G-SHOCK「2500」シリーズが正式発表、初号機DW-5000Cをアナログで再現――価格は20,900円から
角張った八角形のベゼルに、丸みを帯びた新しいラインが重なります。
カシオ計算機は2026年10月22日、G-SHOCK初号機「DW-5000C」の機能美をアナログ時計として作り直した新シリーズ「2500」を正式発表しました。
発売は11月7日、価格は20,900円からです。
デジタル表示が当たり前だったG-SHOCKの原点を、針だけで再解釈した一台になります。
先に結論をまとめると:
– 「GAC-2500」「GMC-2500」など全9機種、価格は20,900円〜49,500円
– 日付や計測値を1つの窓で切り替える「マルチミッションデイト」機能を新搭載
– 秒針を止めて電池寿命を延ばす「秒針スリープ機能」も備える
何が起きたのか
発表されたのは樹脂ケースの「GAC-2500」シリーズ(4機種、20,900円)と、メタルベゼルの「GMC-2500」シリーズ(5機種、37,400円〜49,500円)で、合計9機種です。
いずれも1983年発売の初代G-SHOCK「DW-5000C」をベースにしていますが、デジタル表示ではなく針だけで時刻を示すアナログモデルという点が最大の違いです。
角型のフォルムは残しつつ、ベゼルや側面には丸みを持たせた新しい外装が採用されています。
発売は11月7日、予約は11月1日午前0時から始まります。
価格の違いは素材の違いとほぼ対応しています。
最も手頃なGAC-2500は樹脂ケース・樹脂バンドの組み合わせで20,900円。
GMC-2500はベゼルにメタルを使い、バンドが樹脂のモデルで37,400円から39,600円、バンドまでメタルにしたモデルが49,500円という価格帯です。
見た目はよく似ていても、持った時の重みや質感はシリーズ内でかなり差が出そうです。
正式発表はこの日でしたが、実は型番そのものはもっと前から知られていました。
調べて分かったこと
正式発表の前に、なぜ型番が知られていたのか?
10月22日の正式発表より7週間ほど前の9月3日、G-SHOCK専門の情報サイト「great G-SHOCK world」が、CASIOの公式サイトに「GAC-2500」「GMC-2500」が一時的に掲載されているのを見つけて投稿していました。
【新作G-SHOCK】「GAC-2500」、「GMC-2500」が公式サイトに登場!スモセコとデイデイト搭載のアナログモデル!11月発売予定。 https://t.co/o4WLkAquCV pic.twitter.com/MBRpP6JKMC
— great G-SHOCK world (@gshockjp) 2026年9月3日
新製品が発売前に公式サイトへ誤って先行掲載され、ファンサイトが見つけて報じるのは腕時計業界では珍しくないパターンです。
今回も同じ流れで、型番と「11月発売予定」という情報だけが早期に広まり、具体的な価格や機能は10月22日の正式発表まで伏せられていました。
アナログなのに、なぜ日付がずれないのか?
今回の新機能が「マルチミッションデイト」です。
3時位置にある3マスの日窓で、通常は日付を表示しつつ、ストップウォッチの計測分や各種設定時の情報も機能に応じて切り替えて表示します。
この仕組みを使うことで、アナログ時計でありながら日付の自動調整(30日や31日の月でも手動で直す必要がない機能)を実現しているのが特徴です。
デジタル機であれば当たり前の機能ですが、歯車と針だけで動くアナログ時計に組み込むのは技術的に難しく、G-SHOCKの新しい機構として打ち出されています。
電池はどのくらい持つのか?
もう一つの新機能が「秒針スリープ機能」です。
9時位置にある秒針を止めることができ、常に動かし続けるより消費電力を抑えられるため、電池寿命を延ばせます。
G-SHOCKのアナログモデルは電池交換がいつか必要になりますが、普段使いで秒針を止めておけば交換の頻度を下げられる、という発想です。
なお「gショック電池交換」は年間を通じて検索され続けている言葉で、購入後も長く付き合っていくものだからこそ、こうした省電力機能への注目度は高くなりやすいといえます。
Shiritomo GADGET編集部の考察:原点回帰が「レトロ」で終わらない理由
G-SHOCKはこれまでも初号機DW-5000Cをモチーフにした復刻モデルを何度か出してきましたが、多くはデジタル表示を保ったままの復刻でした。
今回の2500シリーズは、見た目だけでなく「表示方式そのもの」をアナログに変えた点が異色です。
単なる懐かしさの再現ではなく、マルチミッションデイトのような新機構を同時に搭載することで、「昔のデザイン×今の技術」という組み合わせを作っています。
腕時計市場ではクラシックな見た目の新作がここ数年続いていますが、G-SHOCKのように耐衝撃性を売りにするブランドがアナログ回帰を進めるのは、単にデザイン層の懐古趣味に応えるだけでなく、スマートウォッチにはない「壊れない道具」としての存在感を再確認させる狙いもあるのではないでしょうか。
まとめ
G-SHOCK「2500」シリーズは、初号機のデザインをアナログで再現しながら、日付のずれない仕組みや省電力機能を新たに加えた意欲的なモデルです。
11月7日の発売に向けて、11月1日午前0時から予約が始まります。