームを買う・買わないに関係なく、「新しいキャラが出るとどう変わるのか」を知りたい人に向けて、この1週間の動きを整理しました。
先に結論をまとめると:
– Deadlockは現地時間2026年10月16日(日本時間では10月17日早朝)、Steam同時接続30万3,347人を記録し、Valve自身のTF2の歴代記録を上回りました
– 9月29日開始の大型アップデート「City Never Sleeps」では新ヒーローが火曜・金曜に1体ずつ追加されており、10月20日(現地時間)に最後の6体目「ナースハロウ」が登場予定です
– 直近に実装されたヴァイオレット・デッドマン・ダニーは実装直後からファンによる技の仕組み解析が始まっており、攻略よりも先に「このスキルはどう動くのか」が話題になっています
新ヒーローが出るたびに塗り替わる同時接続記録
この30万3,347人という記録、達成したのは現地時間10月16日(日本時間では10月17日早朝)でした。
偶然にも同じ日、絵描きという設定の新ヒーロー「ヴァイオレット」がゲームに追加されています。
Deadlockはこれ以前にも10月9日に26万2,145人という自己記録を出しており、新ヒーローの追加と同時接続者数の更新がここ数週間でセットになっている格好です。
VTuberの風楽奏斗さんも、ヴァイオレット実装初日の配信をこう告知していました。
12:30~
— 風楽奏斗🍝🍷 (@KNTFR2434) 2026年10月17日
すごそうなの来た
【 Deadlock 】 3Dペイント、無限スライド、簡単スタン&∞ステータスアップ、強ウルト😕これがヴァイオレット【にじさんじ/風楽奏斗】 https://t.co/VZAcqoEsiJ @YouTubeより pic.twitter.com/gpa9ayzo8Y
「飛べダニーどこまでも」という配信タイトルどおり、もう1人の新ヒーロー、デッドマン・ダニーの回でも新キャラ実装のたびに配信が組まれていたことがうかがえます。
ただ、記録を更新したこと自体よりも気になるのは、招待制のままでここまで数字が伸びている理由です。
そこで、アップデートの中身を確認してみました。
新ヒーロー実装ペースとプレイヤーの検証合戦
最後の新ヒーロー「ナースハロウ」はいつ実装されるのか
9月29日に始まった「City Never Sleeps」アップデートでは、6体の新ヒーローが順次追加される計画になっています。
現地時間10月13日(日本時間10月14日)にデッドマン・ダニー、現地時間10月16日(日本時間10月17日)にヴァイオレットが加わり、残るは最後の1体「ナースハロウ」だけです。
Valveの告知によれば、実装は現地時間10月20日午後2時(日本時間では10月21日早朝6時ごろ)とされています。
海外の報道では、火曜・金曜のペースで1体ずつ追加されてきたとも伝えられており、今回のナースハロウでこの一連の追加がいったん区切りを迎える形です。
ヴァイオレットの「無限射程無限スライド」とは何か
絵描き設定のヴァイオレットについて、技の仕組みを細かく検証する投稿も見られました。
【Deadlock】
— あるとえとら Art/Etraaaa (@Art_EtrA) 2026年10月16日
ヴァイオレットの2番が無限射程無限スライドならヴァイオレット側はマウスかコントローラーぶん回すけど pic.twitter.com/tozEdOE7Zn
「2番が無限射程無限スライドなら」という書き方からも分かるとおり、射程に制限がないように見える遠距離技を、発動しながら移動し続けられる挙動として捉えている投稿です。
同じ投稿者は他のツイートでも、ヴァイオレットの別の技が特定の妨害効果を打ち消せる点や、範囲技の有効距離が25メートルである点など、実戦で使う際の立ち回りを細かく整理していました。
公式のパッチノートに書かれている説明だけでは分からない部分を、プレイヤー自身が試して埋めている様子がうかがえます。
デッドマン・ダニーの自爆ロケットジャンプに潜むリスクとは
もう一方の新ヒーロー、デッドマン・ダニーについても、移動技の細かい仕様を検証する投稿がありました。
【Deadlock】
— あるとえとら Art/Etraaaa (@Art_EtrA) 2026年10月14日
ダニーのロケジャン自傷ダメージについて
ロケットが自分単体にヒットした場合は最大体力6.5%分の自傷ダメージが発生するが、自分含む敵ににヒットした場合は自傷ダメージが発生しない
寄りや逃げにあたって中立などが残っている場合は中立を起点にロケジャンするとヘルスを維持が可能 pic.twitter.com/HFBDueKIY9
ロケットを足元で爆発させて素早く移動する「ロケットジャンプ」という技で、自分だけに爆風が当たると体力の一部を失う一方、敵も巻き込んだ場合は自傷ダメージが発生しない、という内容です。
中立の敵(NPC)を巻き込めば体力を減らさずに移動できる、という立ち回りまで投稿では整理されていました。
こうした細かい仕様の検証が、公式発表よりも早くプレイヤーの間で共有されているのが、このゲームの新ヒーロー実装直後によく見られる光景のようです。
なお、海外メディアの一部では、射撃の手応えに物足りなさを感じる声や、MOBAとしてもっと別のジャンルで見たかったという感想も紹介されています。
ただし、FPS(一人称視点のシューティング)が好きな層とMOBAが好きな層とで評価がきれいに二分されている、というところまで断定できる材料は今回見当たりませんでした。
少なくとも今回確認できた投稿の中心は、評価の対立よりも「新ヒーローの技をどう使うか」という検証や実況の盛り上がりです。
Shiritomo GAME編集部の考察
招待制のクローズドテストのままSteamの歴代記録を更新できたのは、Deadlockが「買えないのに話題になる」状態を意図的に作れているからだと見ています。
新ヒーローを週2体ペースで小出しにする設計は、実装のたびにプレイヤー・配信者・ファンアート勢それぞれに話題の起点を与える仕組みとして機能しており、正式リリース前に検証コミュニティを育てるマーケティングとして見ると完成度が高いと感じます。
一方で、サードパーソンシューターとMOBAという異なるジャンルの操作感を同じ試合の中で両立させる設計は、ヒーローが増えるほどバランス調整の難易度も上がります。
正式リリースに向けて、この「増やしながら整える」綱渡りをどこまで続けられるかが、ジャンル融合タイトルとしての評価を決める分かれ目になりそうです。
まとめ
Deadlockは招待制のまま、Steamの歴代同時接続記録を更新するところまで来ました。
9月末から続く新ヒーロー追加は10月20日(現地時間)のナースハロウで一区切りを迎えますが、実装のたびにプレイヤーが技の仕組みを検証し、配信者が新キャラ回を組む流れはすでに定着しています。
招待が回ってくる機会があれば、まずは直近に加わったヴァイオレットとデッドマン・ダニーの技から触れてみると、話題についていきやすいはずです。
さらに深掘りしたい方へ
- Deadlock Steam Charts(SteamDB) ― 同時接続者数の推移を確認できます
- Deadlock公式Steamストアページ ― 招待制テストの概要が掲載されています
- Deadlock Patch Notes, October 16, 2026(unDeadlock) ― ヴァイオレット実装時のパッチノート詳細
