「SNSのデマ拡散が危険」——膳場貴子の発言がXで5000件超の反応を呼んだ理由を深掘りしてみた
ちょっと興味深い出来事がありました。
2026年5月10日のサンデーモーニング(TBS系)で、MCの膳場貴子さんがSNSのデマ拡散とフィルターバブル(自分の見たい情報しか届かなくなる現象)の危険性を指摘した——という話です。
それだけなら「へえ」で終わるはずなのですが、この発言がXで5000件超の反応を呼んだというので、気になって調べてみました。
膳場貴子さんは何を言ったのか
実際に報じられた内容を確認すると、発言のポイントはこうでした。
「SNSの活用が広がる中、どうしてもデマの拡散やフィルターバブルによる情報のかたよりという危険性が高まってきている」

さらに「反対側の視点、自分とは違う視点、こぼれ落ちる声を拾い上げるメディアのバランス感覚というものが重要になってきている」とも述べています。
政治家や行政がメディアを介さずSNSで直接情報を発信するケースが増えてきている、という背景を踏まえての問題提起でした。
Xで「批判の嵐」が起きた理由
発言の内容自体は、情報リテラシー(情報を正確に読み解く力)の観点からは理解できるものです。
では、なぜXでこれほどの反応が起きたのでしょうか。
批判の核心は「言っている人が誰か」という問題でした。
「偏向報道を繰り返してきたメディアが、SNSのデマを批判する資格があるのか」——そういう声が多数を占め、数千件のいいねを集める投稿が複数出てきました。
風刺的な漫画投稿が9000いいね超を記録したと報じられており、文章批判を超えてコンテンツとして広がったのが特徴的でした。
一方で「SNSのデマは本当に問題」という賛同の声もあり、賛否が入り乱れる状態でした。

SNS担当者にとっての「もう一つの視点」
ここで少し角度を変えてみます。
この出来事をSNS運用の視点で見ると、一つ興味深いことがわかります。
膳場さんの発言への批判が5000件を超えたというのは、発言への「反論コンテンツ」が大量生産されたということです。
SNSではこういう構造が頻繁に起きます。
「誰かが何かを言う → それに賛同・反論するコンテンツが量産される → 大量のエンゲージメント(反応)が生まれる」
企業やブランドがSNSで発信するとき、「反論される余地がある発言」は拡散力を持つ ということでもあります。
もちろん、批判コンテンツの主役になることはリスクでもありますが、この構造を理解しておくことは、SNS発信の戦略を考えるうえで役立ちます。
「デマ問題」はブランドにとっても他人事ではない
もう一点、SNS担当者として考えておきたいのが「デマ対策」です。
今回の件で改めて浮かび上がったのは、「SNS上の情報が一次確認なしに広がるスピード」の問題です。
企業の場合、自社ブランドに関する誤情報がXで拡散するケースは珍しくありません。
「商品に異物が混入している」「サービスが終了する」——こういったデマが広がったとき、公式アカウントからの素早い否定発信が求められます。
フィルターバブルの文脈でも、ブランドのSNS発信が「特定の属性の人にしか届いていない」という問題はあります。
多様な層にリーチするためには、コンテンツの種類や配信チャネルを意識的に広げることが必要です。
膳場さんが指摘した「バランス感覚」は、メディアだけでなく企業のSNS発信にも問われる視点かもしれません。
さらに深掘りしたい方へ
- サンモニ・膳場貴子「為政者がメディアを介さず発信」と現状の政権に懸念も、X上で議論起こった”報道のあり方”(SmartFLASH / Yahoo!ニュース)
- サンモニ膳場貴子「為政者がメディアを介さず…メディアのありようが今、問われている」問題提起(日刊スポーツ / Yahoo!ニュース)
まとめ
膳場貴子さんの発言がXで大きな反応を呼んだのは、「誰が言うか」という文脈と「反論しやすいテーマ」が重なったためでした。
SNSのデマ・フィルターバブル問題は現実に存在しますが、その指摘への受け取り方は発信元によって大きく変わります。
ブランドのSNS運用においても、「誰が・何を・どういう文脈で言うか」は常に意識しておきたい視点です。