G-SHOCK MR-Gに1100万円のサファイアモデル、世界20本限定で12月発売
ベゼル全面が、透明な青い結晶で覆われています。
カシオは2026年10月1日、G-SHOCKの最高峰ライン「MR-G」の新作「MRG-D5000」を発表しました。
価格は1,100万円、世界限定20本、12月1日発売。
国内販売はわずか1本で、抽選での販売となります。
耐衝撃性能を売りにするG-SHOCKが、壊れやすいイメージのあるサファイアクリスタルをベゼル全体に採用したという組み合わせに、時計ファンの間で驚きの声が広がっています。
高級腕時計の世界では「壊れない宝石」のような存在として語られることが多いG-SHOCKが、なぜここに来てサファイアを選んだのか。
発表内容から見えてきたのは、ねじを使わないという意外なこだわりでした。
先に結論をまとめると:
– MRG-D5000はG-SHOCK初、ブルーサファイアクリスタルで耐衝撃構造を実現した腕時計。
価格1,100万円、世界限定20本(国内1本)、12月1日発売
– 割れの原因になりやすい「ねじ」を一切使わず、パーツを組み上げる「マルチガードストラクチャー」という独自構造で耐衝撃性を確保している
– 同時発表のMRG-B5000SA(88万円・限定500本)、GMW-B5000SB(11万円)も含め、MR-G30周年を記念する「ブルーローズプロジェクト」の一環
何が起きたのか
G-SHOCK関連ニュースを発信するアカウント「great G-SHOCK world」(@gshockjp)は、発表直後にこう投稿しています。
耐衝撃構造のブルーサファイアケース「MRG-D5000」。
世界限定20本、価格は1100万円。
12月発売。
耐衝撃構造のブルーサファイアケース「MRG-D5000」。
— great G-SHOCK world (@gshockjp) 2026年10月1日
世界限定20本、価格は1100万円。
12月発売 pic.twitter.com/7JgnRzbsHx
1,100万円という価格は、これまでのG-SHOCKの常識から大きく外れています。
G-SHOCKはもともと「落としても壊れない」をコンセプトに生まれたブランドで、素材も樹脂やチタンなど耐久性重視のものが中心でした。
そこに、衝撃に弱いとされるサファイアクリスタルをベゼル全面にまとわせるという今回の設計は、ブランドの原点から見ると挑戦的な選択といえるでしょう。
調べて分かったこと
なぜ割れやすいサファイアで耐衝撃を実現できるのか
カギになっているのが「マルチガードストラクチャー」と呼ばれる独自構造です。
カシオのプレスリリースによれば、MRG-D5000は複数のケース・ベゼルパーツをねじを使わずに組み上げる方式を採用しています。
一般的な腕時計はねじでパーツを固定しますが、ねじ穴の部分は構造的に力が集中しやすく、割れやひびの起点になりやすくなります。
ねじそのものをなくすことで、サファイアクリスタルにかかる衝撃を分散させ、耐衝撃性と美しさを両立させたとしています。
裏ぶたにもサファイアクリスタルが使われ、そこにシリアルナンバーが刻まれる仕様です。
1本1,100万円の内訳は何なのか
今回はMRG-D5000だけでなく、価格帯の異なる3モデルが同時に発表されました。
最上位のMRG-D5000(1,100万円・世界20本)に加え、ケース上下に2カラットのファセットカットブルーサファイアを配したMRG-B5000SA(88万円・限定500本、12月5日発売)、ベゼルに4つのブルーサファイアを埋め込んだGMW-B5000SB(11万円、11月7日発売)がラインアップされています。
いずれもMR-G30周年を記念する「ブルーローズプロジェクト」の一環で、価格差はサファイアの使用量と希少性の違いによるものとみられます。
国内の1本はどうやって手に入れるのか
国内販売分はわずか1本のみで、抽選による販売になると発表されています。
応募方法や抽選期間について、現時点のプレスリリースでは詳細な日程までは明らかにされていません。
これほどの希少性になると、実際に店頭やオンラインで購入できる層はごく限られ、多くの人にとっては「存在を知る」こと自体が今回のニュースの意味になりそうです。
時計専門メディアやカシオの公式チャネルで続報が出るか、発売の12月1日が近づくにつれて注目しておきたいポイントです。
Shiritomo GADGET編集部の考察
G-SHOCKというブランドの強さは、もともと「安くて頑丈」という実用性に支えられてきた点にあります。
そのブランドが1,100万円という価格と「割れやすい素材で耐衝撃を実現する」という逆説的な技術に挑んだことは、単なる高級路線への転換ではなく、耐衝撃構造そのものの技術力を誇示する狙いが大きいと見ていいでしょう。
限定20本・国内1本という希少性は、実売よりも技術広告としての側面が強いといえます。
MRG-B5000SAやGMW-B5000SBのように、同じ「ブルーサファイア」という意匠を段階的な価格帯で展開している点からも、頂点モデルで技術を示し、裾野モデルで一般のファンに届けるという二段構えの戦略が透けて見えます。
腕時計業界でも「技術の見せ場として一点物を作り、量産モデルにその技術を落とし込む」手法はしばしば見られますが、G-SHOCKというマスブランドがそれをここまで大胆にやった例は多くありません。
まとめ
G-SHOCK最高峰の「MR-G」から、ねじを使わない独自構造でブルーサファイアの耐衝撃を実現した「MRG-D5000」が登場しました。
価格は1,100万円、世界限定20本というニュースの裏には、ブランドの技術力を示す狙いが見えてきます。
さらに深掘りしたい方へ
製品の詳細はカシオ公式のプレスリリースで確認できます。