「THE END」の次に「THE END 2」――BLEACHの放送がまだ終わっていない理由
9月5日23時、テレビ東京の番組表には「BLEACH 千年血戦篇-禍進譚- 第47話 THE END 2」の文字が並んでいます。
その1週間前、8月29日に放送されたばかりの第46話のタイトルは「THE END」でした。
終わりを示す言葉のついた回の次に、また新しい回がある——そんな状態のまま、Xでは公式アカウントの投稿に4,900件を超える「いいね」が集まり、新作グッズの予約も始まっています。
放送が終わっていないのに完結後のような盛り上がりを見せる作品は珍しく、シリーズ物のSNS発信に関わる人にとっても参考になりそうなので、公開されている情報を一つずつ確かめてみました。
先に結論をまとめると:
– テレビ東京の公式番組表によると、8月29日放送の第46話「THE END」のあとも放送は続いており、9月5日には第47話「THE END 2」が予定されています。
最終回の正確な日付はこの記事の時点で確認できていません
– 放送中であるにもかかわらず、Xでは新作グッズの予約開始やキャラクターの誕生日を祝うファンアート企画など、完結後のような盛り上がりが起きています
– アメリカでの先行上映(6月25日〜29日)は、金曜〜日曜の興行成績で約300万ドルを記録しており、配信も国内外の主要プラットフォームで足並みを揃えています
佳境を迎えたBLEACH、Xでは何が起きているのか
9月3日、公式アカウント「BLEACHanimation」が第46話「THE END」の名場面を紹介する投稿をしたところ、いいねは4,900件を超えました。
投稿文には「毎週土曜23:00より放送中!毎週日曜12:00より順次配信!」とあり、放送が現在進行形であることが投稿自体からも読み取れます。
||◤𝐒𝐜𝐞𝐧𝐞 𝐒𝐞𝐥𝐞𝐜𝐭𝐢𝐨𝐧 #𝟒𝟔 ◢||
— 【公式】TVアニメ『BLEACH』 (@BLEACHanimation) 2026年9月3日
✦#𝟒𝟔「𝐓𝐇𝐄 𝐄𝐍𝐃」
卍解『天鎖斬月』!!!!
✦毎週土曜23:00より放送中!
✦毎週日曜12:00より順次配信!#BLEACH_anime #BLEACH pic.twitter.com/YiGjwxNVfx
同じ日、制作を手がけるスタジオぴえろの公式アカウントも動いています。
第46話の線撮(せんさつ:色を塗る前の線画だけで動きを確認できる映像)を公開し、そのキャプションでも「テレ東系列ほかにて毎週土曜23:00放送中!」と明記していました。
すでに放送された回についてわざわざ制作過程の映像を出す背景には、放送が続いているあいだにファンをつなぎとめたい狙いがありそうです。
ただ、放送中の作品に対してなぜ「もう終わった」ような空気が漂っているのか、公式情報を確認して裏付けを取ってみました。
調べて分かったこと
放送は本当にいつまで続くのか?
もとになったニュースには「9月26日の最終回を前に」という記述がありました。
テレビ東京の公式番組表を確認したところ、第46話「THE END」(8月29日放送)の翌週、9月5日には第47話「THE END 2」の放送が確認できます。
放送は8月29日で終わっておらず、少なくとも翌週分までは続いています。
この記事の執筆時点で番組表に9月12日以降のページはまだ公開されていませんでしたが、これは番組表の公開時期の都合によるものとみられ、放送終了を意味するとは考えにくいです。
テレビ東京のアニメ公式サイトにも「毎週土曜夜11時 テレ東系列ほかにて放送中」と表示されており、もとのニュースにあった「9月26日の最終回」を否定する根拠は見つかりませんでした。
ただし、この日付そのものを裏付ける公式発表はまだ見つかっておらず、正確な最終回の日程は「確認できていない」というのが正直なところです。
なぜ「もう終わった」ように見えるのか?
一因として考えられるのが、直近2話のタイトルです。
第46話は「THE END」、続く第47話は「THE END 2」——どちらも”終わり”を連想させる名前がついています。
加えて、9月3日には新作グッズの予約が始まりました。
そのキャラだけしか出ない「だけ缶」や、アニメのワンシーンを使った場面写グッズなど、コレクション欲を刺激するラインナップです。
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— FAN+Life(ファンタスライフ) (@fantasulife) 2026年9月3日
📢TVアニメ『BLEACH 千年血戦篇』
新作グッズ情報
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そのキャラだけしか出ない!アニメのワンシーンを使用した「だけ缶」をはじめ、名シーンを楽しめる場面写アイテムが新登場!✨
思わずコレクションしたくなるラインナップをぜひチェック!
本日よりFAN+Lifeで予約受付開始… pic.twitter.com/okkC858xNU
放送中の作品でグッズ展開が動くこと自体は珍しくありませんが、「THE END」というエピソードタイトルと重なったことで、完結記念商品のような印象を持った視聴者もいたかもしれません。
実際にXでは、「完結してるのに未だに原作無視のイチルキ厨がいる」と書く投稿に6,600件を超える「いいね」が集まっていました。
BLEACH、完結してるのに未だに原作無視のイチルキ厨がいるのことに驚くけど
— ひじきとオリちゃん🖤🌽 (@oriii_chance) 2026年9月3日
織姫から一護への矢印だけじゃなくて、一護からも織姫に矢印でてるからね
一護は織姫のことは「護る」なんだよ pic.twitter.com/uXugxd4kpM
ここでの「完結してる」はおそらく完結済みの原作漫画を指していると考えられますが、キャラクターの相性や強さをめぐる議論は放送中かどうかにかかわらず活発で、アニメの放送状況とはずれた温度感で盛り上がっている様子がうかがえます。
海外の反応はどうなっているのか?
最終クールに先立って、アメリカでは6月25日から29日にかけて、最初の3話分を劇場で先行上映するイベントが開催されました。
943館規模で公開され、日本語字幕版と英語吹き替え版の両方が上映されています。
このうち金曜〜日曜の興行収入は複数の集計サイトが「約300万ドル」という近い数字を報告しており、独立した情報源同士が一致していることから信頼してよさそうです。
配信については、アメリカでは7月25日からHuluで独占配信、Disney+ではアメリカ以外の国・地域向けに配信されています。
国内でも同じ最終クールが7月25日にテレビ東京系列で始まり、翌日曜12時以降にAmazonプライム・ビデオやNetflix、dアニメストア、ABEMA、U-NEXT、Hulu、Disney+など主要サービスで順次見放題になっています。
一方、もとのニュースにあった「IMDb評価9.4」は公式ページから同じ数値を確認できず、この記事では数値の記載を見送りました。
Shiritomo ANIME編集部の考察:終わる前に始める発信という設計
今回の事例で興味深いのは、放送が続いているにもかかわらず、公式やファンの一部が「終わりに向かっている前提」で発信していることです。
制作過程の映像を通常回で出す、グッズ展開を最終回を待たずに動かす、キャラクター単位の誕生日企画をファンアートの受け皿にする——いずれも「本編の新情報」ではなく「余韻を先取りして関わりしろを作る」施策といえます。
速報型の発信は放送直後にピークが来て下がる一方ですが、長期シリーズのファンダムでは、完結を待たずに折々の企画で話題を作り直す設計そのものがコンテンツ戦略になっているように見えます。
アニメ・キャラクターIPの発信に関わる立場からすると、「最終回が来てから動く」のではなく「最終回に向かう空気そのもの」を発信の材料にする発想が参考になりそうです。
まとめ
『BLEACH 千年血戦篇-禍進譚-』は8月29日の第46話「THE END」のあとも放送が続いており、9月5日には第47話「THE END 2」が放送されます。
正確な最終回の日程はこの記事の時点で確認できていませんが、放送中であるにもかかわらずXでは新作グッズやファンアート企画を通じて話題が続いています。
もとのニュースにあったIMDb評価の数値は裏付けが取れなかったため、この記事では確認できた放送日程と興行収入の数字のみをお伝えしました。
さらに深掘りしたい方へ
放送・配信の日程はTVアニメ「BLEACH 千年血戦篇」公式サイト、第47話の放送情報はテレビ東京の番組ページ、アメリカでの先行上映の興行成績はAnime News Networkの報道、アメリカでの配信についてはVIZ Mediaのプレスリリースで確認できます。
