「売上高が少なくて驚いた」——K-POPオンラインライブ「Beyond LIVE」、6年で幕を下ろす中身

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年9月19日 更新
「売上高が少なくて驚いた」——K-POPオンラインライブ「Beyond LIVE」、6年で幕を下ろす中身

スマホに届いたのは、いつもと違う通知でした。
「[Beyond LIVE] サービス終了のお知らせ」。
2026年9月18日、SMエンターテインメントとNAVERが2020年から手がけてきたオンラインライブプラットフォーム「Beyond LIVE」が、同年12月19日0時(KST)でサービスを終えることを公式に発表しました。

推しのライブ配信をスマホひとつで追いかけてきたK-POPファンにとって、これは他人事ではない話です。
なぜ今、終了なのか。
終わったあと配信はどうなるのか。
実際の通知や決算データ、Xでの反応を追って調べてみました。

先に結論をまとめると:
– Beyond LIVEは2026年12月19日0時(KST)でサービス終了。
TVOD購入は10月23日、視聴は10月30日まで、アカウント登録・決済は11月15日(KST)まで、Gift Card残高の利用期限は同日23時59分59秒(KST)までです
– SM Entertainmentの事業報告書によれば、Beyond Live社の2024年12月期は売上高24億ウォンに対し最終赤字16億ウォン、資本の部もマイナスの状態でした
– SM所属アーティストは2023年9月時点で既にWeverseへ合流済みのため、終了後の配信は同サービスへの一本化が現実的な選択肢になりそうです

Xで広がった静かな衝撃

告知が出たのは9月18日の昼過ぎ。
Xでは「Beyond Live終了唐突過ぎるブイラが終了した時と同じくらい驚いてる1つの時代がもう終わるのか」という投稿があり、驚きの声が上がりました。
中には、6年間の利用を振り返って別れを惜しむ声もあります。

推しとの時間をつないでくれたサービスへの感謝を綴ったこの投稿のように、単なる「アプリが終わる」以上の喪失感を口にするファンが目立ちました。
ただ、この盛り上がりだけでは「なぜ今なのか」が見えてきません。
そこで公式発表と決算資料を確かめてみました。

調べて分かったこと

なぜ突然、終了することになったのか?

実際に届いた通知画面を確認すると、次のように記されていました。

「平素よりBeyond LIVEをご利用いただき誠にありがとうございます。
この度2026年12月19日00時00分(KST)をもちましてサービスを終了させていただくこととなりました」——文面は丁寧ですが、突然のお詫びから始まる異例の内容です。

背景には数字の裏付けがありました。
SM Entertainmentが公開した事業報告書によると、運営会社であるBeyond Live Corporationの2024年12月期は売上高24億ウォンに対し最終赤字16億ウォン、資本の部が既にマイナスに転じていたことが分かっています。
Xでも同じ資料に注目した投稿がありました。

「配信は儲かる」という漠然としたイメージと、実際の数字の乖離に驚いた人は少なくないようです。
もうひとつ見逃せないのが、SM所属の東方神起やaespaら13組が、2023年9月の時点で既にHYBE運営の「Weverse」へ合流済みだった点です。
SM・HYBE・カカオの3社協議によるもので、ファンコミュニティ機能はすでにWeverse側に軸足が移っていました。
ライブ配信専業として残っていたBeyond LIVEが先細りしていったのは、この流れと無関係ではなさそうです。

終了後、K-POPの配信はどこで見ればいいのか?

一番気になるのはここでしょう。
公式は後継サービスをまだ明言していませんが、SM所属アーティストのファンコミュニティが既に集約されている「Weverse」が、実質的な受け皿になる可能性が高いと見られます。
Weverseは月間検索数が5万件近くにのぼるとされる巨大プラットフォームで、コンサートのライブ配信機能も備えているためです。

期限については焦らず整理しておくのがよさそうです。
TVODの新規購入は10月23日まで、購入済みコンテンツの視聴は10月30日まで、アカウント登録や決済は11月15日(KST)まで、Gift Card残高の利用期限は同日23時59分59秒(KST)までとなっています。
Gift Card残高の払い戻し方法については、公式からの案内はまだ出ていません
手元に残高がある人は、今後の告知を待つ必要があります。

Shiritomo編集部の考察:プラットフォーム乱立の先に何が残るか

Beyond LIVEの終了は、単独のサービス終了というより、K-POPのオンライン接点がひとつのプラットフォームに集約されていく過程の一場面だと見ています。
コロナ禍で乱立したライブ配信サービスは、ファンコミュニティ・グッズ販売・配信を一体化できる場所に淘汰されやすく、機能が配信に限られていたBeyond LIVEは競争上不利でした。
運営会社が複数(SM・NAVER・JYP)にまたがっていたことも、意思決定や投資判断を鈍らせた可能性があります。
今後は「推しの配信をどこで見るか」を調べる手間そのものが、ファンにとって新しい負担になっていきそうです。

まとめ

Beyond LIVEは2026年12月19日0時(KST)でサービスを終了します。
背景には売上高を大きく上回る赤字と、SM所属アーティストが先行してWeverseへ合流していた事情がありました。
手元にGift Card残高やTVOD購入履歴がある人は、期限を確認しておくと安心です。

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