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引用リポストが参加の約7割、DayDay.のプレゼント企画が24時間で3,292件を集めた設計

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年10月15日 更新
引用リポストが参加の約7割、DayDay.のプレゼント企画が24時間で3,292件を集めた設計

リポスト1,023件に対して、引用2,269件。
日本テレビ系の朝の情報番組『DayDay.』が10月14日に始めたプレゼントキャンペーンは、24時間で集まった参加・拡散3,292件のうち、約7割が引用リポストでした。
「フォロー&リポスト」が定番のX懸賞で、引用がリポストの倍以上になるのはあまり見かけない形です。
キャンペーンを企画するSNS担当者にとっては、応募条件の決め方ひとつで広がり方がどう変わるかを考える材料になる事例なので、数字と設計を整理してみます。

先に結論をまとめると:
– 応募条件を「引用リポスト+ハッシュタグ」にした結果、引用がリポストの約2.2倍になりました
– 告知は放送開始30分前の朝8時半で、放送中の9時台に1時間425件のピークが来ています
– 引用は参加者自身の投稿として表示されるので、番組名のハッシュタグが参加の数だけ広がる設計です

DayDay.のプレゼントキャンペーン、Xでどう広がったのか

告知したのは『DayDay.』の公式アカウントです。

応募方法は2ステップで、公式アカウントをフォローし、この告知を引用リポストして「#DayDay.」を付けて投稿します。
賞品はAmazonギフトカード(デジタルコード)で、毎週4名に当たると案内されています。
今回の回の締め切りは10月16日(金)の夜9時です。

拡散データを集計したSocialReportのレポートによると、告知から24時間の参加・拡散は合計3,292件でした。
内訳は引用リポスト2,269件、リポスト1,023件で、参加の約7割が引用です。
告知ツイートのインプレッション(投稿が表示された延べ回数)は67,505回、いいねは1,130件に達しています。

時間の流れも特徴的でした。
告知が出たのは10月14日(水)の朝8時半で、番組の放送開始の30分前です。
最初の30分で338件が集まり、放送が始まった9時台には1時間で425件と、この日のピークを迎えています。
投稿から6時間ほどで全体の約半分が集まり、その後も17時台と23時台にもう一度小さな山が来ていました。

詳しい拡散の推移や、どんな層が拡散したかの分析は、SocialReport のキャンペーンレポートで公開されています。
ここでは、なぜこの形になったのかを設計の側から見ていきます。

朝の情報番組『DayDay.』とはどんな番組か

『DayDay.』は日本テレビ系で平日の朝9時から生放送している情報番組です。
MCは武田真一さんと、南海キャンディーズの山里亮太さんが務めています。

今回の賞品はAmazonギフトカードで、使い道を選びません。
特定の趣味を持つ人だけに刺さる賞品ではなく、番組を見ている誰もが「当たったら使える」と思える賞品です。
SocialReportのレポートでも、拡散したアカウントのうち確認できた主要な18件では、暮らし・子育て系とエンタメ系が合わせて6割ほどを占め、残りも特定のジャンルに偏らない層だったと分析されています。
朝の情報番組の視聴者層と重なる人たちに、そのまま届いた形と言えそうです。

なぜ引用リポストが7割になったのか

応募条件そのものが「引用」だった

いちばん大きな理由はシンプルで、応募条件が引用リポストだったからです。
多くのX懸賞は「フォロー&リポスト」で、引用は任意のおまけになりがちです。
DayDay.は最初から引用を条件にしたので、参加の中心が引用に入れ替わりました。
時間帯ごとに見ても、すべての時間帯で引用がリポストを上回っていたと、SocialReportのレポートは伝えています。

ハッシュタグ1つで完了する手軽さ

引用は、リポストよりひと手間かかる参加方法です。
ただ、DayDay.の条件は「#DayDay.」を付けるだけで、文章を書く必要はありません。
SocialReportのレポートが確認した引用10件のうち7件は、ハッシュタグだけの投稿でした。
書くことに迷う時間がないので、引用でもリポストに近い感覚で参加できたと考えられます。

そのうえで告知文には「感想や応援コメントもぜひ」と添えられていました。
同じ10件のうち3件には、番組を毎回参考にしているという感想や、その日の特集へのお礼が書き添えられていたそうです。
書きたい人は書ける、という余地を残したことで、応募の手軽さと視聴者の声の両方を拾える形になっています。

引用リポストとリポストは何が違う?

引用リポストとリポストは、どちらも投稿の下にあるリポストのアイコンから選びます。
リポストは元の投稿をそのまま自分のフォロワーに流す操作で、自分の言葉は付けられません。
引用リポストは、元の投稿を添付した形で、自分のコメントやハッシュタグを付けた新しい投稿をする操作です。

キャンペーンの設計で効いてくるのは、この「新しい投稿になる」という点です。
引用の場合、参加者の投稿の本文に「#DayDay.」が入るので、ハッシュタグで検索したときにも参加の投稿が並びます。
リポストだけのキャンペーンでは、こうした形で番組名が広がることはありません。

Shiritomo編集部の考察:引用を条件にするなら、決めておきたいことは2つ

この事例から言えるのは、応募条件は「何件集めたいか」ではなく「どんな投稿を増やしたいか」で選ぶものだということです。

リポストを条件にすれば、件数は集めやすくなります。
でも広がるのは告知そのもので、参加者の言葉は残りません。
引用を条件にすると件数の伸びは読みにくくなる一方で、ハッシュタグ付きの投稿が参加の数だけ生まれます。
DayDay.は、番組名を広げることと、視聴者の感想を集めることを、1つの条件で両方やっていました。

引用を条件にするなら、決めておきたいことは2つです。

1つ目は、書かなくても参加できる最低ラインを用意すること。
DayDay.はハッシュタグだけで応募が完了するので、文章を書く手間が参加の壁になっていません。
「感想を書いて応募」を必須にすると、書くことが思いつかない人がそこで離れてしまいます。

2つ目は、告知のタイミングを、見ている人が手を動かせる時間に合わせること。
放送の30分前に告知して、放送中にピークが来ていました。
テレビ番組なら放送中、店舗なら来店しやすい時間、商品なら発売日の朝、というように、読者がその場で参加できる時間を選ぶと立ち上がりが変わりそうです。

引用は件数だけでなく中身まで見られる参加の形なので、終わった後に「どんな言葉が添えられたか」まで見返すと、次の企画の材料が残ります。

まとめ

DayDay.のプレゼントキャンペーンは、応募条件を「引用リポスト+ハッシュタグ」にしたことで、参加の約7割を引用が占める形になりました。
件数ではなく、どんな投稿を増やしたいかから応募条件を選ぶと、同じ賞品でも広がり方が変わってくるはずです。

さらに深掘りしたい方へ

出典:拡散データは SocialReport のキャンペーンレポート に基づく