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「快適すぎて背徳の味がした」――25年前のRPGを秒殺仕様にした『エターニア』リマスターの中身

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年9月24日 更新
「快適すぎて背徳の味がした」――25年前のRPGを秒殺仕様にした『エターニア』リマスターの中身
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「快適すぎて背徳の味がした」。
ゲームメディアのdenfaminicogameが先行プレイの感想でそう表現したのは、2000年に発売されたRPGのリマスター版でした。
敵がまとめて溶けるように倒れていく戦闘映像とともに投稿されたその一言に、4,000件を超えるいいねが付いています。

『テイルズ オブ エターニア リマスター』は2026年10月15日発売。
昔プレイした人にとっても初めて触れる人にとっても、「今のRPGらしい快適さ」がどこまで入っているかは気になるところです。
この記事では、実際に追加された機能の中身と、それに対する反応を確認していきます。

先に結論をまとめると:
– 2026年10月15日(Steam版は16日)発売。
Nintendo Switch2・Switch・PS5・PS4・Xbox Series X|S・Steamの6機種対応
– 経験値・ガルド(ゲーム内通貨)の獲得量アップ、オート戦闘の高速化などを含む「ブースト機能」で育成が大幅に短縮できる
– 快適すぎるとの声もあるが、ブーストはメニューからいつでもオン・オフを切り替えられる調整式

バトルが「秒」で終わる――Xで先行レポートが話題に

今回の話題の起点は、発売に先立って行われたメディア向けの先行プレイレポートです。
denfaminicogameは「バトルが『秒』で終わる新機能に脳汁が止まらない」という見出しで、高速モードとダメージ5倍のブースト機能を組み合わせると、雑魚敵があっさり溶けていく様子を伝えました。

さらに記事では、エンカウントなし(敵と一切遭遇しない設定)、経験値4倍、ガルド4倍、熟練度(キャラクターの技を強化する経験値のようなもの)4倍まで、それぞれ個別に選べると紹介されています。

添付されている戦闘画面のスクリーンショットでは、味方4人が敵2体(画面上には「エッグベア」「マンティコア」と表示)に一斉攻撃を仕掛けている様子が確認できます。
ただ、ここまで威力を底上げしてしまって、25年前のバランス調整で作られたゲームとして成立するのか――そこが気になったので、もう少し調べてみました。

調べて分かったこと

なぜ、25年以上前のタイトルが今また甦るのか?

『テイルズ オブ エターニア』は、2000年11月30日にナムコ(現バンダイナムコエンターテインメント)からプレイステーション用ソフトとして発売されました。
舞台は、明るく暖かい気候の「インフェリア」と、その遥か頭上に逆さまに存在する「セレスティア」という二つの世界。
片田舎の村に住む青年リッド・ハーシェルと、幼なじみのファラ・エルステッドが世界を巡る物語です。
シリーズで今もおなじみの必殺技「秘奥義」や、隠し要素「ブルー・アース」が初めて登場したタイトルとしても知られています。

その後、2005年3月3日にPSP版として一度移植されて以来、今回が約21年ぶりの新プラットフォーム展開になります。
対応機種は公式サイトの発表によると、Nintendo Switch2・Nintendo Switch(無印)・PS5・PS4・Xbox Series X|S・Steamの6つ。
「Switchでも遊べるのか」と気になっていた人には、Switch2専用ではなく通常のSwitchも含まれている点は安心材料になりそうです。

ブースト機能は具体的に何を変えるのか?

公式発表によると、「ブースト機能」はメニューからいつでも切り替え可能な補助システムで、経験値やガルドの獲得量を増やしたり、オート戦闘を高速化したりできます。
先行レポートで紹介された経験値・ガルド・熟練度それぞれ最大4倍、ダメージ5倍といった倍率は、この機能の一部にあたるとみられます。

グラフィック面では、背景を「リマスター」表示と「オリジナル」表示で切り替えられる機能も追加されました。
懐かしい見た目のままプレイすることも、今風の解像度で遊ぶこともプレイヤー側で選べる作りです
加えて、メインシナリオの目的地には黄色い「!」、貴重品には「★」、時限イベントには砂時計のアイコンが表示されるようになり、当時ありがちだった「次にどこへ行けばいいか分からない」状態を避けやすくなっています。

famitsuの先行レビューも、この方向性を裏付けています。

投稿には「経験値&ガルドブーストやオート戦闘で育成が爆速に」という説明とともに、赤毛の主人公とみられる人物が高台から景色を見渡すカットの動画が添えられていました。
「あまりにも懐かしい……だけじゃない便利機能でゲームが進化」というタイトルの通り、懐かしさと快適さの両立が今回のリマスターの軸になっているようです。

「快適すぎる」という声の裏には何があるのか?

denfaminicogameの投稿にあった「快適すぎて背徳の味がした」という一言は、単なる褒め言葉には聞こえません。
RPGの育成や戦闘には、本来「時間をかけて積み上げる」という手応えが組み込まれています
ブースト機能はその手応えを丸ごとショートカットできてしまうため、「便利になった」という満足感と同時に、「これでいいのだろうか」という戸惑いも生んでいるように見えます。

もっとも、ブーストはあくまでオン・オフを選べる仕様です。
じっくり手応えを味わいたい人はオフのまま遊び、周回プレイや「話の続きが気になるから戦闘は流したい」という人はオンにする――そうした遊び分けを前提に設計されているとみられます。

Shiritomo GAME編集部の考察:快適さは「選べる」から強い

近年のRPGリマスター・リメイクで目立つのは、オリジナルの体験を尊重しつつ「今の時間感覚」に合わせた調整を後から足す作り方です。
周回前提のRPGでは倍速・オート戦闘・エンカウント無効化といった機能が定番になりつつあり、今回のブースト機能もその延長線上にあります。

ここで重要なのは、こうした機能が「デフォルトで強制される」のではなく「任意で足せる」形になっている点です。
ゲームデザインの緊張感を守りたい層と、限られた時間で最後までクリアしたい層は、どちらもRPGの現役プレイヤーとして存在します。
両者を切り捨てずに同じソフトで満足させようとすると、答えは自然と「選択式の快適機能」に収束していきます。

denfaminicogameの「背徳の味」という表現が拡散したのも、この葛藤に多くのプレイヤーが共感できたからだと考えられます。
賛否そのものを消すのではなく、賛否が両方成立する設計にしておく
25年前のタイトルを今のプレイヤーに届けるうえで、このバランスの取り方は今後の他タイトルのリマスターでも参考にされていきそうです。

まとめ

『テイルズ オブ エターニア リマスター』は、2026年10月15日の発売に向けて、経験値・ガルド・熟練度のブーストやオート戦闘高速化といった快適機能を打ち出しています。
「快適すぎる」という戸惑いの声も含めて、25年前の名作RPGがどう受け止められるか、発売後の反応にも注目です。

この記事で取り上げた製品

テイルズ オブ エターニア リマスター Switch2

テイルズ オブ エターニア リマスター PS5

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