SNS運用Tips 読了 6 分

「マジか!まさかの公式SNS🤣!」――JRA-VANが競馬予想アプリ「Umarkle」を電撃リリース

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年9月26日 更新
「マジか!まさかの公式SNS🤣!」――JRA-VANが競馬予想アプリ「Umarkle」を電撃リリース

「マジか!まさかの公式SNS🤣!」。
9月25日、JRA-VANの発表を見たXユーザーからそんな声が上がりました。
日本中央競馬会(JRA)のレース情報配信を担ってきた”公式”が、今度は競馬ファン同士が予想を投稿し合う独自の交流サービスを立ち上げたのです。
予想印「◎」や「○」を投稿し合う競馬予想特化型SNS「Umarkle(ウマークル)」——発表からわずか1日で、99件もの引用ポストが集まりました。
SNSを運用する立場から見ると、情報発信の”公式”アカウントが一歩踏み込んで「場」そのものを作った珍しい動きとして気になります。

先に結論をまとめると:
– JRA-VAN(運営:JRAシステムサービス株式会社)が9月25日、競馬予想に特化したSNSアプリ「Umarkle」をリリース
– ユーザーは予想印(◎○▲△☆)や根拠コメントを投稿でき、他ユーザーの予想をタイムラインで見比べられる
– 発表直後から実際に使い始めたユーザーが現れた一方、「ユーザー検索ができない」といった使い勝手への指摘も早くも出ている

「公式」が競馬ファンの交流の場を作った

JRA-VANの公式アカウント(@JRAVAN_info)が投稿したのは、次の一文とビジュアルでした。

画像に描かれているのは、ウマ耳の女性キャラクターとアプリのタイムライン画面です。
予想印付きの投稿にいいねやシェアが並ぶ様子が示され、「競馬予想で仲間とつながる」というキャッチコピーが添えられています。
この投稿は公開からおよそ1日で13万インプレッションを超え、引用ポストは99件に達しました(取得時点)。
反応の中には冒頭で紹介した驚きの声のほかに、こんな投稿もあります。

「複勝でも使えるのだろうか…」という疑問が示すとおり、競馬ファンの反応は好奇心と同時に「実際どう使うものなのか」を確かめたい様子がうかがえました。
そこで、公式発表の内容と実際に使い始めたユーザーの声の両方を調べてみました。

どんなことが投稿できるのか?

運営元のJRAシステムサービス株式会社によると、Umarkleは競馬ファンが予想を投稿・比較できるSNSです。
投稿できる内容は、レースごとの「◎」「○」「▲」「△」「☆」といった予想印に加えて、予想の根拠となるタグやコメント、レース展開の予想。
ほかのユーザーの予想はタイムラインで閲覧でき、気になるユーザーをフォローしたり、参考にしたいユーザーの予想印を一覧で比較したりできます。
予想の的中実績に応じてランキングが更新される仕組みもあり、想定しているユーザー層は自分で予想を発信する「予想家ユーザー」と、それを見て楽しむ「予想閲覧ユーザー」の2層とのことです。
キャラクターデザインはイラストレーターのさいとうなおき氏が手がけました。

実際に使ってみるとどうだったのか?

発表から数時間後には、実際に登録して予想を投稿するユーザーも現れました。

このユーザーは「今のところJRA特別レース以上のみ予想投稿できるけど平場は不可」と、公式発表には書かれていなかった実際の制約を報告しています。
投稿された画像を見ると、9月26日に中山で行われる「清秋ジャンプS」というレースを対象に、◎○▲△の印と馬名・騎手名を並べた予想カードが自動生成されていました。
単なるテキスト投稿ではなく、アプリが見た目の整ったシェア用カードを自動で作ってくれる設計になっているようです。
この「シェアしたくなる形」に整えて出す仕組みは、SNS運用の観点でも新規ユーザーの流入をねらった工夫として読み取れます。

使い勝手への注文も早くも出ている

一方で、リリース直後から使いにくさを指摘する声も出ています。

「一旦登録したが活用方法が見出だせない」「まずユーザ検索ができないのがきつい」という声のとおり、SNSとして機能するには「知りたい人を見つけられる」ことが土台になります。
予想を投稿する仕組みは整っていても、ユーザー同士がつながる導線がまだ弱いという指摘は、今後のアップデートを占ううえで見ておきたいポイントです。

Shiritomo編集部の考察:シェアされる仕組みはあるが、つながる仕組みはこれから

Umarkleが面白いのは、JRA-VANという公的な色の強い組織が、情報を一方向に発信するだけでなく、ファン同士が交流する「場」そのものを自前で作った点です。
既存のXやアプリ上のコミュニティに任せず自社SNSを持つ狙いは、ユーザーの予想データという一次情報を自社サービス内に蓄積できることにあると考えられます。
予想カードを自動生成してシェアしやすくした設計は、新規登録者を呼び込む導線として理にかなっています。

ただし今回のユーザーの声が示すとおり、「投稿したくなる仕組み」と「人とつながる仕組み」は別物です。
ユーザー検索や発見機能が弱いままだと、最初の話題性が過ぎたあとに投稿が閉じたコミュニティの中で完結してしまい、盛り上がりが続きにくくなります。
企業や団体が独自SNSを立ち上げる際には、投稿の見栄えだけでなく、ユーザー同士が互いを見つけられる導線まで初期段階で用意できるかが、継続的な利用につながるかどうかの分かれ目になりそうです。

まとめ

JRA-VANが競馬予想特化型SNS「Umarkle」をリリースし、Xでは驚きと好奇心の声が広がりました。
実際に予想を投稿するユーザーが現れる一方、ユーザー検索のしにくさなど改善を求める声も早くも出ており、今後どう育っていくかが注目されます。

さらに深掘りしたい方へ