『響け!ユーフォニアム』後編、富川アニメ映画祭で3冠受賞——長編観客賞と音楽賞、学会会長賞
韓国・富川で開催された第28回富川国際アニメーション映画祭(BIAF2026)で、ひとつの作品が3つのトロフィーを手にしました。
『最終楽章 響け!ユーフォニアム』後編です。
2026年10月27日、作品の公式アカウントが受賞の一報を伝え、投稿には4,800件を超えるいいねが集まりました。
10年にわたって吹奏楽部の青春を描いてきたシリーズの完結編が、海を越えた映画祭でどう評価されたのか、受賞の中身を確認します。
先に結論をまとめると:
– 『最終楽章 響け!ユーフォニアム』後編がBIAF2026で「長編映画観客賞」「COCOMICS音楽賞」「韓国漫画・アニメーション学会会長賞」の3賞を受賞
– BIAF2026は2026年10月23日から27日まで韓国・富川で開催された第28回富川国際アニメーション映画祭
– シリーズは2015年のTVアニメ放送開始から10年、劇場版『最終楽章』は前編が2026年4月24日、後編が2026年9月11日に公開された完結編
何が起きたのか
2026年10月27日、アニメ『響け!ユーフォニアム』公式アカウント(@anime_eupho)が、BIAF2026での受賞を発表しました。
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— アニメ「響け!ユーフォニアム」公式 (@anime_eupho) 2026年10月27日
『最終楽章 響け!ユーフォニアム』
BIAF2026(第28回富川国際アニメーション映画祭)にて3つの賞を受賞🎉
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🏆Feature Film Audience Prize(長編映画観客賞)
🏆COCOMICS Music Prize(COCOMICS音楽賞)
🏆Korean Society of Cartoon and Animation Studies (KOSCAS) President’s… pic.twitter.com/FmOfyphqQk
投稿によると、受賞したのは「Feature Film Audience Prize(長編映画観客賞)」「COCOMICS Music Prize(COCOMICS音楽賞)」「Korean Society of Cartoon and Animation Studies(KOSCAS)President’s Prize(韓国漫画・アニメーション学会会長賞)」の3つです。
この投稿には2026年10月28日時点で4,848件のいいねが集まっており、シリーズを追ってきたファンの関心の高さがうかがえます。
BIAF(Bucheon International Animation Festival)は韓国・富川市で毎年開催されるアニメーション映画祭で、2026年は10月23日から27日にかけて第28回が開かれました。
調べて分かったこと
「長編映画観客賞」が意味すること
3つの受賞の中でも、「長編映画観客賞」はその名の通り、審査員ではなく観客の支持によって選ばれる賞とされています。
会場に足を運んだ観客からの支持を集めたことになります。
日本国内だけでなく、韓国の映画祭に集まった観客の心にも作品が届いた証といえるでしょう。
「COCOMICS音楽賞」は作品内の音楽表現を対象にした賞で、吹奏楽の演奏シーンを軸に物語を描いてきた本作らしい受賞です。
シリーズ10年の完結編という位置づけ
『響け!ユーフォニアム』は、北宇治高校吹奏楽部を舞台に、黄前久美子たちの成長を描いてきたシリーズです。
総監督を務める石原立也さんは、10年にわたって制作チームを率いてきた中心人物です。
TVアニメ第3期が2024年に最終回を迎えたあと、劇場版2部作『最終楽章』として物語の完結が描かれました。
前編は2026年4月24日、後編は2026年9月11日に公開され、配給は松竹が担当しています。
10年という長い年月をかけてシリーズを追ってきたファンにとって、完結編が海外の映画祭で評価されたことは、ひとつの区切りに箔がついた出来事と映っているはずです。
Shiritomo ANIME編集部の考察:学園吹奏楽ものが「観客賞」を取る意味
国際アニメーション映画祭というと、実験的な短編や作家性の強い作品が評価されるイメージを持つ人も多いかもしれません。
そんな中で、日本の高校吹奏楽部を描いた王道の青春アニメが観客賞を獲得したのは注目に値します。
ファンタジーでも異世界転生でもない、部活動という身近な題材が、言語も文化も異なる韓国の観客の心を動かしたことになるからです。
吹奏楽の演奏シーンという「音」で魅せる演出が、字幕や吹き替えの壁を越えて伝わりやすかった可能性もあります。
シリーズが10年かけて積み上げてきた、キャラクターの成長を丁寧に描く作劇が、完結編というタイミングで国際的な評価にもつながった形でしょう。
今後、同じように部活動や青春を題材にした作品が海外の映画祭でどう評価されていくか、注目したいところです。
まとめ
『最終楽章 響け!ユーフォニアム』後編は、BIAF2026で長編映画観客賞を含む3つの賞を受賞しました。
10年続いたシリーズの完結編が、国内の劇場公開だけでなく国際的な映画祭でも支持を集めたことになります。


