「な、な、なんということだ!」——スマホ対応テムレス試作品に768いいね、ザラザラをやめた理由

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年9月16日 更新
「な、な、なんということだ!」——スマホ対応テムレス試作品に768いいね、ザラザラをやめた理由

「試作品ですが、右のテムレスはスマホ対応で、表面のスベ止めがなめらかなのでキズもつきにくいです🧤」。
ショーワグローブの公式アカウントが投稿したのは、左右で表面の質感が違う2枚の黒い手袋を並べた写真でした。
スキーや除雪の現場で定番の防水防寒手袋「テムレス」に、まだ発売されていない試作モデルがあるという知らせです。
手袋をしたままスマホを触りたい、ゴーグルを傷つけたくないという冬のアウトドア派にとっては、地味だけれど切実な悩みに手が届く投稿でした。

先に結論をまとめると:
– ショーワグローブが試作段階の新型テムレスをXで公開。
表面のザラザラ加工をなめらかにし、スマホ対応とゴーグルの傷防止を両立させたとしている
– あくまで試作品であり、製品名・発売時期・価格はまだ発表されていない
– 表面がなめらかだとなぜスマホに反応しやすくなるのか、公式の技術的な説明は現時点でなく、仕組みは推測の域を出ない

Xで話題になっていること

投稿にあるのは4枚の写真で、左側には現行品「TEMRES 01winter」のタグが付いた手袋、右側にはタグのない試作品の手袋が並んでいます。
見た目の違いは表面の質感で、左は細かいザラザラの滑り止め加工、右はつるりとした光沢のある仕上げです。

投稿から丸1日ほどの間に、aki136voltyさんが「なぁーにぃー!? スマホ対応テムレスだとぅ? 実現発売したら買うに決まってる!」と反応するなど多くの声が寄せられ、いいねは768件まで伸びました

「な、な、なんということだ! 早く使ってみたい🧤」という声も含め、引用リポストだけで20件を超えています。
ショーワグローブの公式アカウントも「スマホ対応テムレスが話題。
みなさんのご期待の表れだと思います、頑張ります🧤」と反応しています。
ただ、写真と投稿文だけでは「なぜザラザラをやめるとスマホに反応するのか」「今のテムレスとは何が違うのか」までは分かりません。
そこで現行モデルの仕様や、スマホ対応手袋の一般的な仕組みを調べてみました。

調べて分かったこと

今のテムレスはどんな手袋なのか

写真の左側に写っているのは、ショーワグローブの公式サイトに掲載されている現行品「TEMRES 01winter」です。
同社の製品情報によると、防水性と透湿性を両立させたポリウレタンコーティングを手袋全体に施し、素材は外側がナイロン・ポリウレタン、内側がアクリル・ポリエステルなど、サイズはM・L・LL・3Lの展開です。
販売サイトでは重さ約80gとされていますが、公式サイトに重量の明記はありません。
もともとは漁業や建設現場向けの作業用手袋として磨かれてきた機能を、スキーやツーリングなどアウトドア向けのデザインに落とし込んだモデルという位置づけです。

なぜ表面をなめらかにするとスマホに反応しやすくなるのか

ここは断定を避けたいポイントです。
スマートフォンの多くは「静電容量方式」と呼ばれるタッチパネルを採用しており、指先の微弱な静電気を画面が感知することでタッチ位置を読み取ります。
市販のスマホ対応手袋の多くは、指先に電気を通しやすい「導電糸」を編み込むことで、布地越しでもこの静電気を画面まで伝える仕組みです。

ただし、テムレスは布を編んだ手袋ではなく、樹脂を型に浸して作る「ディップ手袋」です。
導電糸を使う一般的な方式とは作りが異なり、なぜ表面をなめらかにするとスマホに反応しやすくなるのか、ショーワグローブから技術的な説明は今のところ出ていません
実際、引用リポストしたSmTallDAY_0419さんは「ワイの持ってるテムレス(04 Advance)は普通にスマホの液晶弄れるのだが、それってたまたまなん?」とコメントしており、現行モデルでも条件次第で反応する場合があるようです。
表面加工と静電容量式タッチパネルの相性は、素材の薄さや指先の水分量など複数の要因が絡むため、公式のコメントが出るまでは仕組みを断定せず、あくまで試作品の特徴として捉えておくのが正確です。

そもそもスマホ対応の手袋はどう選べばいいのか

冬が近づくと「スマホ対応手袋」で検索する人が増える傾向があります。
選ぶときにまず確認したいのは、パッケージや商品ページに「タッチパネル対応」「静電容量式対応」といった表記があるかどうかです。
表記のない手袋は、素材やデザインがたまたま反応するケースはあっても保証された機能ではないため、操作を前提に選ぶなら明記された製品を選ぶのが無難です。
今回のテムレス試作品はまだ市販されていないため、現時点で「スマホ対応テムレス」として店頭やECサイトに並んでいる製品はありません。

Shiritomo GADGET編集部の考察:機能追加より「困りごとの解消」が刺さる

今回の投稿が興味深いのは、スペックの新しさではなく「ザラザラでゴーグルに傷が入る」「手袋を外さないとスマホを触れない」という、ユーザーが日常で感じていた小さな不満をピンポイントで解消した点です。
センサーや通信機能を追加したわけではなく、表面の質感を変えただけなのに、反応の多くが「早く使いたい」「買うに決まってる」といった前向きな声で占められているのは、機能の新しさよりも体験の摩擦を減らすことのほうが購買意欲に直結しやすいことを示しています。
ガジェット系の新製品はスペック表の数字で語られがちですが、作業用手袋のようにニッチな道具ほど、実際に使う人の「地味だけど毎回困っていること」を拾えるかどうかが反響の大きさを左右するのだと感じさせられる事例でした。
試作段階で先に公開し、反応を見ながら開発を進める姿勢自体も、SNS時代の製品開発として参考になる進め方です。

まとめ

ショーワグローブが試作中の新型テムレスは、表面をなめらかにすることでスマホ対応とゴーグルの傷防止を両立させたとする手袋です。
製品化の時期や価格はまだ未定ですが、公式アカウントへの反応の大きさから、冬の需要期に向けて開発が進む可能性がありそうです。

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