税込800円で「クリアできなかった思い出」に再挑戦。ファミコン『ドラえもん』がPS5とSwitch 2で蘇った日
税込800円。
1986年にハドソン(現・KONAMI)が発売したファミコンのアクションゲーム『ドラえもん』が、2026年7月30日から「コンソールアーカイブス」としてPS5とNintendo Switch 2で配信開始されました。
当時プレイした人にとっては、子どもの頃に歯が立たなかったステージへ、40年越しに再挑戦できるチャンスが巡ってきたことになります。
レトロゲームの復刻ラッシュが続く今、なぜこの一本が改めて注目されているのかを調べてみました。
先に結論をまとめると:
– 1986年発売のFC版『ドラえもん』がPS5・Switch 2「コンソールアーカイブス」で7月30日に配信開始、価格は800円
– 巻き戻し機能やブラウン管フィルターなど現代仕様が追加され、当時クリアできなかった人でも遊びやすくなっている
– 「のび太の宇宙開拓史」「のび太の大魔境」「のび太の海底鬼岩城」という映画3作品を舞台にしたステージ構成で、原作ファンにも懐かしさがある

Xでの盛り上がり
配信開始のタイミングでXには関連の投稿が相次ぎました。
ゲームメディアのアカウントもこぞって取り上げ、特にファミ通の告知ポストは3,000近い「いいね」を集めています。
【コンアカ】『ドラえもん』が7月30日に配信
【コンアカ】『ドラえもん』が7月30日に配信https://t.co/mAETIiNdrn
— ファミ通.com (@famitsu) 2026年7月29日
ニンテンドーダイレクトで 『コンソールアーカイブス』のラインアップとして予告されていたソフトがついに配信。1986年にハドソンより発売。のび太たちを助けるためにドラえもんが各ワールドを巡る。 pic.twitter.com/vOs746lrqz
内容は、タイムマシンのトラブルで宇宙・魔境・海底へ散り散りになったのび太たちを、ドラえもんがひみつ道具を使いながら助け出すというもの。
単なる「復刻しました」の告知にとどまらず、ゲームの舞台設定まで具体的に説明されている点が、多くの引用や反応を呼んだ要因のようです。
ただ、告知だけでは「なぜ今この作品が選ばれたのか」までは分かりません。
そこで発売の背景をもう少し調べてみました。
調べて分かったこと
なぜ40年前のアクションゲームが今また選ばれたのか?
「コンソールアーカイブス」は、家庭用ゲーム機向けの過去作を現行機で遊べるようにするシリーズです。
今回の『ドラえもん』は、藤子・F・不二雄先生の大長編マンガ・アニメ映画3作品――「のび太の宇宙開拓史」「のび太の大魔境」「のび太の海底鬼岩城」――を舞台にした、ジャンルの異なる3つのステージで構成されています。
原作映画を知っている人ほど「あのシーンがゲームになっていた」という発見があるつくりで、単なる横スクロールアクションに留まらない懐かしさが再評価の理由になっているようです。
配信直後にはPlayStation Japanの公式アカウントも投稿を行い、こちらも1,000件を超える「いいね」を集めました。
【本日発売】
— プレイステーション公式 (@PlayStation_jp) 2026年7月30日
『コンソールアーカイブス ドラえもん』がPS5®に登場!
1986年の大ヒット8bitゲーム『ドラえもん』がついに復刻。タイムマシンのトラブルで、ちりぢりにと飛ばされてしまったのび太たちを探すため、ドラえもんがひみつ道具を使って大冒険!
PS Storeはこちら⇒ https://t.co/fu9JqMwViR pic.twitter.com/6dFJskCyWn
「PS Storeはこちら」という導線付きの投稿で、公式側も単なる過去作の一つとしてではなく、しっかり販促に力を入れていることがうかがえます。
実際にどこまで遊びやすくなっているのか?
当時の『ドラえもん』は難易度が高く、「クリアできずに終わった」という思い出を持つプレイヤーが少なくありません。
今回のコンソールアーカイブス版では、ミスをしても直前の状態からやり直せる巻き戻し機能と、ブラウン管ディスプレイの見え方を再現するフィルターが追加されています。
当時のグラフィックの質感を保ちながら、詰まった箇所は気軽にやり直せるという組み合わせは、懐かしさと遊びやすさを両立させる復刻の定石ともいえるつくりです。
実際、Xでは「今度こそクリアしたい」という声も見られ、当時挫折した層の再挑戦意欲を刺激しているようです。
Shiritomo GAME編集部の考察
今回の復刻で興味深いのは、800円という価格設定と、原作映画に忠実なステージ構成という2つの軸です。
復刻タイトルは「懐かしさだけ」で終わると一過性の話題になりがちですが、今回は巻き戻し機能という現代的な救済措置が加わったことで、当時遊べなかった人にも「今度こそ」というモチベーションを与えています。
またハドソン作品は権利がKONAMIに移った後も断続的に復刻されており、今回のリリースはその文脈の延長線上にあります。
ゲーム保存の観点からも、原作再現度の高い旧作が低価格で現行機に残り続けることには、単なる思い出商売を超えた意味があるのではないでしょうか。
ファミコン世代とその子ども世代が同じ画面を囲んで遊べる機会としても、地味ながら価値のある一本だと感じます。
まとめ
40年前のファミコンアクションが、当時の舞台設定を保ったまま現代の遊びやすさを手に入れて帰ってきました。
クリアできなかった記憶がある人ほど、今度こそ挑戦してみる価値がありそうです。
さらに深掘りしたい方へ
『ドラえもん』の詳細なステージ構成や開発背景については、ゲームメディアの記事でも詳しく紹介されています。