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Slackで「@田中さん」と書くの、なんで?——メンションの「さん付け」問題がXで大論争

shiritomo | AI・SNS・話題のテック情報メディア by Hashout編集部 @shiritomoAI_jp 2026年4月29日 更新
Slackで「@田中さん」と書くの、なんで?——メンションの「さん付け」問題がXで大論争

転職先のSlackで、メンションに「さん」を付けるかどうかで指摘を受けた——そんな体験談がXに投稿され、ITエンジニアを中心に共感の声が広がっています。

ビジネスチャットは今や職場の当たり前ですが、その「マナー」をめぐる文化の違いが、じわじわと職場の摩擦を生んでいるようです。

気になって調べてみたところ、これが思いのほか根深い問題でした。

Xで広がる「さん付け」論争

SlackやTeams(マイクロソフトのビジネスチャットツール)でメンションを付ける際に「さん」を入れるかどうか——この話題は以前から定期的にXで盛り上がるテーマです。

エンジニアのしぶちょー氏が「個人的には不要派。でもさんを付けないと怒られそうな気もする」とポストしたところ、賛否が集まりました。

ひろゆき氏も「こういうどうでもいいエチケットをルール化しようとする人たちが生産性を下げている」と辛口コメントを投稿し、数千いいねを集めています。

「複数の企業で働いてきたが、さん付けを強要する会社は一つもなかった。どうしても気になるなら表示名に『〇〇さん』と付ければいい」という現実的な声も注目を集めています。

実態を調べてみると、業界によって差がありました

マイナビニュースの調査によると、メンションに「必ずさん付けする」と答えたのは全体の約40%です。

一方、IT業界では「付けない」が約30.5%と、一般層(19.3%)より高い割合になっています。

なぜエンジニア層でさん付けをしない文化が広まったのでしょうか。

背景として挙げられるのは、シリコンバレー発のフラットな組織文化と、スピードを重視するアジャイル開発(短いサイクルで改善を繰り返す開発手法)の慣習です。

テキストの効率を最優先にする現場では、余分な文字を省くことが自然と習慣になっていくのかもしれません。

ただ、「さん付けされなくても気にならない」が全体の71.2%を占める一方で、28.8%は「失礼に感じる」と回答しています。

同じIT企業内でも、年齢層や部門によって温度差があるのが現実ではないでしょうか。

対策として手軽なのは、「チームのルールを明文化する」ことです。

オンボーディング資料(入社・参画時の説明資料)にチャットのマナーを一行書いておくだけで、こうした摩擦の多くは防げるようです。

さらに深掘りしたい方へ

まとめ

「さん付け」問題の本質は、敬意の表し方そのものよりも、チームの文化や認識合わせが不十分なまま仕事が進んでいることにあるのではないでしょうか。

入社・参画のタイミングでチャットのルールをさらっと共有するだけで、こういった小さなストレスの積み重ねはずいぶん減らせるはずです。