セットログは何番目?Z世代SNSの優先順位、「セットログ>サブ垢で草」の投稿も
「どー考えても インスタ>BeReal>LINE>セットログ>サブ垢で草」。
あるポストへの返信に、7,719件のいいねがつきました。
その2時間ほど後に同じ質問へ返信した別の投稿では、セットログとサブ垢(鍵アカウントのような非公開用アプリ)の並びが逆になっていました。
アプリの数ではなく「誰に、どこまで見せるか」という公開度の段差を、Z世代は感覚的に並べ替えているようです。
SNS運用担当者やマーケターにとっては、ユーザーが1つのアプリに依存せず、親密度ごとに複数アプリを使い分けている実態を具体的に知る手がかりになります。
この記事では、2件の投稿を手がかりに、セットログが実際にどの位置に置かれているのかを確かめます。
先に結論をまとめると:
– 2件の投稿で共通していたのは「インスタ>BeReal>LINE」の順で、ここまでは一致していました
– セットログと「サブ垢」の順番だけが、投稿によって逆転していました
– セットログは「誰にでも見せられる」投稿と「誰にも見せない」投稿の間、公開度のグレーゾーンに置かれているようです
何が起きたのか
発端は、taketakesh27981さんへの返信として投稿された、よく使うアプリの優先順位を答える一言でした。
どー考えても
— 招き猫 (@maneki_r03ldg) 2026年10月18日
インスタ>BeReal>LINE>セットログ>サブ垢で草
このポストは2026年10月19日未明4時すぎに投稿され、短時間で7,000件を超えるいいねを集めました。
「インスタ>BeReal>LINE>セットログ>サブ垢」という並びは、セットログをサブ垢より一段「公開に近い」場所に置いている点が特徴です。
ただ、この並びが全員に共通するわけではありませんでした。
同じ質問に答えた別の投稿では、セットログとサブ垢の順番が入れ替わっていたのです。
調べて分かったこと
なぜ順位が割れたのか?
約2時間後、同じ投稿への返信として寄せられたのが次の一言です。
うち的には
— 🐻 (@ririkuma_598) 2026年10月18日
インスタ>BeReal>LINE>サブ垢>セットログ
セットログの綺麗なところはサブ垢に載せる残りの変顔祭りはさすがに無理笑
こちらは2026年10月19日朝6時すぎの投稿で、「インスタ>BeReal>LINE>サブ垢>セットログ」と、サブ垢をセットログより上に置いています。
理由として添えられていた「セットログの綺麗なところはサブ垢に載せる残りの変顔祭りはさすがに無理」という一文が、順位が割れた背景を説明しています。
つまり、サブ垢は友人限定でも加工なしの素の自分を出す場所、セットログは1時間ごとに自動で記録される分、サブ垢よりは少し「見せられる状態」が保たれる場所、という感覚の違いです。
セットログとはどういう仕組みのアプリなのか?
セットログは韓国のnewchatが開発したVlog(動画記録)共有アプリです。
2025年12月にiOS版、2026年4月にAndroid版が公開され、K-POPアイドルの利用をきっかけに日本語対応後は急速に広まりました。
2026年5月には日本のApp Store無料ランキングで1位を獲得しています。
仕組みは、1時間ごと(0分)に通知が届き、アプリ内のカメラで2秒の動画を撮影するというものです。
撮影は強制ではなく、撮らなかった時間帯は黒いコマとして記録に残ります。
1日の終わりには、その日撮れた分がまとめて1本のVlogとして自動生成されます。
加工やフィルターは使えず、撮ったものがそのまま記録される設計です。
BeRealとは何が違うのか?
同じ「ありのまま」を掲げるBeRealは、1日1回だけ通知が届き、通知から2分以内に撮影しないと「遅刻」扱いになる仕組みです。
自分が投稿するまで友人の投稿を見ることもできず、投稿は24時間で表示が終わります。
対してセットログは1時間ごとに何度も撮影の機会があり、締め切りのプレッシャーは小さいぶん、1日分が蓄積されてひとつのVlogになる点がBeRealとは異なります。
「1日1回の一瞬」と「1時間ごとの積み重ね」という設計の違いが、2つのアプリが併用されている理由と言えそうです。
セットログの通知を減らす・止めるには?
1時間ごとの通知を「多い」と感じる人向けに、オフや間隔変更の設定も用意されています。
iPhone版では画面右上の「・・・」ボタンから「ログ通知」を選び、「1時間ごと」から「オフ」に切り替え可能です。
Android版では自分のアイコンから同じ項目を開いて変更します。
コメントやフォロワー追加などの通知だけを個別に消すこともできるようです。
Shiritomo編集部の考察:マーケターが見るべきは「順位」より「割れ方」
今回の2件が面白いのは、セットログの人気そのものではなく、ユーザー自身の中でも位置づけが固定されていないという点です。
インスタ・BeReal・LINEという「本名・実名寄り」の層までは一致するのに、セットログとサブ垢という「非公開寄り」の層で順位が割れる。
これは、セットログがメインアカウントの延長として使われている人と、サブ垢的な吐き出し場所として使われている人の両方を抱えていることを示しています。
ブランドがセットログで発信する際は、どちらの使われ方をしている層に届けたいのかを先に決めておく必要がありそうです。
片方に寄せたトーンは、もう片方の層には「見せられすぎている」か「よそよそしい」かのどちらかに映りかねません。
まとめ
2件の投稿から見えたのは、セットログが「新しく流行っているアプリ」という段階を過ぎ、Z世代の中で既存アプリと同じ土俵で優先順位をつけられる位置に来ているということでした。
ただしその順位は人によって割れており、まだ定着した「正解」はないようです。
さらに深掘りしたい方へ
セットログとBeRealの仕組みの違いは、BeRealの二番手「setlog」が大人気 止まらない「クローズドSNS」への流れ(Impress Watch)でも詳しく解説されています。
通知の設定方法をより詳しく知りたい方は、【setlog】「ログを撮る時間 1時間以内に投稿してください」通知を止める方法も参考になります。
