ノートPCを開いたら、その日にAI Agentが動いた——東京・虎ノ門のAIマーケ構築オフ会で見えたもの
「受講生全員がその日のうちに動くAIツールを作って帰った」——そんな一行がXに流れていたのを見かけて、気になって調べてしまいました。
2026年5月30日、東京・虎ノ門に約100名の事業者が集まりました。
マーケターおさる氏(YouTube登録者50万人、グループ総年商30億円)が監修する「AIマーケ構築完全攻略プログラム」の最終日オフ会です。
メイン講師は星川ユウヤ氏(@starriver0513)と石田彰吾氏(@ishida_chatgpt)。
参加者は会場でノートPCを広げ、実務で使えるAI Agentをその場で組み上げていったといいます。
セミナーで「聞いて終わり」ではなく、「作って帰る」。
この構成が、参加者の熱量を生んでいるようです。
100人の事業者がその場でAIを動かした理由
AI Agent(AIエージェント:人間の指示なしに自律的にタスクをこなすAIの仕組み)という言葉は、ここ1〜2年でマーケターの間でも頻繁に聞かれるようになりました。
ただ「なんとなく知っている」という段階の人がほとんどで、「自分で作って動かす」となると一気にハードルが上がります。

今回のオフ会が注目されているのは、非エンジニアの事業者たちが、たった1日でその壁を超えたからです。
星川氏のプログラムでは「現場で使えるAI」をテーマに、マーケティング業務の特定ステップを自動化するツールを、コードを書かなくても組み立てる方法を教えています。
「何を自動化するか」を明確にしてから取り組むため、完成したツールがすぐ業務に使えます。
それが「今日のうちに動いた」という感想に直結しているのでしょう。
「2ヶ月でAIマーケ環境が整う」プログラムの中身
このオフ会は「AIマーケ構築完全攻略プログラム」7日間ブートキャンプ形式の締めくくりとして開催されました。
おさる氏のコミュニティでは、過去にも同様のイベントを重ねており、今回で「第一期」の受講が一区切りとなります。

おさる氏が強調するのは「AIはDXツール」であるという視点です。
コンテンツ販売を例に取ると、投稿で関心を引き→DMで企画を案内し→セールスで購入を促し→受講コミュニティに誘導するという一連のフローを、AIが段階ごとにサポートできます。
プロンプトを毎回書き直すのではなく、繰り返し使えるAI Agentとして組んでおけば、人手がかかっていた部分を大幅に圧縮できるわけです。
プログラムは「追加料金なし・月額課金なし」の購入者限定コミュニティへと移行し、今後も無料イベントを継続するとのこと。
アクセスのハードルを下げながらコミュニティを育てる運営方針は、まさに「SNSマーケ × AI」の実践例でもあります。
SNS運用者が注目すべき「AIマーケ構築」の現在地
マーケティングの文脈でAIが語られるとき、まだ「生成AIで文章を作る」レベルの話が多い印象です。
ですが今回のオフ会が示しているのは、一歩先の話です。
業務フローそのものをAIが担う仕組みを、専門家でなくても自分で作れる時代になってきている、ということでしょうか。
SNS運用者にとって特に使えそうなのは、投稿文の自動生成はもちろん、DM返信のパターン化、ユーザーの反応を見ながらコンテンツを更新するサイクルの自動化などです。
すべてを一気にやろうとすると混乱しますが、「今の業務で一番手がかかっているステップ」だけ切り取ってAIに任せる発想で始めると、取り組みやすいかもしれません。
「まず1本動くものを作る」という今回のオフ会のやり方は、その意味で非常に実践的だと感じました。
さらに深掘りしたい方へ
まとめ
「聞いて帰るセミナー」から「作って帰るオフ会」へ——東京・虎ノ門の会場で100人の事業者が見せたのは、AIマーケティング自動化が机上の話ではなくなってきたことの証明かもしれません。
非エンジニアでも動くものが作れる環境は、着実に整ってきているようです。

