「10年かけた」——『The Witness』開発者の新作、1000問超のパズルが10月8日に上陸
待望のはずなのに、語られるのは「開発10年」という数字だ。
2016年発売の『The Witness』以来、沈黙を守っていたJonathan Blow氏率いるThekla Inc.の新作情報が、2026年8月18日についに動いた。
タイトルは『Order of the Sinking Star』。
10月8日、PC(Steam/Steam Deck)、Nintendo Switch 2、PlayStation 5で同時発売されることが正式発表された。
パズルゲームの話題で必ず名前が挙がる『The Witness』の開発者が、次に何を作ったのか——発表内容を確認してみた。
先に結論をまとめると:
– 『Braid』『The Witness』のJonathan Blow氏率いるThekla Inc.が約10年がけで開発した新作パズルアドベンチャー。
発売元はArc Games
– 4つの異なる世界が合流していく見下ろし視点の探索型パズルで、収録パズル数は1,000問超。
全問クリアには500時間以上を要する規模
– 10月8日にPC(Steam/Steam Deck)・Nintendo Switch 2・PS5で同時発売。
Steamでは体験版が公開中で、セーブデータは製品版に引き継がれる

発表直後からゲームメディアが反応
告知が出るとすぐ、国内のゲームニュースアカウントが揃って速報を出した。
『The Witness』開発者による新作『Order of the Sinking Star』が10月8日に発売決定。PS5、PC(Steam)、Nintendo Switch 2向けに展開https://t.co/ZQdbXDVdzt
— 電ファミニコゲーマー (@denfaminicogame) 2026年8月18日
10年かけて開発されてきた見下ろし視点のパズルゲーム。1000個以上ものパズルが収録された広大な世界を、数百時間にわたって楽しめる pic.twitter.com/hESiQL82Xb
【ニュース】『The Witness』開発者が“10年かけた”新作『Order of the Sinking Star』10月8日に満を持して配信へ。広大世界に1000以上の「生きたパズル」が待ち受けるhttps://t.co/FWHz881jn4 pic.twitter.com/IDpwbe9dqv
— AUTOMATON(オートマトン) (@AUTOMATONJapan) 2026年8月18日
どちらの投稿も「10年かけて開発」「1000個以上のパズル」という点を見出しに据えている。
添えられていた画面写真には、俯瞰視点のマップが写っており、”The Hearty Heroes of Hauling”(誠実な運び屋の英雄たち)、”The Promise”(約束)、”The Mirror Isles”(鏡の島々)、”Skipping Stones”(水切り石)といった名前の異なる領域が、1枚の地図の上でつながって表示されている。
別々に見える4つの世界が、最終的に1つの盤面として合流するというのが本作の核になっているようだ。
調べて分かったこと
なぜ「10年」もかかったのか?
Thekla Inc.は『The Witness』発売の2016年から、次回作の開発に取りかかっていたとされる。
海外メディアの報道によれば、本作は当初から「4つのファンタジー世界が最終的に1つに収束する」という壮大な構成で企画されており、パズルの数と世界同士のつながりを両立させる設計に、それだけの年月がかかった格好だ。
Jonathan Blow氏はこれまでも寡作で知られる作家性の強い開発者であり、今回も規模を優先して時間をかけた可能性が高い。
実際どれくらいのボリュームなのか?
海外メディアの報道では、収録パズル数は1,000問を大きく超えるとされ、通常ペースでクリアするだけでも250時間前後、すべてのパズルを解き切るには500時間以上かかるという。
プレイヤーは複数のヒーローを切り替えながら、4つの世界を行き来して謎を解いていく構成だ。
すでにSteamでは体験版が配信中で、ここでのセーブデータは10月8日の製品版発売後もそのまま引き継がれる。
じっくり作り込まれた序盤を先に確かめられる作りは、長時間プレイを前提とした本作らしい配慮と言えそうだ。
Shiritomo GAME編集部の考察
『The Witness』は、謎解きの答えそのものより「見え方が変わる瞬間」を体験させるゲームとして高く評価された作品だ。
今回の『Order of the Sinking Star』が「4つの世界が1つに合流する」という構成を取っているのは、単なるボリューム稼ぎではなく、その系譜を引き継ぐ狙いがあるように見える。
個々のパズルを解く行為そのものより、世界と世界のつながりに気づいた瞬間の驚きを、1,000問という規模でどう積み重ねるかが本作の勝負どころになりそうだ。
500時間という数字は一見すると「遊びきれるのか」という不安を誘うが、体験版とセーブ引き継ぎを先に用意した点からは、購入前に「自分に合うペースか」を確かめてほしいという開発側の意図が読み取れる。
寡作な作家の新作だからこそ、発売日の情報だけでなく、この体験版を実際に触った人の反応が今後の評価を左右しそうだ。
まとめ
『Order of the Sinking Star』は、『The Witness』から10年を経てようやく姿を現した、規模も気合いも段違いの新作パズルアドベンチャーだ。
10月8日の発売に向けて、体験版の反応にも注目しておきたい。