X PremiumがGrok・Cursorと統合、月8ドルから「The X Subscription」に一本化
SuperGrok、Cursor Pro、X Premium+。
この3つを別々に契約すると、合計で月90ドルかかっていました。
Xは10月13日朝、この3つを1つの請求にまとめた新プラン「The X Subscription」を発表しました。
GrokやCursorを日常的に使っているSNS担当者・開発者にとっては、契約の整理と費用の見直しが必要になる変更です。
先に結論をまとめると:
– X Premium・Grok・Cursorの3つの有料サービスが「The X Subscription」として一本化され、10月13日から順次ロールアウトが始まった
– 新プランは無料を含む5段階(Plus 8ドル・Premium 30ドル・Super 100ドル・Ultra 200ドル)で、GrokとCursorのAI利用枠は共有になる
– 既存の有料会員は今の契約を続けることも、新プランに切り替えて同額以下にすることもできる
何が起きたのか
最初に広まったのは、Xでデザインを統括するBenji Taylor氏による投稿でした。
GrokとCursor、X Premiumのプランが1つの統合サブスクリプションにまとまり、ようやく展開されて嬉しいという内容で、10月13日朝8時29分の投稿から9時間ほどで1,000件を超えるいいねと80件以上の返信を集めました。
The X Subscription brings together plans across Grok, Cursor, and X Premium into one unified subscription. Excited for this to finally roll out! pic.twitter.com/LuICiwFjuW
— Benji Taylor (@benjitaylor) 2026年10月12日
同じ日の朝には、X公式の「Subscriptions」アカウントも発表を行っています。
X Premiumはすでに The X Subscription の一部になっており、月8ドルからGrokとCursorのAI利用枠も含まれるようになる、既存のX PremiumやPremium+の契約者は同額以下の相当プランに移行できる、という内容でした。
移行方法を解説する投稿や、共有利用枠の仕組みに疑問を投げる投稿も同日中に見られています。
ただ、投稿を読んだだけでは「結局いくら払えば何が使えるのか」がはっきりしません。
公式発表を確認しました。
調べて分かったこと
具体的にいくらで何が使えるのか?
x.aiが公開した公式発表によると、The X Subscriptionは無料のFreeを含めて5段階に分かれています。
Freeは0ドルでGrokの日次アクセスとCursorの基本機能、標準のX機能が使えます。
有料プランはPlus(月8ドル)、Premium(月30ドル)、Super(月100ドル)、Ultra(月200ドル)の4段階です。
中でも注目は30ドルのPremiumプランです。
これまで個別に契約すると合計およそ90ドルかかっていたSuperGrok・Cursor Pro・X Premium+の内容が、このプラン1本に収まります。
単純計算で月60ドルの差が出る組み合わせです。
SuperとUltraはPremiumまでの内容をすべて含んだうえで、利用枠が基準のPlusプランに対してそれぞれ15倍・50倍になります。
GrokとCursorの利用枠はどう共有されるのか?
公式発表では、有料プランには、GrokとCursorで共有される利用枠が含まれると説明されています。
コーディングでGrokモデルを使う分は、Grokアプリ・Xのgrokタブ・Cursorのどこで使っても同じプールから消費され、一方で使わなかった分はもう一方に繰り越せる仕組みです。
ただし、この仕組みには注意点も投稿で指摘されていました。
ScarletKc氏は、Premiumプランに含まれる90ドル相当の内訳を紹介したうえで、共有利用枠はGrokモデルだけが対象で、Cursor内でClaudeやGPTを使う場合は別途API料金がかかると指摘しています。
马斯克把 Grok、Cursor 和 X Premium 合成一个订阅了,叫 The X Subscription
— KC (@ScarletKc) 2026年10月13日
免费档之外有 $8 Plus、$30 Premium、$100 Super、$200 Ultra 四档。$30 那档就包含原来的 SuperGrok、Cursor Pro 和 X Premium+,官方说单买加起来要 $90
看着很划算,但共享用量池只算 Grok 模型。在 Cursor 里想用… https://t.co/0BqVL37lqs
Cursor内でGrok以外のモデルを使っている人にとっては、見た目ほど単純な値下げにはならない可能性があります。
Xプレミアムの料金はどう変わるのか、今の契約のままでいいのか?
既存の契約者がいちばん気になるのは、今のプランをどうすべきかだと思います。
公式発表では、既存の有料会員はいまの契約をそのまま続けることができ、切り替えは任意だと説明されています。
実際にテスラ関連の発信で知られるSawyer Merritt氏は、Cursor・Grok・X Premiumを個別に契約している人向けに、アカウントを統合する手順を解説する投稿をしています。
If you have an existing Cursor, Grok, and or 𝕏 subscription, here's how to unify/combine all your accounts into the new 𝕏 Subscription:
— Sawyer Merritt (@SawyerMerritt) 2026年10月12日
When you switch from your current plan, eligible monthly and annual plans are cancelled, and you get a prorated refund for unused time. The… https://t.co/SIpiEPs2k2 pic.twitter.com/NRMKvf7xFk
投稿によると、現在のプランから切り替える場合、既存の月額・年額契約は解約され、未使用期間分は日割りで返金されます。
月60ドルのCursorプランを契約している人がそのまま使い続けることも選べるなど、切り替えを急ぐ必要はない設計になっているようです。
公式発表によると、ロールアウトは10月13日から新規ユーザー向けに始まり、既存ユーザーへの切り替えオプションは数日かけて段階的に提供されるとのことです。
Shiritomo編集部の考察:SNS担当者が今しておくべきこと
GrokやCursorを業務で使っているチームにとって、今回の統合は請求の一本化というより、利用枠の設計が変わる点に注意が必要です。
これまで個人ごとに契約を分けていた場合、誰がどれだけAI利用枠を使っているかが見えにくくなる可能性があります。
特に複数人でCursorを使う制作チームでは、共有プールの消費ペースを早めに確認しておいたほうがよさそうです。
また、既存プランを維持できる設計になっている点は評価できます。
価格改定のたびに強制移行させるサービスも少なくない中、実際にいくら得かを自分で見比べてから切り替えられる猶予があるのは、業務でツールを使う側には助かる設計です。
乗り換えを急ぐより、まずは自分やチームの利用量を一度棚卸ししてから判断するのがよさそうです。
まとめ
X・Grok・Cursorの統合は、単なる値下げというより利用枠を共有する新しい仕組みへの切り替えです。
今の契約のまま様子を見るか、切り替えて同額以下にするかは、GrokとCursorのどちらをどれだけ使っているか次第で変わってきます。
さらに深掘りしたい方へ
公式の発表内容は以下で確認できます。