「飽きる自信しかない」と言われた『アニモ』、基本無料の変身RPGが本日サービス開始した理由
「捕まえる→育てる→素材集め→拠点作り」がメインのゲームだったら、私、飽きる自信しかない――。
サービス開始前夜、そんな不安の声がXに投稿されていました。
もう1つの「モンスター収集オープンワールド」が現れたとき、真っ先に持ち出されるのはいつも同じ比較です。
2026年9月16日午前11時、基本プレイ無料のオープンワールドRPG『アニモ』がPS5・Xbox・PCで正式サービスを開始しました。
モンスター収集系の新作が出るたび、プレイヤーは「またパルワールドか」と身構えます。
この記事では、その比較が的を射ているのか、実際に発表されている情報から確かめてみました。
先に結論をまとめると:
– 『アニモ』は9月16日にPS5・Xbox・PC版、9月23日にスマホ版が基本プレイ無料でリリースされる
– 開発はシンガポールのPawprint Studio、パブリッシュは当初FunPlusのレーベルKingsglory(26年4月にPawprint側へ移管)
– 目玉は「トワイニング」というアニモとの一体化システムで、パルワールド的な「素材集め・拠点作り」より育成・探索寄りの作り
何が起きたのか
サービス開始の一報は、ゲームメディアのX公式アカウントが最初に伝えました。
モンスター収集オープンワールドRPG『アニモ』PS5、Xbox、PC版が本日サービス開始。基本プレイ無料https://t.co/8j4mpaeg5n
— ファミ通.com (@famitsu) 2026年9月15日
個性豊かな不思議な生き物“アニモ”と世界を冒険。アニモを連れ添って旅できるほか、一体化してアニモの能力を駆使した探索も楽しめる pic.twitter.com/u0Tpols9ao
投稿によれば、個性豊かな生き物「アニモ」を仲間にして世界を冒険できるほか、アニモと一体化して能力を使った探索も楽しめるとのこと。
フィールドを見渡すと、200体以上のアニモが用意されているとされ、収集の物量だけ見ればポケモン的な色合いが強いゲームです。
サービス開始前日には、公式アカウントが配信者向けの番組表を公開し、複数のVTuber・配信者が「開始と同時にプレイする」ことを予告していました。
実際、X上では発売を待ちわびる投稿が朝から相次いでいました。
ただ、盛り上がりの裏で目立つのが冒頭で紹介した懐疑的な声です。
ここまで似た系統のゲームが続くと、「今度もまたあの作品の二番煎じでは」と身構える人が出てくるのは自然な反応でしょう。
そこで、実際にどんなゲームなのか一次情報を確かめてみました。
調べて分かったこと
誰が作っているゲームなのか
『アニモ』を開発しているのは、シンガポールを拠点とするPawprint Studioです。
本作は2025年6月8日、中国のゲーム大手FunPlusが展開する新レーベルKingsgloryのタイトルとして発表されましたが、2026年4月15日付でパブリッシャーはPawprint Interactive Entertainment Pte. Ltd.に移管されています。
開発元・発売元ともに、パルワールドを手がけたPocketpair(日本)とは無関係の、まったく別の会社です。
パルワールドとどう違うのか
ゲームメディアの報道を確認すると、本作の目玉として繰り返し紹介されているのが「トワイニング」というシステムです。
プレイヤーがアニモと一体化し、そのアニモが持つ能力を使って探索したり戦闘したりできる仕組みで、単に「捕まえて戦わせる」だけでなく、アニモそのものになりきって遊べる点が特徴とされています。
これは、拠点建設や資材の自動採集システムが軸になっているパルワールドとは、遊びの重心がやや異なります。
実際、海外メディアの紹介でも本作は「ポケモンに近い」「Infinity Nikkiに近い」という表現がされており、モンスター収集・育成そのものを目的にしたゲーム性が強いようです。
もちろんPvPや協力プレイ、拠点での農作業・家の装飾といった要素も用意されているため、パルワールド的な生活シミュレーション要素が皆無というわけではありません。
ただ「素材集めと拠点作りが軸」と決めつけるのは、少なくとも公開情報を見る限り早計と言えそうです。
なぜ配信者が一斉に飛びついたのか
サービス開始前日に公開された番組表には、複数の配信者の名前が並んでいました。
【今週のスペシャル・トリッパー】
— アニモ(Aniimo)公式 (@Aniimo_JP) 2026年9月15日
PC・コンソール版『アニモ』は、いよいよ明日9月16日(水)11:00より正式リリース!
今週、アイディル大陸へ旅立つスペシャル・トリッパーの皆様をご紹介します。
気になる配信を見つけて、一緒に冒険の始まりを楽しみましょう!… pic.twitter.com/MIP2pjQ81L
公式が配信者向けにこうした番組表を用意すること自体は近年珍しくありませんが、開始前日の時点で1週間分のスケジュールを可視化しているのは、初速の話題化を強く意識した動きです。
基本プレイ無料であることも、視聴者が「配信を見てすぐ自分も始められる」ハードルの低さにつながっています。
Shiritomo GAME編集部の考察:型ではなく比較疲れが問題
『アニモ』を巡る反応を見ていて感じるのは、プレイヤーが疲れているのは「モンスター収集オープンワールド」というジャンルそのものではなく、次々と現れる新作をいちいち既存の当たり作品と比較しなければならない状況ではないかということです。
パルワールドのヒット以降、似た触れ込みのタイトルが発表されるたびに「二番煎じ」という反応がセットで付いてくるようになりました。
しかし今回のように開発元・パブリッシャーがまったく異なり、核となる遊びの設計(トワイニングによる一体化)も別方向を向いているケースまで一括りにされると、開発側にとっても損な話です。
プレイヤー側も、発表段階のジャンル的な近さだけで期待値を決めてしまうと、実際に触れたときの印象とのズレに戸惑うことになりかねません。
基本プレイ無料でリスクなく試せる作品だからこそ、比較で身構える前に一度触ってみる価値がある回だと言えそうです。
まとめ
『アニモ』は9月16日にPS5・Xbox・PC版が、9月23日にスマホ版がサービスを開始した基本プレイ無料のモンスター収集オープンワールドRPGです。
パルワールドとの比較で語られがちですが、開発元・パブリッシャーは別物で、目玉の「トワイニング」システムも育成・探索寄りの作りになっています。
さらに深掘りしたい方へ
- Aniimo(PlayStation公式ブログ) – PS5版の配信日発表記事
- 4Gamer.net「アニモ」配信決定記事 – PC・PS5・XBOX向け配信決定の詳細
- ASCII.jp「新世代モンスター収集ゲーム『Aniimo』発表」 – パルワールドとの比較を扱った記事
