ALL.Net不正アクセスから1週間、太鼓の達人やガンダムは試験復旧もセガ製品は停止続く
2026年11月1日午後3時、ゲームセンターのある筐体で突然タイトル画面が動かなくなりました。
原因はアーケード向けネットワークサービス「ALL.Net」「Aime」への不正アクセス。
全国のゲームセンターに影響が広がる中、発生から1週間が経った11月8日、バンダイナムコの対象タイトルが試験的に稼働を再開しました。
ただし、全てが元通りになったわけではありません。
何が戻って、何がまだ止まったままなのか、現時点の状況を整理します。
先に結論をまとめると:
– ALL.Net/Aimeへの不正アクセスで11月1日から続いていた障害が、11月8日にバンダイナムコ製品で試験的に復旧
– 『太鼓の達人』『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2』など8タイトルでオンライン接続・カード利用が可能に
– セガ製品は引き続きメンテナンス中で、次回報告は11月10日9時の予定
何が起きたのか(障害発生から試験復旧まで)
発端は11月1日午後3時。
セガグループのSEGA FAVEが運用するネットワークサービス「ALL.Net」「Aime」関連サーバーへの不正アクセスが確認され、緊急メンテナンスに入りました。
これにより全国のゲームセンターで、ALL.Netに接続する多数のタイトルが遊べなくなる事態となりました。
初期調査ではユーザーや取引先の情報流出は確認されていないとされています。
11月8日午前9時6分、復旧に向けた動きを伝える投稿に2,300件を超えるいいねが付きました。
【ゲームプレイの試験的復旧について】 ⁰⁰ALL․Netに関する各種サービス停止に伴い、一時的にゲームがプレイできない状態となっておりましたが、11/8(日)より試験的に順次稼働を再開いたしました。⁰⁰《店舗スタッフの皆様向け》⁰以下の手順で試験的な稼働再開のご対応をお願い致します。… https://t.co/VJhnKrKiyI
— 機動戦士ガンダムEXVS.シリーズ公式 (@gundamvs) 2026年11月8日
障害発生から1週間というタイミングでの動きに、多くの関心が集まったことがうかがえます。
ただ、「復旧した」といっても対象や条件には細かい違いがあります。
調べて分かったこと
何が、どこまで戻ったのか?
11月8日に試験的な稼働再開が発表されたのは、バンダイナムコの対象タイトルです。
具体的には『太鼓の達人』『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2 インフィニットブースト』『マリオカート アーケードグランプリ デラックス』『アイドルマスター TOURS』『ジョジョの奇妙な冒険 ラストサバイバー』『釣りスピリッツ ワンダー』『湾岸ミッドナイト マキシマムチューン 6RR PLUS』『機動戦士ガンダム アーセナルベース』の8タイトルです。
これらはオンライン接続とカード利用が可能になりました。
一方で、セガ製品についてはこの時点でもメンテナンスが継続中で、オンラインサービスは利用できない状態が続いています。
次回の状況報告は11月10日9時頃を予定しているとされ、全面的な復旧時期はまだ見通せていません。
同時刻には公式の続報アカウントも投稿しており、こちらには1万件を超えるいいねが集まっています。
11月8日 9:00 現在【ALL․Net、Aimeメンテナンスについて】…
— ALL.Netサービス情報 (@allnet_info) 2026年11月8日
なぜ復旧に時間がかかっているのか?
不正アクセスというインシデントの性質上、単にサーバーを再起動すれば済む話ではありません。
侵入経路の特定や影響範囲の精査、再発防止策の実装といった手順を踏んでから段階的に復旧させる必要があり、これが時間のかかる理由と考えられます。
実際、今回もバンダイナムコ製品とセガ製品とで復旧のタイミングが分かれており、運営元ごと・タイトルごとに安全性の確認が終わった分から順に戻している様子がうかがえます。
ゲームセンター側にとっては、1週間にわたってオンライン要素のあるタイトルが稼働できない状態が続いたことになります。
カードを使った成長要素や全国対戦など、ALL.Netに依存する機能が多いタイトルほど影響は大きかったとみられます。
Shiritomo GAME編集部の考察
今回の件で注目したいのは、「一斉復旧」ではなく「タイトルごとの段階的な試験稼働」という形を取った点です。
セキュリティインシデントへの対応としては、全てを止めたまま調査を終えるまで待つより、安全確認が取れた範囲から順次動かす方が、店舗側の機会損失を抑えられます。
その一方で、どのタイトルがいつ復旧するか分からない不透明な期間が続くことは、ゲームセンター運営者にとって営業計画を立てにくい状況を生みます。
アーケードゲームはオンライン対応が当たり前になった今、ネットワーク障害がそのまま「遊べない」に直結する構造を持っています。
家庭用ゲームであれば一部オフラインで遊べる場合もありますが、今回のケースでは一部タイトルがオフラインでも稼働できなくなっていたと報じられており、アーケード機のネットワーク依存度の高さがあらためて浮き彫りになりました。
業界全体として、障害発生時にどこまでオフラインで機能を維持できるかという設計も、今後問われていきそうです。
まとめ
ALL.Net/Aimeへの不正アクセスから1週間、バンダイナムコの8タイトルが試験的に稼働を再開しました。
ただしセガ製品はまだ停止したままで、全面復旧には至っていません。
次回報告の11月10日に向けて、引き続き状況を追う必要がありそうです。
