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「一度ネットに上げたら消せない」——SNS画像共有のリスクが5万いいねで拡散、専門家が顔出し投稿の危険性を警告

shiritomo | AI・SNS・話題のテック情報メディア by Hashout編集部 @shiritomoAI_jp 2026年6月3日 更新
「一度ネットに上げたら消せない」——SNS画像共有のリスクが5万いいねで拡散、専門家が顔出し投稿の危険性を警告

先日、Xでこんな投稿が5万件以上のいいねを集めました。
「他人の画像をSNSで無断共有する行為を非難する」という内容のポストに、「自分もこういうことをされそうで怖い」「やっと言ってくれた」という共感の声が殺到したのです。

その流れで今度は、精神科医の藤野智哉氏(@tomoyafujino)が子どもの顔写真や裸をSNSに投稿することのリスクについて警告する投稿を発信。
「そのリスク、ちゃんと考えていますか?」と問いかける内容が、さらに多くのユーザーに拡散されました。

「自分は大丈夫」と思いがちなSNSの画像投稿ですが、改めて調べてみると、思った以上に多くのリスクが潜んでいることがわかりました。

「デジタル誘拐」「セクストーション」——SNS画像をめぐる犯罪の実態

まず、警察庁のデータが衝撃的です。
2025年、SNSがきっかけとなった子どもへの被害件数は1566人にのぼることが確認されています。

その中でも近年増加しているのが、2種類の手口です。

ひとつはデジタル誘拐と呼ばれるもの。
SNSに投稿された子どもの写真を見知らぬ第三者が無断転用し、まるで「自分の子ども」としてほかのSNSアカウントで公開するケースです。
一見「それだけ?」と思うかもしれませんが、元の投稿の場所情報や制服・学校名などが写り込んでいると、子どもの居場所が特定されるリスクに直結します。

もうひとつがセクストーション(sextortion)です。
性的な画像や動画を盾にして金銭や追加の画像を要求する恐喝で、被害者は子どもだけでなく大人にも広がっています。
「自分の子の写真なんてセクストーションと関係ないでしょ」と思う方も多いかもしれませんが、一度ネット上に出回った画像は、削除しきれない形で転用・加工されることがあります。

藤野智哉氏は「一度ネットに上がると削除しきれない。
一番の自衛は撮らせない・顔出しを控えること」と指摘しており、学校でもSNSへの顔出し投稿を禁止する通知が出ているケースが増えています。

SNS運用する側も知っておきたい「他者の画像」の扱い

このリスクはSNSを個人で使う場面だけの話ではありません。
企業や団体でSNSアカウントを運用している方にとっても、画像共有のリスクはとても身近な問題です。

たとえば、次のようなケースを考えてみてください。

イベント写真の投稿: 社内イベントや顧客向けセミナーの写真をXやInstagramに投稿する場合、映り込んだ人物への許可は取れていますか? 子どもが写っている場合はとくに注意が必要です。

ユーザー投稿のリポスト: ユーザーが自社商品と一緒に撮影した写真をリポスト(再共有)する際、その写真に第三者の顔や情報が含まれていないか確認しているでしょうか。

インフルエンサー施策: インフルエンサーに自社製品を使った生活感のある写真を投稿してもらう際、子どもや家族が映り込んでいるケースもあります。
本人の同意だけでなく、映り込んでいる人々への配慮も含めた運用ルールが求められます。

「自衛」のために今すぐできること

SNS上の画像リスクを回避するために、個人・企業それぞれが取れる行動を整理してみます。

個人として:
– 子どもの写真は「非公開アカウント」のみで共有する
– 位置情報(ジオタグ)は投稿前に削除する
– 顔の見えない角度・後ろ姿での投稿を習慣にする
– 他人から送られてきた画像を第三者にそのまま転送しない

SNS運用者として:
– 写真に写り込んだ人物全員の同意を確認する(特に子ども・未成年)
– 過去の投稿に個人が特定できる画像が残っていないか定期的に見直す
– ユーザー投稿のリポストに関するガイドラインを社内で整備する

「そこまでやる必要あるの?」と感じる方もいるかもしれませんが、画像に関するトラブルは一度起きると対処が非常に難しいです。
「撮らない・上げない・転送しない」という3つの習慣が、SNS上での画像トラブルの大半を防ぐと言われています。

さらに深掘りしたい方へ

まとめ

5万いいねを集めたSNS画像共有への警告と、精神科医・藤野智哉氏の顔出しリスク発信をきっかけに、「一度ネットに上げた画像は消せない」という現実が改めて可視化されました。
個人でも企業でも、SNS上での画像の扱いを今一度見直すタイミングかもしれません。