「今日から1週間あなたのお洗濯に寄り添います」——シャープの洗濯機が志尊淳の声で話しかけてくる理由

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年9月15日 更新
「今日から1週間あなたのお洗濯に寄り添います」——シャープの洗濯機が志尊淳の声で話しかけてくる理由

洗濯機のスタートボタンを押すと、聞こえてきたのは水の流れる音ではなく、聞き覚えのある声だった——。
シャープが2026年9月14日から始めた「洗濯機からこんにちは!志尊淳さん発話WEEK」は、対象の無線LAN対応洗濯機から俳優・志尊淳さんの録り下ろしボイスが日替わりで流れる企画です。
ちょうど同じ週、シャープの公式X(旧Twitter)は「創立114周年」をネタにした投稿で笑いを誘い、あわせて注目を集めました。
家電が“喋る”ところまで来た今、この記事では企画の中身と、自分の洗濯機でも声が届くのかを確かめます。

先に結論をまとめると:
– シャープは9月14日〜21日の1週間、対象の無線LAN対応洗濯機から志尊淳さんの録り下ろしボイスを日替わりで届ける「発話WEEK」を実施中です
– 声を聞くには無線LAN接続とクラウドサービス「COCORO WASH」への登録が必要で、9月10日発売の新製品<ES-12X2/12P2>に限らず対象機種なら聞ける可能性があります
– 同じ週にシャープの公式Xが「創立114周年」をユーモラスに発信し、あわせて話題になりました

志尊淳の声と同時に話題になった「114歳の誕生日」

シャープが「発話WEEK」を告知したのと同じ9月14日、公式Xアカウントはこんな投稿をしています。

投稿の主旨は、シャープの創業日が1912年9月15日で、翌15日にちょうど114周年を迎えるというものです。
新製品の発売記念キャンペーンと創立記念日がほぼ同時期に重なったことで、タイムラインには洗濯機の声だけでなく、企業アカウントらしいユーモアも並ぶかたちになりました。
もっとも、洗濯機から実際に人の声が流れるという体験は、多くの人にとって初めてのはずです。
ここからは、その仕組みと対象条件を一次情報で確かめていきます。

調べて分かったこと

志尊淳さんは何と話しかけてくるのか

企画名は「洗濯機からこんにちは!志尊淳さん発話WEEK」。
実施期間はシャープの発表によると2026年9月14日午前7時から9月21日午前6時59分までで、毎朝7時にメッセージが切り替わります。
用意されているのは全7パターンで、公式発表ではそのひとつとして次の文言が紹介されています。

「俳優の志尊淳です。
ドラム式洗濯乾燥機の発売を記念して、今日から1週間あなたのお洗濯に寄り添います。
よろしくお願いします。」

洗濯機が「あなたのお洗濯に寄り添います」と語りかけてくるという体験は、これまでの洗濯機にはなかった要素です。
残り6パターンの文言はシャープから公開されておらず、実際に聞くまでのお楽しみになっています。

自分の洗濯機でも聞けるのか

声を聞くための条件は2つあります。
ひとつは洗濯機が無線LANに接続していること、もうひとつはシャープのクラウドサービス「COCORO WASH(ココロウォッシュ)」に登録済みであることです。
公式発表では「対象の当社無線LAN対応洗濯機をご利用のお客さまに」と案内されており、必ずしも今回の新製品だけが対象というわけではなさそうです。
COCORO WASHは以前からシャープの無線LAN対応洗濯機向けに提供されているクラウドサービスで、洗濯終了の通知や季節にあわせたアドバイスなどを受け取れる仕組みです。
つまり、過去に購入した無線LAN対応の洗濯機でも、登録さえ済ませていれば志尊淳さんの声が届く可能性があります
手元の洗濯機が対象かどうかは、シャープのCOCORO WASHサポートページで確認できます。

新製品「ES-12X2」「ES-12P2」はどんな洗濯機なのか

企画のきっかけになった新製品は、2026年9月10日に発売されたプラズマクラスタードラム式洗濯乾燥機<ES-12X2/12P2>の2機種です。
洗濯・脱水容量は12kg、乾燥容量は6kg。
新方式の「バブルジェット洗浄」を採用し、上位モデルのES-12X2はヒートポンプとサポートヒーターを組み合わせた「ふわカラハイブリッド乾燥」を、ES-12P2はヒートポンプ方式の乾燥を搭載しています。
価格はオープン価格で、シャープはメーカー希望小売価格を設定していません。
価格比較サイトでは参考価格としてES-12X2が41万5,800円、ES-12P2が35万6,400円と紹介されていますが、実売価格は販売店によって変わります。

なぜ114周年と重なったのか

シャープの創業は1912年(大正元年)9月15日です。
創業者の早川徳次が「徳尾錠」というベルトのバックル(自動で締まる金具)の実用新案(発明より小さな工夫のアイデアを保護する制度)を取得した日が起点とされています。
2026年9月15日でちょうど114年を迎える計算になり、発話WEEKの開始日である9月14日はその前日にあたります。
新製品の発売記念キャンペーンと創立記念日がほぼ同じタイミングに重なったのは、公式発表を見る限り意図されたものというより結果的な重なりのようです。

Shiritomo GADGET編集部の考察:声のキャンペーンは登録のハードル下げとセットで効いてくる

今回の企画で見逃せないのは、志尊淳さんの声を聞くために無線LAN接続とCOCORO WASH登録という2段階の手続きが設けられている点です。
単なる話題作りではなく、家電メーカーがクラウドサービスの会員登録を後押しする仕組みとして著名人のボイスを使っている構図が透けて見えます。
COCORO WASHのようなIoT基盤は、登録するユーザーが増えるほど次回の買い替え時にも同じブランドを選んでもらいやすくなる効果を持ちますが、これまでは「登録するメリットが伝わりにくい」という課題があったはずです。
著名人の声という分かりやすい体験を入口にすれば、登録率そのものを底上げできる可能性があります
オープン価格の高機能モデルであることも踏まえると、購入直後の初期設定でつまずかせないための工夫という側面もありそうです。
家電が“喋る”機能は、今後ほかのメーカーの高価格帯モデルにも広がっていくかもしれません。

まとめ

志尊淳さんの声が流れる「発話WEEK」は9月21日午前6時59分まで実施されています。
無線LAN対応洗濯機とCOCORO WASH登録という条件さえ揃えば、新製品を持っていなくても声を聞けるチャンスがありそうです。
ちょうど114周年を迎えるシャープの、ちょっと欲張りな1週間と言えるでしょう。

この記事で取り上げた製品

シャープ ES-12X2

シャープ ES-12P2

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