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旅行系YouTuberの公共マナー問題が話題に

shiritomo | AI・SNS・話題のテック情報メディア by Hashout編集部 @shiritomoAI_jp 2026年5月4日 更新
旅行系YouTuberの公共マナー問題が話題に

ゴールデンウィークのX(旧Twitter)を眺めていたら、ある投稿が目に止まりました。

「公共交通機関での撮影時、大声を控えてモザイクをかけてほしい」——旅行好き・ホテルマニアとして知られるヒルオジさんの呼びかけが、24時間で7000件以上のいいねを集めています。

背景には、電車内で大声をあげながら撮影を続ける旅行系YouTuberの映像がSNSで拡散されたことがあります。

「モザイクなし」「他の乗客への配慮ゼロ」という批判が広がり、クリエイターの撮影マナーをめぐる議論が一気に白熱しているようです。

Xで広がった「配慮して」の声

話題の起点は、ヒルオジさん(@hiruozi_hotel35)が2026年5月2日に投稿した呼びかけです。

内容はシンプルで、公共交通機関での撮影時に「大声を控える」「他人の顔にはしっかりモザイクをかける」という2点を旅行系YouTuberに求めたものでした。

旅行者やSNSユーザーの間で大きな共感を呼び、「ここは観光スポットではなく、みんなの生活空間です」という一文がとくに多くのリツイートを集めています。

「電車で撮影するなら最低限の配慮があるべき」「マナーがなければコンテンツの質以前の問題だ」——そんな声が続々と上がっています。

批判はさらに広がり、ライブ会場や人気スポットの行列での「無許可撮影」問題も同時に話題になりました。

「感動シーンで他人の顔が映りっぱなし」「チケットなしで敷地外から無理やり撮影する」といった具体的な事例が次々と語られています。

一方で弁護士の福永活也氏は「公共の場での偶然の写り込みは法的には問題になりにくい」と指摘しており、ルールとマナーの違いも議論の焦点のひとつになっているようです。

法律とマナー、どこが線引きなのか

気になって調べてみると、日本では「肖像権(しょうぞうけん)」、つまり自分の顔や姿を無断で撮影・公開されない権利は、明文化された法律が存在しないことがわかりました。

福永活也氏によると、公共の場での偶然の写り込みは法的には問題になりにくいとのことです。

ただ、それは「映してもいい」とは別の話ではないでしょうか。

視聴者からの信頼を守るためにも、マナーとしてのモザイク処理は強く推奨されています。

一方、騒音については迷惑防止条例(公共の場での迷惑行為を規制する都道府県ごとの条例)が適用される可能性があります。

電車内やショッピングモールでの継続的な大声撮影は、場合によっては条例違反となりうるかもしれません。

実際、プロ・アマ問わず意識の高いクリエイターはすでに対策を取っています。

撮影施設への事前許可申請、顔へのモザイク処理、撮影中の声量コントロール——これらが「当たり前」として定着しつつあるようです。

「映ってしまった人が後で見て傷つくかもしれない」という視点が、コンテンツ倫理の出発点ではないでしょうか。

誰でもスマホで動画を撮ってSNSに上げられる時代、どこまでをルールとしてクリエイターに求めるかは、簡単に答えが出る問いではありません。

「旅系クリエイターだけが特別厳しく見られるのか」という反論もあり、議論はまだ続いています。

さらに深掘りしたい方へ

おわりに

「撮影してもいい」と「配慮しながら撮影する」は、まったく別のことです。

フォロワーを増やすためのコンテンツが、思わぬかたちで誰かを傷つけていないか——SNSで発信するすべての人が問い直すべき課題が、GWのXで改めて浮き彫りになりました。