Xのプロフィール画面が「高級ファッション広告」に変わる——たった1枚のスクショが生んだ数百万ビューのプロンプト
スクリーンショット1枚。
それだけで、誰のXプロフィールも高級ファッションブランドの広告のような一枚に変わる——そんなプロンプトが、2026年7月1日の投稿からわずか2日で数百万ビューを突破しました。
投稿したのは、デザイナーのミヤマさん(@mmmiyama_D)。
やり方はシンプルで、自分のXプロフィール画面をスクリーンショットしてChatGPTに読み込ませ、専用のプロンプトを入力するだけです。
すると、アイコンやフォロワー数、投稿内容から「その人らしさ」を読み取り、明るい実写風の美男美女を起用した洗練されたポスターが出来上がります。
「もれなく美人になる」——Xで広がった二次利用の波
ミヤマさんの投稿を見てみましょう。
ちなみに、GPTにうっかりスクショ入れ忘れて画像生成したのがこちら。カッコイイ!!!
— ミヤマ (@mmmiyama_D) 2026年7月1日
プロンプトだけでも出てきます😳
👇 https://t.co/TW5cvh531P pic.twitter.com/iQ6QaBECSl
「ちなみに、GPTにうっかりスクショ入れ忘れて画像生成したのがこちら。
カッコイイ!!!」というテキストとともに投稿されたこの一枚は、3,500件を超えるいいねを集めました。
配色や構図まで緻密に指示することで、AI画像生成にありがちな「ダサくなる問題」を解決している点が、多くのユーザーの目を引いたようです。
反響はすぐに二次利用の広がりとして現れました。

ミヤマさん (@mmmiyama_D )のプロンプトを参考にKUUのアプリ紹介画像を生成してみたけど…. めっちゃ良いのができた! https://t.co/30Li4SPp31 pic.twitter.com/1RRdjGrnF8
— yamshta (@yamshta) 2026年7月3日
「ミヤマさんのプロンプトを参考にKUUのアプリ紹介画像を生成してみたけど…めっちゃ良いのができた!」という投稿です。
個人のプロフィールだけでなく、アプリやサービスの紹介画像としてアレンジして使うユーザーも現れ、プロンプトが単なる「遊び」を超えて実用ツールとして広がっていく様子がうかがえます。
Xでは「もれなく美人になる」といった感想が相次ぎ、Webデザイナーや企業アカウントもこぞって自分なりのアレンジ版を共有しました。
一部では出力が破綻するケースも報告されているものの、誰でも一流広告のような画像を作れる新しいクリエイティブの入口として受け止められています。

「ミヤマ式プロンプト」はシリーズ化している
今回のプロンプトは、突然生まれたものではありません。
ミヤマさんはこれまでも「ミヤマ式」と呼ばれる独自の書式でプロンプトを設計し、継続的にヒットを飛ばしてきた実績があります。
たとえば2026年5月には、同じく「Xプロフィール画面のスクリーンショットを貼るだけ」で、水彩テイストのエモーショナルな漫画1ページを生成するプロンプトが公開され、170万ビューを超える反響を呼んでいました。
ミヤマさんが運営するnote(「ミヤマ式|育てるChatGPTプロンプト図鑑」)の更新履歴を確認すると、今回話題になった実写広告ポスター風のプロンプトは2026年7月1日に追加されたことが記録されており、Xでの投稿タイミングと一致しています。
つまり今回の「広告級ポスター」は、同じスクリーンショット活用という土台の上に築かれた、シリーズの新作にあたるものです。
ChatGPTのVision機能(画像とテキストを同時に読み取る能力)と画像生成を組み合わせる設計は共通していますが、出力スタイルを「漫画」から「実写広告」へと切り替えたことで、また新しい層のユーザーを巻き込む結果となりました。
なぜここまで拡散したのか
背景には、ChatGPTの画像生成機能が急速に高精度化してきたことがあります。
数年前まで「AIが作った画像」は一目で分かる違和感を伴うことが多くありましたが、緻密なプロンプト設計によって実写に近い質感を再現できるようになったことで、「自分の日常の断片が、プロっぽい一枚に変わる」というギャップ自体がコンテンツになる時代が訪れています。
また、必要なのが「プロフィール画面のスクリーンショット」という、誰もが手元に持っている素材である点も、参加のハードルを大きく下げました。
専門的な入力や高度な設定を必要とせず、コピー&ペーストに近い感覚でプロンプトを試せることが、これほど短期間での拡散につながったと考えられます。
SocialReport編集部の考察
今回の事例は、SNS担当者にとって「二次創作を前提に設計されたプロンプトの強さ」を示す好例です。
ミヤマさんのプロンプトは、単体の作品として消費されるのではなく、誰でも自分のプロフィールで再現できる「型」として設計されていたからこそ、KUUのアプリ紹介画像への転用のような二次利用が自然発生的に広がりました。
企業アカウントが同様の仕掛けを作る際は、完成品を見せるだけでなく、フォロワーが自分ごととして試せる余白を残すことが拡散の鍵になりそうです。
エンゲージメントの構造という観点では、今回のブームは「参加コスト」の低さが拡散速度を決定づけた典型例といえます。
フォロワー数やインプレッションに直結する動画編集や高度な画像加工と異なり、スクリーンショット1枚とプロンプトのコピペだけで参加できる設計は、通常であれば発信を控えるライトユーザー層まで巻き込みました。
過去のミヤマさんの「エモ漫画」プロンプトとの連続性を踏まえると、同じ制作者が定期的に「新しい型」をリリースし続けることで、フォロワーがシリーズとして継続的に参加する構造ができあがっている点も見逃せません。
単発のバズで終わらせず、フォーマット自体をブランド化する手法は、他のクリエイターやSNS運用チームにとっても参考になるはずです。
さらに深掘りしたい方へ
今回のプロンプトの詳細は、ミヤマさんが運営する「ミヤマ式|育てるChatGPTプロンプト図鑑」で随時公開されています。
まとめ
スクリーンショット1枚を貼るだけで広告級のポスターが完成する今回のプロンプトは、AI画像生成の精度向上と、「誰でも真似できる」設計の巧みさが重なって生まれたヒットでした。
ミヤマさんのプロンプトシリーズは今後も続くとみられ、次にどんな「型」が登場するのか、Xでの反応から目が離せません。
