「三つ折りスマホのいいところ、これだよ」——日本未発売のHuawei Mate XT、2年越しの購入に1万2000いいね
「三つ折りスマホのいいところ、これだよ」。
そんな短いコメントとともに投稿された動画に、いいね1万2000件、表示回数530万回を超える反応が集まりました。
投稿者は、Huawei Mate XTという三つ折りスマホを実際に購入したテックライターのはやぽんさんです。
日本では正規に販売されていないこのスマホが、なぜこれほどの反響を呼んだのか。
スマホの折りたたみ技術がどこまで進んでいるのか気になる方には、判断材料になりそうな話です。
実機の写真と公式発表の情報から確かめてみました。
先に結論をまとめると:
– Huawei Mate XTは2024年9月に中国で発売された、世界初の商用三つ折りスマホです。
日本では正規販売されていません
– 閉じると6.4インチのスマホ、片側だけ開くと7.9インチ、全開すると10.2インチのタブレットに変わる構造と、298gという軽さが支持されています
– 中国での価格は19,999元〜23,999元(約40万〜48万円)、海外版は3,499ユーロ(約55万円)と高額で、日本での入手は個人輸入が中心です
X上の反響——「これだよ」の一言に集まった1万2000いいね
最初にこのスマホについて投稿があったのは、8月15日昼前のことでした。

はやぽんさんは「2年前にわざわざ深センまで実物を見に行ったくらい衝撃的なスマホが、割と現実的な値段で買えるようになったのでお迎えしてきた」と綴りました。
閉じた状態と開いた状態、それぞれの実機写真も添えられています。
フレームには「HUAWEI」「ULTIMATE DESIGN」の刻印が入り、開くとタブレットに近いサイズの画面が現れます。
2年前にわざわざ深センまで実物を見に行ったくらい衝撃的なスマホが、割と現実的な値段で買えるようになったのでお迎えしてきた。
— はやぽん (@Hayaponlog) 2026年8月15日
Huawei Mate XTというスマホです。特徴は10型クラスの画面を3つに折りたたんで簡単に持ち運べることです。
やっぱいいわこれ。デバイスの形状がエロい pic.twitter.com/Y5WPyzZw31
この投稿自体にも726件のいいねが集まりましたが、反響が跳ね上がったのは同日午後、動画付きで投稿された続報でした。
「三つ折りスマホのいいところ、これだよ」という短いコメントの動画には、投稿から半日足らずで1万2000件を超えるいいねと、231件の引用ポストがつきました。
ただ、この数字だけを見ても、なぜここまで支持されたのかは分かりません。
実機のスペックと、日本で手に入れる方法を調べてみました。
調べて分かったこと
なぜ「日本未発売」なのに手に入ったのか?
Huawei Mate XTは2024年9月20日に中国で発売されました。
その後2025年2月にはグローバル版が発表され、マレーシアや香港など一部の国・地域で販売が始まっています。
ただし、日本での正規販売は2026年8月時点でも確認できていません。
今回の投稿者も、以前に深センを訪れた経緯から、現地での個人的な入手だったとみられます。
国内でこの端末を手に入れるには、並行輸入や海外での直接購入といった非正規のルートに頼らざるを得ないのが実情です。
スペックはどうなっているのか?
ディスプレイは、完全に折りたたむと6.4インチのスマホサイズ、片側だけ開くと7.9インチ、全開すると10.2インチのタブレットサイズに変化します。
ヒンジは内側・外側の両方向に折れる構造で、三つ折り状態での最薄部は3.6mmとされています。
本体重量は298グラムで、10インチ級の画面を持つ端末としては軽量です。
カメラは5000万画素のメインカメラに1200万画素のレンズを2つ組み合わせたトリプル構成。
バッテリーは5600mAhで、66Wの有線急速充電と50Wのワイヤレス充電に対応しています。
OSは中国版がHarmonyOS 4.2で、Googleのアプリやサービスにはあらかじめ対応していません。
ここは、購入を検討するうえで見落とされがちなポイントです。
価格は中国国内向けで、メモリ16GB・ストレージ256GBのモデルが19,999元(約40万円)、最上位の1TBモデルが23,999元(約48万円)。
グローバル版はメモリ16GB・ストレージ1TBの1モデルのみの展開で、3,499ユーロ(約55万円)です。
いずれのモデルも、一般的なハイエンドスマホの2〜3倍の価格帯にあります。
高額でも欲しくなる理由は何か?
はやぽんさんの投稿を読むと、購入の決め手は「価格が現実的になったこと」でした。
2024年の発売直後は転売による価格の高騰も報じられており、当時は手が届く水準ではなかったようです。
それから2年、公式の価格帯そのものは大きく変わっていないものの、「割と現実的な値段」という感覚に変わったことが、購入の後押しになったとうかがえます。
続報として投稿された動画への反応を見ると、開閉のギミックそのものに惹かれたという声が目立ちます。
三つ折りスマホのいいところ
— はやぽん (@Hayaponlog) 2026年8月15日
これだよ https://t.co/kvwCzj10OQ pic.twitter.com/rcEFcaCWu7
引用ポストの中には「動作が重いとか言ってる人いるけど、三つに折れる。
そのロマンだけでもう満点」という声もあり、実用性より「三つに折れる」という構造自体が支持を集めている様子がうかがえます。
Shiritomo GADGET編集部の考察:「様子見してから買う」が輸入ガジェットの新しい型に
今回の投稿で印象的だったのは、購入までに2年かかっている点です。
発表直後に飛びつくのではなく、価格や実機の評判が落ち着いてから動く。
このスタイルは、海外ガジェットを個人輸入で楽しむ層に共通する行動パターンに見えます。
Galaxy Z Fold8のように国内キャリアが大々的に売り出す折りたたみスマホと違い、三つ折り機種は今のところ輸入が前提の存在です。
ただ、Samsungも2025年12月にGalaxy Z TriFoldを投入したものの、品薄のまま2026年3月には早くも終売がアナウンスされており、今回の引用ポストにも他社の三つ折り機種と比較する声が上がっていました。
三つ折りは一部の輸入マニアだけの関心事ではなくなりつつあります。
数年のうちに主要メーカーが揃って参入すれば、「現実的な値段」の基準自体が下がっていくのではないでしょうか。
まとめ
日本では正規販売されていないHuawei Mate XTですが、2年越しの購入報告と実機動画がきっかけとなり、Xで大きな反響を呼びました。
価格や入手ルートのハードルは高いままですが、三つ折りというジャンルそのものへの関心の高さがうかがえる出来事だったといえるでしょう。
さらに深掘りしたい方へ
Huawei Mate XTのグローバル版発表の詳細は、PC Watchの記事で確認できます。
国内での価格や発売の経緯については、ITmediaの記事にまとまっています。
