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「グラフィックはそのまま」——PS5に舞い降りた14年前のFPS、賛否両論の”完全移植”

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年7月12日 更新
「グラフィックはそのまま」——PS5に舞い降りた14年前のFPS、賛否両論の”完全移植”

5,900円。
2026年7月9日、PlayStation Storeに突如並んだのは、2010年と2012年に発売されたFPS「Call of Duty: Black Ops」「Black Ops II」のPS4/PS5移植版でした。
事前の大々的な予告はなく、Treyarchが6月17日にXで発表してからおよそ3週間というスピード展開。
ファンの間で驚きと懐かしさが一気に広がりました。

Xで広がった「まさかの復活」

移植を手がけたのはシカゴのIron Galaxy Studios。
キャンペーン、マルチプレイヤー、そして人気の高いゾンビモードまで、当時の内容がまるごと収録されています。
ゲームメディアのFPS_G33KSは速報として詳細をまとめ、価格やPS Plus会員向けの割引情報を伝えました。

famitsuも同日に発売を報じ、人気マップ「ニュークタウン」やゾンビモードが当時のまま収録されていることを紹介しています。

個人ユーザーの反応も熱く、HASESHIN_Rushさんは「マジで懐かしすぎる」とPS5版マルチプレイの映像を公開し、往年のプレイヤーたちの記憶を呼び覚ましました。
当時愛用した武器の名前を挙げるリプライも相次ぎ、14年越しの同窓会のような盛り上がりを見せています。

調べてわかった「移植」の中身

海外メディアの報道を確認すると、今回の移植はTreyarch自身が「大きなグラフィック向上やアセットの作り直し、ゲームプレイの変更は期待しないでほしい」と明言しているとおり、忠実な”そのまま移植”であることがわかりました。
FOV(視野角)スライダーは搭載されず、120FPS表示にも対応していません。
4Kテレビ向けの簡易的なアップスケーリング程度の調整にとどまっているようです。

価格は各5,900円(米国では40ドル)ですが、期間限定セールで日本国内はPS Plus会員向けに8月上旬まで半額の2,950円で購入可能。
一方でシーズンパスは別売りで、割引終了後は通常4,490円になる点は注意が必要です。
DLCマップやゾンビの追加コンテンツを楽しみたい場合は追加出費が発生します。

この「値段は据え置き、中身は当時のまま」という潔さが、X上では賛否両論を呼んでいます。
「懐かしさだけで満足」という声がある一方、「マッチングが遅い」「価格が高い」といった不満もちらほら見られました。
それでも配信直後はストアが混雑するほどのアクセスが集中し、14年前のタイトルが今なお根強い人気を保っていることを裏付ける結果になりました。

移植を担当したIron Galaxy Studiosは、これまでにも旧作の移植・リマスター作業を数多く手がけてきた実績のあるスタジオです。
今回はPS4版とPS5版が別アプリ扱いとなっており、クロスプレイには対応していません。
つまりPS4ユーザーとPS5ユーザーは別々のマッチングプールで遊ぶことになる点も、事前に知っておきたいポイントです。
ゾンビモードは最大4人での協力プレイが可能で、当時の仲間と久しぶりに集まって遊ぶ企画を立てているファンの投稿も見受けられました。

さらに深掘りしたい方へ

移植の技術的な詳細や海外ユーザーの反応が気になる方は、以下も参考にしてみてください。

Shiritomo GAME編集部の考察

今回の一件で興味深いのは、「アップグレードなし」を隠さずに明言した誠実さが、かえって好意的に受け止められている点です。
近年はリマスター詐欺的な”手抜き移植”への警戒感がプレイヤーの間で強まっており、事前に期待値を下げておくコミュニケーションが結果的に炎上を防いだとも読めます。
また、ゾンビモードのような協力プレイ要素を持つ旧作は、単なる懐古ではなく「今のフレンドと遊び直せる」実用的な価値を持つ点も見逃せません。
サブスクリプション全盛の時代に、あえて買い切りの旧作を”移植”という形で再提供するビジネスモデルは、今後も他社の旧作再販に影響を与えていきそうです。

まとめ

グラフィック据え置きという割り切った移植方針は賛否を呼びつつも、往年のファンをXで再び熱くさせました。
懐かしさを求めるなら、まずはPS Plus会員向けの割引期間中に触れてみるのがよさそうです。