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なぜ「イイじゃん」はバズり、「アオノオト」はバズらないのか

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年7月13日 更新
なぜ「イイじゃん」はバズり、「アオノオト」はバズらないのか

SNS総再生回数24億回。
M!LKの楽曲「イイじゃん」がTikTokで叩き出したこの数字を引き合いに、あるファンが投稿した一つの考察に、3,549件のいいねと16万件を超える表示が集まりました。
「今の時代どうしてもSNSでいかに一瞬で目に止まって耳に残るかが勝負」
この一文は、爽やかな新曲がバズらない理由を、身も蓋もなく言い当てています。

投稿したのは@kirokiro_27さん。
普段からM!LKの楽曲やダンス動画を熱心に紹介しているファンアカウントです。
今回はメンバーが力を入れて発表した最新曲「アオノオト」と、過去にバズった「イイじゃん」「好きすぎて滅!」を並べ、TikTokで広がる曲と広がらない曲の分かれ目を分析しています。

Xで広がった「なぜバズるのか」という考察

投稿の要点はシンプルです。
「イイじゃん」や「好きすぎて滅!」のようなインパクトの強い”爆裂系”の曲は一瞬で耳に残り、TikTok上で真似されやすい。
一方で「アオノオト」のような”爽やか系”の青春ソングは、じっくり聴くとよさが分かる一方、数秒で判断されるショート動画の土俵では不利になりやすい、という見立てです。

この考察には共感の声とともに、実際に「アオノオト」の魅力を語る投稿も相次ぎました。

投稿者自身も「アオノオトのMVは個人的にめちゃくちゃ泣けます」と続けており、バズるかどうかと曲の良さは必ずしも一致しないという前提のうえで分析していることがうかがえます。

別のユーザーは「バズらなかったけど、たまたま聴いて忘れられなかった」と、アオノオトについて語っています。
バズった曲と記憶に残った曲が必ずしも同じではないという指摘は、この考察に厚みを加えています。

なぜこの投稿がバズったのか

@kirokiro_27さんの投稿は、企業の公式発表ではなく、一人のファンによる個人的な分析です。
そのため今回は、一次情報で裏取りできる「事実」を確認したうえで、この投稿がなぜここまで広がったのかを整理します。

まず前提となる数字は実際に裏付けが取れます。
M!LKの「イイじゃん」はTikTokでの拡散をきっかけにSNS総再生回数24億回を突破しました。
2025年には結成10周年を迎えた同グループが紅白歌合戦に初出場するきっかけの一つにもなったと報じられています。
続く「好きすぎて滅!」もユニークな歌詞でSNS上の話題をさらったとされ、投稿者が比較対象に挙げた2曲はいずれも実在の”バズった実績”を持つ楽曲です。

投稿がここまで拡散した要因の一つは、投稿者が日頃からM!LKの楽曲やダンスを丁寧に紹介し続けてきたアカウントである点にあると考えられます。
単なる一時的な感想ではなく、複数の楽曲を横断して「なぜバズるのか」という構造を言語化しました。
同じくM!LKを応援するファン層はもちろん、TikTokのアルゴリズムや音楽マーケティングに関心がある層にも刺さる内容になったようです。
断定的な結論ではなく「〜だから分かる」という共感ベースの語り口も、押しつけがましさを感じさせず拡散されやすかった一因ではないでしょうか。

さらに深掘りしたい方へ

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Shiritomo編集部の考察

この投稿は、TikTokのアルゴリズムを直接分析したものではなく、あくまで一人のファンの体感による仮説です。
しかし「数秒で判断される場では、瞬間的なインパクトが有利になる」という指摘そのものは、SNS運用の現場でもよく語られる原則と重なります。
ショート動画のフィードでは、視聴継続率が最初の数秒で決まりやすい傾向があります。
じっくり型のコンテンツは離脱されやすいという指摘は、音楽に限らず商品紹介や企業アカウントの動画でも同じ構造で語られることが多いテーマです。

サカナクション「夜の踊り子」が14年越しにTikTokでバイラルになった事例と比較すると、今回のケースは新曲がまだそのタイミングを掴めていない段階の話だという違いがあります。
SNS担当者にとっては、「良い内容が必ずしもすぐには広がらない」ことを前提に、瞬間的なフックとじっくり伝える施策を使い分ける視点が参考になりそうです。

まとめ

「イイじゃん」がバズった理由を分析したファンの投稿は、TikTok時代のヒットの条件を身近な言葉で言い当てていました。
瞬発力のある曲と、じわじわ響く曲。
どちらが優れているかではなく、届け方の設計次第で結果が変わることを、この考察は静かに教えてくれます。