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「お願いしたら一日で10,000いいね達成ミャウ」――羽生結弦CM企業、トリプル1万いいねにこだわる理由

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年9月24日 更新
「お願いしたら一日で10,000いいね達成ミャウ」――羽生結弦CM企業、トリプル1万いいねにこだわる理由

「お願いしたら一日で10,000いいね達成ミャウ🙀」。
仙台の食品パッケージ商社・株式会社高速の公式X(旧Twitter)アカウントが、こんな投稿をしています。
主語は広報担当者ではなく、語尾に「ミャウ」をつける社員キャラクター「おとどけチータくん」。
フィギュアスケーターの羽生結弦さんを起用した企業CMを見てほしいと呼びかけたところ、本当に1日でいいね数が1万を超えました。
SNS担当者なら「うちのアカウントでもできるのか」と気になるはずのこの動き、実際の投稿を追いながら確かめてみます。

先に結論をまとめると:
– 羽生結弦さん出演CM「次の夢へ」の拡散を、公式Xアカウントが繰り返し「お願い」した結果、Xだけ1日で1万いいねに到達した
– 勢いに乗ってInstagram・YouTubeでも「トリプル1万いいね」を目指し始めたが、9月23日時点ではどちらも4000台にとどまっている
– CMと仙台駅の広告は9月30日で掲出終了予定で、キャラクターは締め切りに間に合わせようと連日カウントダウン投稿を続けている

Xで一日1万いいねを集めた「お願い」

株式会社高速は、創立60周年を記念して羽生結弦さんを起用した企業CM「次の夢へ」を2026年9月18日から放送しています。
経営理念は「たえず夢とロマンをもち、その実現を求めて品格ある、誇り高い商いの王道を歩む」というもので、仙台を原点に世界へ挑戦し続ける羽生さんの姿と重ねての起用だそうです。
CMは北海道から中国・四国まで広いエリアで流れ、9月1日からはJR仙台駅構内でも交通広告として展開されています。

このCMの拡散をお願いしていたのが、公式Xアカウントの中の人ならぬ「中のチータ」です。
9月22日、いいねが1万を超えたことを次のように報告しました。

「お願いしたら」1日で1万いいねが集まったというこの結果、実は狙って出たものではなさそうです。
ただ、社員でも公式広報担当者でもない着ぐるみキャラクターの「お願い」に、なぜこれだけの反応が返ってきたのでしょうか。
もう少し背景から見ていきます。

調べて分かったこと

なぜフォロワーは求めに素直に応じたのか

いいね達成の報告には、実際にフォロワーから祝福の声が寄せられていました。

キャラクターの発信を見ていくと、いいねをお願いする投稿は「引用元の羽生さんのCMのポストに👍してほしい」と、どこに押せばいいかを毎回具体的に示しています。
加えて、身長の測り方や語尾「ミャウ」のルールなど、フォロワーからの素朴な質問に答える投稿を日常的に挟んでおり、単発のお願いではなく普段からのやり取りの延長線上にキャンペーンが乗っている構図です。
企業アカウントというより、個人のキャラクターアカウントに近い距離感が、フォロワーの協力を引き出しやすくしていると考えられます。

インスタ・YouTubeはなぜまだ追いつけていないのか

Xでの達成を受けて、キャラクターは欲張りにこう宣言しています。

X・Instagram・YouTubeでは、いいねを押すまでの動線の長さが違います。
Xはタイムライン上でそのまま押せるのに対し、Instagram・YouTubeは別アプリを開いて該当の投稿・動画を探す手間が一段階増えます。
この動線の差が、同じフォロワー層に呼びかけていても伸び方に差が出ている一因になっている可能性があります。

なお、仙台駅構内のデジタルサイネージでCMが流れている様子を撮影して投稿したファンもいました。

画像はやや不鮮明で映像の細部までは判別できませんが、駅を利用する人が実際に足を止めて撮影するくらいには、リアルの場でも存在感のある展開になっているようです。

Shiritomo編集部の考察:中小企業アカウントが見習えるのは頼み方の設計

このキャンペーンから運用担当者が持ち帰れるのは、著名人起用という予算の話ではなく、「頼み方」の設計です。
主語を会社ではなくキャラクターにすることで、直接的な「いいねしてください」というお願いが押しつけがましくならずに済んでいます。
さらに「1万」という区切りのいい数字を目標に掲げたことで、フォロワーは自分の1いいねがゴールにどれだけ近づけたかを実感しやすくなりました。
目標を具体的な数字で示し、達成の瞬間を実況するという手法は、フォロワー数や予算規模に関係なく、どの企業アカウントでも真似できる部分です。
一方で、X以外のプラットフォームで伸び悩んでいる現状は、同じお願いを複数のSNSに横展開するだけでは同じ結果にならないという、当たり前だけれど見落としがちな教訓も示しています。

まとめ

羽生結弦さんのCMをきっかけに、地方の食品パッケージ商社が「お願い」ベースの発信でXの1万いいねを1日で集めました。
掲出終了の9月30日まで、Instagram・YouTubeでも目標に届くかどうかが、この先の見どころです。

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