オーディオ 読了 6 分

「逆に恐怖を感じるほどの無音」――AirPods 5、オープン型なのに”蒸れない”理由

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年9月19日 更新
「逆に恐怖を感じるほどの無音」――AirPods 5、オープン型なのに”蒸れない”理由

23,800円。
耳をふさがないイヤーチップなのに、周りの音がすっと消える。

9月18日に発売されたApple「AirPods 5」を手にした人たちから、そんな感想が相次いでいます。
耳の穴をぴったり塞ぐカナル型ではなく、耳に乗せるだけのオープン型。
それなのにノイズキャンセリング(ANC:周囲の騒音を打ち消す機能)が効くというのは、これまでのイヤホン選びの常識からすると少し意外です。
実際に届いた人の投稿を追いながら、何が変わったのかを確かめてみました。

先に結論をまとめると:
– ANC性能は前モデル「AirPods 4」比で最大50%向上。
オープン型なのに無音に近い静けさを実現
– 標準モデルは23,800円(税込)から。
ワイヤレス充電ケース付きは27,800円
– 音量調整のスワイプ操作やバッテリー持続時間も地味に強化されている

AirPods 5発売、届いた人たちの第一声

Appleが公式に発表した通り、AirPods 5の最大の変更点はANC性能です。
新しいマルチポートの音響アーキテクチャと、進化したコンピュテーショナルオーディオ(音を計算処理して補正する技術)の組み合わせで、前モデルより最大50%多く外部ノイズを除去できるようになりました。

届いたばかりの人の反応は、スペック表の数字以上にわかりやすいものでした。

「逆に恐怖を感じるほどの無音」という表現は大げさに見えますが、これはオープン型イヤホンのANCに慣れていない人ほど強く感じる感覚のようです。
耳が塞がれていないという視覚的・触覚的な情報と、周りの音がほぼ聞こえないという聴覚の情報がずれることで、違和感が「怖さ」として出てくるのだと考えられます。
ただ、この驚きの声だけでは実際の使い勝手までは分かりません。
そこで、もう少し細かい変更点も確認してみました。

調べて分かったこと

スペック以外に何が変わったのか?

ANC以外にも、地味だけれど使ってみると分かる改善が加えられています。
実際に届いた人のレビューを見ると、そのあたりが具体的に伝わってきます。

ケースを傾けたりステムを摘んだりする操作ではなく、ステム部分をスワイプするだけで音量を調整できるようになった点や、バッテリー持続時間が伸びた点は、カタログスペックの表だけを見ていると見落としがちな変化です。
Appleの公式発表によると、ANCを有効にした状態でのバッテリー駆動時間は、本体のみで最大5時間、ワイヤレス充電ケース使用時で最大22時間とされています。
チップはH2ヘッドフォンチップを搭載し、Siri AIへのハンズフリーアクセスや、異なる言語の会話を支援するライブ翻訳機能にも対応しました。

オープン型は結局、蒸れないのか?

イヤホン選びで地味に大きいのが「長時間つけていると耳の中が蒸れる」という悩みです。
カナル型のイヤホンは密閉度が高い分、遮音性やANCの効きは良くなりますが、その分だけ耳の中に熱と湿気がこもりやすくなります。
この「蒸れる・蒸れない」は、ANCの数字以上に日々の使い心地を左右するポイントです

その点についても、実際に使った人からこんな声が上がっていました。

耳を塞がないオープン型の構造を保ったままANCだけを強化したというのが、AirPods 5の設計上のポイントです。
密閉せずに音を打ち消す仕組みなので、蒸れやすさは従来のオープン型AirPodsシリーズと変わらず、そこにノイキャンの効果だけが上乗せされた形になります。
「静かさは欲しいけれど蒸れるのは嫌」という人にとっては、選択肢が広がったと言えそうです。

Shiritomo GADGET編集部の考察

AirPods 5が示しているのは、「密閉度を上げずに静けさを手に入れる」という設計思想の転換です。
これまでノイキャン性能を求める人は、ほぼ自動的にカナル型を選ぶしかありませんでした。
オープン型でも十分な効果が出るとなれば、装着感を理由にカナル型を避けてきた層に新しい選択肢が生まれます。

価格設定も見逃せません。
23,800円という価格は、上位モデルのAirPods Proシリーズより手が届きやすく、AirPods 4からの実質的な世代交代として位置づけられています。
オープン型と密閉型という設計の違いを、機能ではなく好みで選べる時代に近づいてきたと感じます。
今後は他社のワイヤレスイヤホンも、同じ方向の「非密閉型ANC」に追随してくるかもしれません。

まとめ

AirPods 5は、オープン型の装着感を保ったままANC性能を大きく伸ばしたモデルです。
蒸れにくさを保ちながら静けさも欲しいという、これまで両立しづらかった希望に応える選択肢になりそうです。

この記事で取り上げた製品

Apple AirPods 5

※ 表示している価格は各ショップの販売価格で、メーカー希望小売価格とは異なる場合があります。価格・在庫はリンク先でご確認ください。当サイトは各社のアフィリエイトプログラムに参加しており、リンク経由の購入により収益を得ることがあります。

さらに深掘りしたい方へ

「こんなスピードで翻訳してくれるの!?」——IShowSpeedが驚いたAirPods 5、ライブ翻訳は実は初搭載じゃなかった「こんなスピードで翻訳してくれるの!?」——IShowSpeedが驚いたAirPods 5、ライブ翻訳は実は初搭載じゃなかった人気YouTuberのIShowSpeedが驚いた、AirPods 5のライブ翻訳機能の反応を紹介。