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『HOPE』が青龍映画賞最多10部門ノミネート、日本公開の2作も各4部門で候補に

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年10月28日 更新
『HOPE』が青龍映画賞最多10部門ノミネート、日本公開の2作も各4部門で候補に

10部門。
韓国で最も注目度の高い映画賞のひとつ「青龍映画賞」で、1本の作品が候補の数でここまで独走するのは珍しいことです。
10月28日、第47回青龍映画賞のノミネートが発表され、ナ・ホンジン監督の新作『HOPE』が最優秀作品賞・監督賞を含む10部門で名を連ねました。
日本でも配給が決まっている2本の韓国映画が、この発表の中に含まれています。

先に結論をまとめると:
– 第47回青龍映画賞のノミネートが10月28日に発表され、ナ・ホンジン監督『HOPE』が最多の10部門で候補入りした
– 日本でクロックワークスが配給する『慶州紀行』『サヨナラの引力』も、それぞれ4部門でノミネートされている
– 授賞式は11月25日にソウル・汝矣島のKBSホールで開催され、KBS2TVで中継される

何が起きたのか

第47回青龍映画賞の最終候補が10月28日、韓国国内で一斉に発表されました。
青龍映画賞は大鐘賞と並ぶ韓国映画界最大級の授賞式で、その年の韓国映画を代表する作品・俳優・スタッフに贈られます。

今回ひときわ目を引いたのが、ナ・ホンジン監督作『HOPE』の存在感です。
最優秀作品賞・監督賞に加え、主演男優賞(チョ・インソン)、助演男優賞(オム・ムンソク)、新人女優賞(チョン・ホヨン)、さらに撮影照明賞・音楽賞・美術賞・編集賞・技術賞まで、合計10部門で候補に挙がりました。
これは今回の候補作の中で最も多い部門数です。
2位の『가능한 사랑(可能な愛)』は8部門、3位の『왕과 사는 남자(王と暮らす男)』は7部門にとどまり、ノミネートの段階から『HOPE』が今年の青龍映画賞の中心にいることがうかがえます。

日本の映画ファンにとって見逃せないのは、すでに日本で劇場公開・配給が決まっている作品もこの候補リストに入っている点です。
日本では今年7月に公開されたキム・ドヨン監督のラブストーリー『サヨナラの引力』(主演:ク・ギョファン、ムン・ガヨン)は、主演男優賞・主演女優賞・音楽賞・編集賞の4部門でノミネートされました。
『慶州紀行』も同じく4部門で名を連ね、主演女優賞にはイ・ジョンウンがノミネートされています。
いずれも配給元のクロックワークスが日本国内で展開している作品です。

授賞式は11月25日、ソウル・汝矣島のKBSホールで開催され、KBS2TVで中継される予定です。

調べて分かったこと

なぜ『HOPE』はここまで評価されたのか

『HOPE』は、ナ・ホンジン監督にとって注目の新作です。
ナ・ホンジン監督は『チェイサー』『哭声/コクソン』などで知られ、緊張感のある人間ドラマを得意とする監督として韓国映画界で評価されてきました。
今回の『HOPE』も、監督賞を含む作品性に関わる部門だけでなく、撮影・音楽・美術・編集・技術といった映像づくりの各パートでも候補に挙がっており、単発の話題作ではなく作品全体の完成度が評価されていることが部門の広がりから読み取れます。
主演男優賞にチョ・インソン、助演男優賞にオム・ムンソク、新人女優賞にチョン・ホヨンと、演技部門も複数にわたって候補に入っている点も、作品全体の評価の高さを裏づけています。

日本公開作がノミネートされる意味とは

『サヨナラの引力』と『慶州紀行』がそれぞれ4部門でノミネートされたことは、単に「日本で見られる韓国映画が賞レースに乗った」という以上の意味を持ちます。
青龍映画賞は韓国国内の映画人・映画記者による投票と、一般観客によるネット投票を経て候補が絞られるため、ノミネート入り自体が、韓国国内での評価がすでに一定水準に達していることの裏付けになります。
日本側の配給が先行していた作品が、本国の主要な賞レースでも相応の評価を受けていたと分かることで、劇場で観た作品の印象を改めて確認できる材料にもなります。

授賞式はどう追えるのか

授賞式は11月25日にソウルのKBSホールで行われ、KBS2TVで中継されます。
日本からは現地での生中継を直接視聴する手段は限られますが、結果は国内の映画メディアでも速報で伝えられるのが通例です。
『HOPE』が最多部門で候補入りしたことで、最優秀作品賞・監督賞の行方に加え、日本公開済みの2作がどの部門で受賞に届くかにも注目が集まりそうです。

Shiritomo MOVIE編集部の考察

今回の発表で注目したいのは、日本側の配給作品がノミネートの「数」で埋没していない点です。
『HOPE』の10部門という圧倒的な存在感の陰でも、『サヨナラの引力』『慶州紀行』はそれぞれ主演男優・女優賞という重量級の部門で候補に残りました。
韓国映画は日本では劇場公開時に大きな話題にならないことも多いですが、本国の賞レースでの評価が後から伝わることで、見逃していた作品を見直すきっかけになります。
配給側にとっても、受賞結果が出る11月25日前後は、劇場公開が一巡した後の作品を再び取り上げられる数少ないタイミングです。
すでに配信や円盤で観られる環境が整っている作品なら、受賞発表のタイミングに合わせた再訴求も有効でしょう。

まとめ

第47回青龍映画賞は『HOPE』が最多10部門でノミネートされる形で候補が確定し、日本公開済みの『サヨナラの引力』『慶州紀行』も4部門ずつで名を連ねました。
授賞式は11月25日、結果の発表が待たれます。

さらに深掘りしたい方へ

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