「黒プリマ+黒fwee」に2.9万いいね——猛暑のメイク崩れを止めた”神ワザ”投稿を検証しました
「日焼け止め塗った後に5分待ってティッシュオフ、黒プリマをバーって塗って1分置いてから黒fweeクッションファンデを濡れたダイソースポンジでポポポンやって」——7月1日に投稿されたこの一文に、28,110件のいいねと299万件のインプレッションが集まりました。
梅雨明け前の蒸し暑さでベースメイクが崩れやすくなるこの時期、汗と皮脂に悩む人たちの手が一斉に止まったようです。
「マジで崩れない」——一つの投稿が呼んだ拡散の連鎖
投稿主はコスメ系アカウントのあやチャンさん(@1_74aa)。
プリマヴィスタの「黒プリマ」(スキンプロテクトベース<皮脂くずれ防止>超オイリー肌用)とfweeの「黒クッション」(オールデイカバー ブラッククッション)を組み合わせた工程を、手順ごとに細かく説明した投稿でした。
本当に❗️❗️❗️日焼け止め塗った後に5分待ってティッシュオフ、黒プリマをバーって塗って1分置いてから黒fweeクッションファンデを濡れたダイソースポンジでポポポンやって、なんでもいいから粉パパパパン❗️とする各工程でソーナチュラルのミストをスポンジにシューってして叩きまくるとまじで崩れない https://t.co/Z2MLTdx72v
— あやチャン (@1_74aa) 2026年7月1日
反響は投稿本人だけにとどまりませんでした。
引用ツイートでは「自分メモ 夏でも崩れないメイク方法」と実践記録を残すユーザーが4,040いいねを集めています。
自分メモ
— 美容まとめ (@memo_Points888) 2026年7月2日
夏でも崩れないメイク方法 https://t.co/gGdQeWIGrJ pic.twitter.com/Vq9d8CVwsD
さらに美容アカウントからは「fweeの黒クッションにはtfitのお粉が1番相性いい」という上位互換の組み合わせ提案まで飛び出しました。
コリは有益な情報すぎるwwwちなfweeの黒クッションにはtfitのお粉が1番相性いいですよ‼️致死量パウダーつけて余分な粉はブラシで払い落とす‼️その後ミスト‼️ https://t.co/7kVhPitLnc pic.twitter.com/60OijcsIrl
— mina (@minacosme__) 2026年7月3日
一つの実践報告が「自分メモ」として再共有され、そこにさらに独自の改良提案が重なっていく——これはインフルエンサーの発信というより、フォロワー同士が知見を持ち寄る”共同研究”に近い広がり方です。
「私も皮脂ドバ民なんだけど、こんなに変わった」と自分のビフォーアフターを添えて拡散するユーザーも現れ、単なる情報の転送ではなく検証と改良が連鎖する構造になっていました。
黒プリマとfweeブラッククッション、それぞれの実力を確かめる
なぜこの組み合わせがここまで支持されたのか、実際の商品情報を確認してみました。
プリマヴィスタの黒い下地は、花王のソフィーナブランドが展開する「スキンプロテクトベース<皮脂くずれ防止>超オイリー肌用」です。
皮脂を固めてテカリを防ぐ「キープドライ処方(皮脂を吸着し固めることでサラサラ感を保つ技術)」を採用しています。
旧処方に比べて皮脂を固める粉体の量を約1.3倍に増量し、撥水性の高い膜を肌表面に張ることで汗の影響を受けにくくする設計です。
一方のfweeは韓国コスメブランドです。
今回話題になった「オールデイカバー ブラッククッション」は、現地の大手コスメプラットフォームで1位を獲得した実績を引っさげています。
2026年5月29日にQoo10で先行発売され、翌30日から日本の実店舗にも展開が始まったばかりの新顔でした。
スキンケア成分を77%配合しながら高いカバー力を両立させているのが特徴で、時間が経っても暗く沈みにくい設計とされています。
つまり今回のバズは、発売から1カ月ほどの新商品が、既存の定番アイテムとの「組み合わせ」によって新しい使い方を発見されたという構図です。
単体の口コミではなく「AとBを合わせるとこうなる」という掛け算の提案が、実践のハードルを下げつつ目新しさも生んだと考えられます。
ただし、どんな肌質にも同じ効果があるわけではなさそうです。
反応した多くのユーザーは「皮脂ドバ民」「脂性肌」を自称しており、皮脂の分泌を強力に抑える処方だからこそ効果を実感しやすいという背景があります。
乾燥肌の人がそのまま真似をすると、かえって肌がつっぱる可能性があるため、保湿を重ねたうえでパッチテストをしてから試すのが安全でしょう。
バズった手法をそのまま鵜呑みにせず、自分の肌質に合わせて調整する視点も忘れずにいたいところです。
さらに深掘りしたい方へ
SocialReport編集部の考察
今回の投稿が興味深いのは、企業の公式アカウントが主導したキャンペーンではなく、一般ユーザーの実践知が起点になっている点です。
fweeのような日本上陸間もないブランドにとって、こうした「ユーザー発の組み合わせ提案」は広告費をかけずに認知と信頼を広げる貴重な機会になります。
運用担当者としては、こうした投稿を見つけた際に単純にリポストするだけで終わらせない方がよいでしょう。
投稿者に許諾を取った上で、商品ページや店頭POPに「SNSで話題の使い方」として引用する動きが有効です。
他社事例でも、韓国コスメブランドがSNS発の”神ワザ”を公式が拾い上げて第二の波を作るケースが増えています。
今回のように新商品が既存の定番品との組み合わせで語られるとき、ブランド側は競合ではなく相乗効果として発信を後押しする視点を持つとよさそうです。
まとめ
一つの丁寧な実践報告が、検証と改良を重ねながら拡散していく——今回の「黒プリマ+黒fwee」の広がり方は、SNSにおける口コミの強さをあらためて示す事例でした。

